2012/01/22

IOC World Bird Names Draft 日本語版 v3.0fjp1 Released

つい先週末に IOC の World Bird Names の最新版 v3.0f に対応する日本語版を v3.0fj としてリリースしましたが,若干の亜種が記載漏れだったことが判明しましたので,v3.0fjp1 としてパッチレベルのリリースを行いました.

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Refsort/Ruby v2.41 Released

昨年末のクリスマスイブに改行コードに関する修正を施した v2.40 をリリースしたばかりなのですが,非常にマイナーな改良として,入力ファイル指定の例外処理を修正した版を v2.41 としてリリースしました.

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2012/01/21

Dale Ann Bradley 新アルバムプロモーションビデオ

以前にこのブログで紹介したブルーグラスの実力派おばちゃんの Dale Ann Bradley の新作アルバムのプロモーションビデオがアップされていましたので紹介します.

この人の歌声の特徴は,日本のベテラン演歌歌手と同じく,とにかく基本がしっかりしていて安定感がある,しかもその基礎の上に,小節を効かせた情感表現が控えめながらもしっかりと乗っているので,実に安心して聴いていられる,ということに尽きると思います.この人とだったら,様々な若手のミュージシャンもコラボレーションし易いはずです.

その証拠に,女性バンジョーイストの Alison Brown や,超若手のマンドリニストの Sierra Hull とのコラボレーションも収録されているようなので,実に楽しみ.

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2012/01/15

IOC World Bird Names Draft v3.0f Released

直前の投稿でお知らせした IOC世界鳥類リスト v2.11 と同時に,それと整合性を取る形で,亜種名を含む野心的な試み Draft v3.0 系列も v3.0f にアップデートされました.前回のリリースは v3.0d だったので,v3.0e はどこへ行った?と思うのですが,リリース直後に修正が必要になって引っ込めたのではないかなぁ?

まだまだ生息地やノートの情報が未収録の亜種がたくさんあるのですが,かなり埋まってきたという印象です.今年の3月,もうあと3か月程度で,この v3 系列が新しい正式なリストになるそうですから,これから相当追い込みの作業が発生するのではないかと思います.

さて,この新しいリストに合わせた Refsort/Ruby 用の辞書ファイルのオリジナル英語版と日本語版をそれぞれ "ioclist_v30fu.ref","ioclist_v30fju.ref" としてリリースしました.収録総数はそれぞれ,31,475種・亜種,31,563種・亜種です.日本語版にはオリジナル版には未収録の日本周辺の亜種を加えています.

文字エンコーディングはいずれも UTF-8 のみです.理由は,ヨーロッパ言語のウムラウトやアクセントを含む文字が多用されており,Windows-31J で対応するには限界があると判断したためです.IOC の文字に対するポリシーがこの線で確定するのであれば,今後は UTF-8 を全面的に使わざるを得なくなると思います.

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IOC World Bird Names v2.11 Released

IOC が定期的に改訂している(*1, *2世界鳥類リストの最新改訂版が新年早々に出ました.今回の改定は,v2.11 で,おそらく v2 系列としては最後のものになると思われます.というのも,2012年3月には,これまでドラフトの扱いでベータ版を出し続けていた v3 系列が正式の系列として取って代わると予告されているからです.

今回の v2.11 に含まれる種は 10,474 種.前回の v2.10 に含まれる種が 10,466 種でしたから,わずか 8 種しか増えておらず,差は小さい,と思ったら大間違い!例によって,属名の変更を伴う大幅な異動が行われており,特に日本人にとってもなじみの深い "ウグイス類","セッカ類","センニュウ類","ムシクイ類" などの属名が変更されているので,ショックを受ける人が多いかもしれません.

