PC のハードウェアは春に電源を高級品に入れ替え,メモリを 64GB に増設しただけです.今年は Intel の新世代 CPU に換装したいとも考えていたのですが,Intel CPU の性能向上が足踏み状態なため,どうしたものかと思案中です.
仕事で流体計算を行う機会が増えたのですが,自宅のパソコンでやろうとするとたちどころに役不足が露呈してしまいます.しかし将棋の藤井聡太君のように AMD Threadripper Pro を搭載したワークステーションを新調しようとすると,どんなに安く組んだとしても 100 万円は超えてしまうので「ジジイが趣味に使う金額としては大き過ぎるんでねぇの?」と頭の片隅に住んでいる良心のつぶやきが聞こえてきます.
OS に関しては Windows 11 を使い続けており,特に大きな不満はありません.また最近は Windows 上で Linux の仮想マシンを動かす WSL2 が洗練されて使いやすくなったので,仕事でも趣味でも大いに活用しています.例えば TeX に関しては最近は完全に WSL2 上で TeXLive を使うように移行してしまいました.強力なエディタ VS Code との相性も非常によく考えられています.これはマイクロソフトの近年最大の功績として称えられるべきでしょう.グラフィックスの互換性をもうちょっと洗練させてくれれば,もう Linux マシンを別に持つ必要はないとも言えます.
仕事では主に Python でスクリプトを組んでいます.CAD や 流体計算のアプリケーションソフトでも Python API を備えたものが増えているので,この傾向はしばらくは止められないでしょう.私自身は機械学習などのプログラミングから距離をおいているのですが,今の AI ブームが続く限りは Python の天下が続くのでしょう.機械学習の理論を理解していなくても,数行書くだけで機械学習のプロセスを走らせることができるので,乱用されないか心配ではあります.
という結果になります.つまり,電池だけで 1069 kg の質量を占めることになります.全機質量(ペイロード含まず)が 1815 kg なので,残りの 746 kg で機体 (airframe) とモーターやインバーターを備えなければなりません.モーターは 1 台あたり最低でも
P_ind / (6 * 0.70) = 71.1 kW
の軸出力が無ければなりませんが,そのようなモーターの質量は少なくとも 50 kg はするはずです.するとモーターだけで 300 kg を使うことになります.残りの 446 kg でインバーターと機体を作ることができるかというと,私は非常に悲観的です.そしてこれはペイロードがない場合の話です.
この機体の定員はパイロットを含めて5人です.人と荷物の質量で一人当たり 80 kg は必要だと思われるので,ペイロードは 400 kg 程度のはずです.すると上記の見積もりよりもさらに大きな誘導パワーが必要になるので,より大きな質量の電池モジュールやモーターが必要になり,ホヴァリングだけで電池容量の少なくない部分を使い切ってしまいます.
結論として,私はこの機体が乗客を乗せて航続距離 241 km を飛ぶのは非常に難しいのではないかと評価せざるを得ません.空港から市街地までのような短距離の輸送に限定されるのではないでしょうか?むしろそのほうが空飛ぶタクシーという名にふさわしいと思います.
ところが出版されたのは何と印刷製本された紙の本だけ.一体 Excel のワークシートや XML 版のデータベースはどうしたのでしょう?世界のチェックリストはとうの昔に電子データのみの提供に移っているのに.これでは使い勝手が悪くて実用に供されないのではと心配になります.ひょっとすると,まず印刷製本されたものを売って費用を回収してから電子データを提供するつもりかもしれません.
今回のチェックリストには,25 の目,91 の科,299 の属,681 の種,439 の亜種が収録されています.これらを忠実に反映させ,さらに目録に記載されている通し番号と,目録中のページ番号もデータフィールドに加えました.またIOC List との大きな差異がある場合はコメントを追記しました.
ちょっと気になったのは命名者表記です.命名者に同姓の人物がいる場合はイニシャルを追加して区別できるようにするのが普通なのですが,イニシャルが付いている命名者は皆無でした.従って,Charadrius placidus イカルチドリの命名者は IOC List だと Gray, JE & Gray, GR, 1863 なのですが,日本鳥類目録では Gray & Gray, 1863 とだけ書かれています.JE Gray とは John Edward Gray というイギリスの動物学者.GR Gray はその弟の鳥類学者 George Robert Gray です.博物学者には兄弟や親子の例が多いので区別は必要なはず. ご多分に漏れず彼らの父親 Samuel Frederick Gray は植物学者でした.
辞書ファイルのエンコーディングは UTF-8 と Windows-31J (SJIS) で,前者が正版,後者は簡略版です.理由は後者では命名者表記に含まれるウムラウトやアクセントを最も近い文字に簡略化しているからです.またこの改訂に合わせてユーザーズガイドも改訂しました.これらのファイルは Microsoft One Drive 上に設けた専用フォルダからダウンロードできます.それには,このブログ右側のコラムの最上段の Archive の中の Japan Bird List Archive をクリックしてください.そうすると One Drive のフォルダに入ることができますので,あとは適当に選んでダウンロードしてください.
ここにきてようやく,地元の JA はネオニコチノイド系農薬の使用を段階的に減らしていくという方針を打ち出しました.遅きに失した感はありますが,湿地の生き物が復活してくれることを祈っています.カメムシに食われて茶色の斑点が出来ても,私はお米を食べ続けようと思います.そういうコメが現時点で流通に乗るとは考えにくいのですが,これは慣れの問題に過ぎないと思うので.
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