さて,この新しいリストに対応した Refsort/Ruby 用の辞書ファイルのオリジナル英語版と日本語版をそれぞれ "ioclist_v211.ref", "ioclist_v211j.ref" としてリリースしました.文字エンコーディングはそれぞれ Windows-31J と UTF-8 の両方を用意しましたが,オリジナル版では,ヨーロッパ言語のウムラウトやアクセントが含まれており,これは UTF-8 版でのみ正しく再録されています.Windows-31J 版では,最も近い文字(例えば,à -> a),または ? マークで置き換えらえれいますので,ご注意ください.

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2012/01/09

冬空に映える猫

年末年始の寒い時期でも,ありがたいことに日中は十分に日差しがあるので,わが家の猫は出窓に陣取ってひなたぼっこです.この猫をどのようなアングルと視点で切り取ったら絵になるのか試行錯誤をしてみたのですが,下から見上げるアングルが良いと気づきました.私のカメラの液晶モニタはカメラ本体に固定なので,絵を確認しながらの撮影はやり辛いのですが,何度か撮るうちに次第に良くなってきました.

Nonta_2012027m

ただし,猫の白い毛は露出合わせにとっては大敵.いとも簡単に白トビしてくれます.かといって露出を抑え気味にすると,今度は頭部や背中の黒い毛が黒ツブレしてしまいます.デジカメの撮像素子も,もっと広いラティテュードが欲しいと思うのは私だけではないでしょう.

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2012/01/08

子供時代に戻ってわくわくしながら楽しめる秀作

マルセル スペシャルエディション [DVD] - フィリップ・コーベール(出演),ジュリアン・シアマーカ(出演),イブ・ロベール(脚本)

久しぶりにフィルムのレビューをしましょう.この作品は,年末に放送を半分だけ見て,年が明けてから録画しておいたものを全編を通して見直したものです.あまり期待せずに見始めたのですが,あまりの楽しさに再び観ようと録画を消さずにとってあるほどの秀作.

ベル・エポックのフランス南部.若い夫婦たちの人生の楽しみ方と,その子供たちの天真爛漫な成長物語が非常にうまく描かれています.まずは脚本が素晴らしい.小さな子供の目から見た家族や周辺の人々,そしてプロヴァンスの野山が,実に生き生きと描かれています.所々に散りばめられた小さなエピソード群が非常に巧く,質も量も適量です.また,気分が悪くなるような事件や事故,不幸などが出てこないため,安心して全編を楽しめます.

子役がまた素晴らしい.別荘で夏休みを過ごしたときの子役は非常にハンサムな男の子で,まるでリバー・フェニックスを思い起こさせるほど.演技も非常にうまいです.その親友となる地元の子を演じた子役も,これまたうまいですね. "スタンド・バイ・ミー" (*1) がどちらかというと私たちのような "悪がき" の成長物語として絶大な郷愁を誘うに対して,この作品はもっと上品で天真爛漫な子供たちのわくわくドキドキ物語なので,物足りなさを感じる向きもあるでしょうが,これはこれで十分に主人公たちに感情移入して楽しめます.特に,父を思う息子の気持ちが非常によく描かれているのが特徴です.

大人たちを演じた俳優たちも素晴らしいです.ベル・エポックの時代のフランスの豊かさ,自信,人生を楽しむ前向きな健全さ,などを全身で演じています.

さすが映画の国の名門 Gaumont 社の作品だけに,撮影は実に手慣れたもので,建物,家屋,衣装,様々な小道具などを含めて申し分ありません.前半は小学校の授業のシーンが多いのですが,先生が板書するアルファベットの筆記体が実に美しく,この時代はこのような美しい字体を皆が学び,書いていたのかと思うと,フォント・マニアとしてわくわくしながら楽しみました.

私が放送を録画して見たのは "マルセルの夏" ですが,この DVD には "マルセルのお城" という作品も収録されています.こちらも観てみたいと思います.

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2012/01/07

まずは平穏に明けた2012年

昨年末から新年にかけて,日本列島はほぼ連続して寒気の南下に見舞われ,日本海側では吹雪と大雪,太平洋側でも寒い日が続いています.しかし,世の中全体としては,今年の新年はおおむね平和に明けたと言ってもよいでしょう.

私の今年の新年はほぼ例年通りでした.地元の料亭に注文しておいた地元食材・地元料理のおせち料理を食べ,日本酒をたらふく飲み,そして届いた年賀状を一枚一枚堪能し,近場を家族とドライブ.

Hitachifudokipark_jan2012029m

幅広い時代の古民家を復元して集めた公園があり,そこで面白い古民家をいくつか発見したのですが,残念ながら三が日は休園していたので,外から写真を何枚かとることが出来ただけでした.全面土壁茅葺屋根の建物はあまり見かけない気がしますが,いかがでしょう?

Hitachifudokipark_jan2012046m

同じ公園の中には,このような巨大な獅子頭も設置されていました.

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2012/01/01

謹賀新年2012

新年明けましておめでとうございます.お元気でお過ごしでしょうか?

昨年は本当にいろいろなことがあり,私自身にとっても激動の一年だったので,書きたいことがたくさんあります.例年にならって昨年一年を振り返り,今年一年の希望を書いてみたいと思います.

まずは何と言っても東日本大震災でしょう.私が茨城県中部に出張したおりにこの強い地震に見舞われたことは,その直後にこのブログでも "避難所からようやく帰宅しました" として紹介したとおりですので,ここでは重複は避けます.

Springhome_mar2011042m

この震災で揺れによる建物の倒壊などがほとんど無かったことは,実に不幸中の幸いでした.震源が陸地から遠かったこと,耐震工学分野でキラーパルスと呼ばれる1-2秒程度の周期の揺れが弱かったこと,そもそも日本の建物の耐震性能が優れていたこと,など様々な原因が語られていますが,このあたりの分析をしっかりとしておいてもらいたいと思います.日本のメディアは津波と原発のような "絵になる" 報道しかしないものですから,このような地味な話題はほとんどありません.しかし,日本のどこかで必ず起きる次回の震災で,建物のがれきに埋まった大勢の人々を助けたくても,近くで原発が放射能漏れを起こして近づけないという事態は十分に考えられます.そのようなことが無いようにするにはどうすればよいか,今から全力で知恵を絞らなければならないことは言うまでもありません.

原発事故については,このブログで "想定外は工学では最も重い罪" と題して一文をしたためたところ,これが Twitter で紹介されて読者が急に増えたようで,何と一日で 15,000 Visits を達成するという快挙?を成し遂げました.(なお,このブログのカウンターは,一つの IP アドレスから一日に何度アクセスがあってもそれは 1 Visit としかカウントしない仕様にしています.)

Aroundhome_apr2011044m

震災に関して,これまで書いていないことを敢えてここで書くとすれば,震災直後のガソリン不足のことでしょうか?東北から関東まで広い地域の人々にとって,強い余震の再来や不安定な状態の原発は非常に危険なものと感じられました.そのために皆が買いだめに走ったのです.特に原発の状態如何によっては,安全な土地まで自力で避難しなければならず,従って自分の車に十分なガソリンを入れておく必要がある,と感じたはずです.このために,水と簡単な調理で食べられるものがまず店の棚から消え,そしてガソリンも大幅に不足するようになった,ということではないかと思います.

私の場合,避難所から歩いて帰宅する途中で家人に車で迎えに来てもらったために,車には半部程度のガソリンしか残っていませんでした.その後ガソリンが調達できなかったため,震災翌週,翌々週と,買い物は徒歩でできる範囲に限ることにせざるを得ませんでした.また,電車が最寄駅まで来ておらず,そのため 10km ほど都心寄りの駅まで毎日行き来する必要があったのですが,それにも自家用車を使わずタクシーを使ったりしました.

Aroundhome_apr2011091m

メディアではほとんど取り上げられなかった(わざと取り上げられなかった)私たちの内なる心理,それは原発の放射能からいかにして逃げるか,そのためには絶対にガソリンが必要,というものだったと思います.都心からある程度離れた関東地方,また東北の広い範囲では,人々の移動の基本は自家用車です.そして車はガソリンなしでは動かないという単純な理屈が,ガソリン不足に拍車をかけたのだと思います.

では,鉄道が主な移動手段の人たちはどうしたのでしょう?震災翌週,翌々週の首都圏の電車で見かけたのは,大きな荷物を持った大勢の旅行者です.特に東京駅発の東海道新幹線は,西へ避難するふうの人々で混雑していました.私の住む団地でも,九州まで避難してしまった人がいます.どうなるかわからない原発,計画停電,断水,物不足と,住みにくい関東地方を一時離れようという人々は大勢いましたし,私もその気持ちは十分に理解できます.


さて,原発近くの高濃度汚染地域は別として,千葉県や茨城県のホットスポットと呼ばれるような地域での年間被ばく量は約 2mSv ほどです.私の自宅周辺もこの程度.これは日本の放射線業務従事者に課せられている被ばく限度である5年間平均 20mSv/年 より一桁程度少なく(単年で 50mSv を越えないという短期基準値もある),自然放射能の世界平均値 2.4mSv と同程度なので,自然放射能が2倍になったと考えるとよいと思います.これを大きいとみるかどうかが議論の分かれ目になります.私はこの程度の数値ではあまり神経質になる必要はなく,長期的に居住していたとしても,放射線被ばくによる影響は他の健康リスクに埋もれて判別できない程度ではないかと判断しています.

Takasakiforest_apr2011101m

ちなみに,胸部の CT 撮影による被ばく量が 7-8mSv と言われているので,病院で1回の CT 撮影を受けるとことでホットスポットの年間被ばく量は容易に超えます.やはり CT は安易に受けるべきではありませんね.長期喫煙者の発がんリスクを被ばく量に換算すると,これら数 mSv どころではなく,二桁程度大きな数値になるそうですから,タバコは直ちに禁止すべきという結論は容易に導き出せます.本人だけに影響が及ぶのであればまだしも,受動喫煙の被害を受けている周囲の人たちのことを考慮すると,喫煙者はさしずめ歩く放射性がれきです.

今回の震災は,多大な犠牲の代償として,実に様々な教訓を私たちに残しました.願わくば,長い時間がかかってもよいので,既得権や過去の常識に捕らわれず一つ一つの教訓を実行に移していく,そのような政策や行動規範が保たれるよう願っています.


Detroit_and_newyork_jan2011181m

昨年も一昨年同様に海外出張を多くこなしました.しかし,4月頃までの空港は旅行者が少なく,成田羽田も閑散としたものでした.これは,私の勤務先だった秋葉原も同様で,あれほど外国人観光客,特に中国人がひしめいていた秋葉原も,震災後数ヶ月は外国人観光客の姿は非常にまばらでした.その後徐々に観光客が戻ってきて,つい最近の年末の時点では,ほぼ一年前の活況を取り戻したと言ってもよいと思います.

昨年は,アメリカには 5,6 回は行ったでしょうか,しかし,ほとんど同じ都市に行くだけだったので新鮮味はなく,季節ごとのわずかな変化を楽しむだけになってしまいました.しかしそれだけに,地元で人気の MLBAFL のチームのグッズをお土産に買ってくるなど,その地域への理解が深まりました.

Milwaukee_jun2011029m

この一年間はアメリカにとってはあまり良い年ではなかったような気がします.オバマ政権になっても継続された海外への派兵はようやく収束の目途が立ちましたが,景気は上向かず,また国内政治も閉塞感が漂っているように見えます.債務上限問題での議会の動きは目に余るものがありました.ウォール街へのデモはメディアの耳目を集めましたが,しかしそれは中東のジャスミン革命のような大きなうねりにつながることはなく,単に様々な不満を持つ雑多な人々が現状への不満をアピールするだけの場になってしまったことは大変残念です.しかし,経済格差の問題は社会の安定性にとっては極めて重要な問題で,ようやくアメリカでもそのことが正面から取り上げられるようになったことは一つの変化点だと思います.この先,アメリカがどのように自己変革を遂げていくのか,日本自身の姿と対比させながら見守り続けることになると思います.


実は,私自身の仕事の上では昨年末に大転換が起こりました.それまで勤めていた会社から,その孫会社へ転属する辞令を受けたのです.仕事の内容については連続性があり,それまでやってきた仕事を孫会社に移して継続することになっています.しかし,歴史も文化も価値観も異なる会社に移るのですから,そうすんなりと行くはずがありません.ここ1か月ほどは,仕事をどのようにして移管するのか,その準備に追われてきました.

私は,会社を替わることにはある程度慣れている自信があるのですが,それでも20年近く勤めてきた会社から全く別の会社に移るのは不安が残ります.幸いなことに,新しい職場までは何とか通勤できる距離なので,単身赴任などの不便なことは免れました.しかし通勤時間は伸びるので,あまり喜んでもいられません.新年早々,新たな職場で新しい人たちと仕事をすることになるのですが,ストレスの管理に気を付けていきたいと思います.


昨年は健康面ではおおむね良好でした.一昨年のような尿路結石に苦しむこともなく,ほぼ順調だったと言えると思います.年に一回受信している成人病健診でも,特に悪いところは見つからなかったので,この調子で歳を重ねていけないものかと思います.

しかし,老化は着実に進んでいるので,体のあちこちに加齢の影響を感じます.最近特に感じるようになったのは視力です.もともと左右の視力に大きな差があったのですが,昨年は乱視がひどくなり,また飛蚊症もさらに進んできました.また,ひざの関節痛はもう完全に日常のものになり,毎日の通勤で不便を感じています.困ったものです.

今年も何とか大きな不具合を起こさずに過ごしたいものです.皆さんはいかがお過ごしでしょうか?


このところ趣味のうちで最も入れ込んでいる写真は,震災直後に新しいカメラを手に入れ,これでようやくフォーカス精度や露出で悩まなくて済むようになりました.小型で,ちょうど私の手にぴったりくる大きさなので,両手でカメラを包み込むようにして持つと,なかなか快感です.

Nonta_2011092m

また,ボディとセットで購入した高倍率ズームレンズに加えて,昨年はこれまで欲しいと思っていた単焦点レンズを2本も購入.これで単焦点レンズは5本になり,ズームレンズと合わせて表現の幅がぐっと広がりました.昨年購入した単焦点レンズのうち,43mm というレンズの描写力には不思議なものがあります.なぜか妙に立体感を表現することが出来て,柔らかい光の下で撮った花などには,非常になまめかしい色気を感じるので気に入っています.

Summerhome_jun2011022m

昨年は一昨年よりは週末の自由時間が増えたのですが,皮肉なことに秋口までは週末に限って良い天候が得られませんでした.秋が深まるにつれてようやく撮影日和の週末が増えたので,一昨年も訪れた建設中の東京スカイツリーを再訪したり,近場の自然公園に晩秋の落ち葉を撮影に行ったりして楽しみました.

Takasakiforest_dec2011077m

これからの冬場は,実は都会のスナップが楽しい季節なのですが,どの程度撮影の機会に恵まれるのかわかりません.できる限り機会をとらえたいと思います.そのためには通勤かばんに難なく収まるコンパクトなカメラが欲しくなりますね.実はもう目星はついているのですが.

Ukishima_dec2011005m


昨年も,ここ数年継続している趣味なのですが,プログラミング言語 Ruby で実装した拙作の辞書参照型ソーティングフィルタである Refsort/Ruby の改良を続け,つい最近 Version 2.40 を出したところです.もう新機能の追加はやめようと思っているので,あとはバグフィックスが中心になると思います.

Refsort/Ruby に必要な辞書ファイルについても小改良を重ねているのですが,昨年からは本格的に IOC World Bird Names の日本語化に取り組んでいます.現在,IOC List の最新版は v2.10 なのですが,このリストに掲載されている 10,466 全種に対して和名を付けることができました.また,IOC List には,世界中の亜種レベルまでをも含むリストを作るという野心的な試みがあり,現在それは Draft v3.0d となっていますが,こちらも出来る限り和名を付けて公開し,コメントを求めています.

Ubuntu1104screen

現在,生物分類学は大変革期を迎えています.これは,過去の形態中心の分類学から, DNA 解析に基づく分子系統学の成果を取り入れた新しい分類学が発展してきたためです.このため,鳥類分類額の分野でも,の異動が行われたり,これまで近縁とされてきたものが実は遠縁だったり,その逆が生じたりしています.また,分類系統そのものが見直されることも多く,鳥類分類体系の中でのや科の順序そのものが変わりつつあります.

それ以外にも,鳥類分類学の研究とともに,亜種に格上げされることがしばしば起こったりするので,IOC List の改訂からは目が離せません.困ることは,このような改訂が起こるたびに英名や和名を付け替えたり創作したりするのが次第に困難になってきていることです.学名はどのように変化しても特に困ることはないのですが,英名や和名は歴史的な経緯があり,近縁の種の和名との整合性も取らなければならないため,そう簡単に変えることはできませんし,創作することも簡単ではありません.

私自身,和名の付与についてはいまだに悩み続けています.権威づけされた和名があるものはそれを採用し,権威づけされていないものについては出典を明記したうえで採用しています.また少数ながら私自身が創作した和名もあるのですが,本来,このようなことをアマチュアが学会とのコミュニケーション無しに行うことは好ましくありません.しかし,和名が空白のリストが増えていくのを黙って傍観することも嫌なので,あくまで私的利用という範囲で和名の創作を続けています.

これらの作業に対しては相当の労力を強いられ,週末の自由時間がかなり奪われてしまうということはあったのですが,それでもやり遂げた後に感じる充実感は喜びに満ちたものです.完全に自己満足の趣味の世界なのですが,頭の体操を兼ねてこれからも続けていこうと思っています.


それでは皆様,今年が良い年であることを祈っています.長いおしゃべりにお付き合いいただきまして,ありがとうございました.

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2011/12/31

穏やかな大晦日

今日はいよいよ大晦日.昨日は冷たい風が強く吹いて,屋外の掃除をするときに非常に寒く感じたのですが,今日は風も弱く,穏やかな日差しもあって気温はやや上昇.大掃除が終わって,お正月の料理の準備が始まっているご家庭も多いことでしょう.

今年は本当にいろいろなことがあって,慌ただしく,かつ気を抜けない一年だったのですが,来年はどのような年になるのでしょうか?我が家の庭では,運よく剪定を免れた植物の実がたわわにみのり,暖かい午後の光で輝いていました.

Winterhome_dec2011008m

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2011/12/25

木の風合い

Ukishima_dec2011042m

昨日訪れたヨシ原には,鳥類の観察小屋が設置されています.木造の立派なつくりなのですが,だいぶ年月が経って良い風合いが出てきています.何の種類の木材で,どのような防腐処理をしてあるのかわかりませんが,低くなった太陽の光が木の表面にほとんど平行に当たると,表面のテクスチャがはっきりと浮き立ちます.

Ukishima_dec2011051m

また,材木の端面にも面白い模様が出ていました.これはひょっとして地衣類着生しているのでしょうか?

Ukishima_dec2011055m

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真冬へ

Ukishima_dec2011005m

このところの真冬並みの寒波で氷点下の冷え込みが続いています.我が家の場合,夜間風が無い場合には気温が氷点下5度くらいまで下がります.これくらい気温が下がると,家々の屋根には真っ白に霜が降りると同時に,露天に停めてある車のガラスにも固く霜が降りるので,朝出かけるときにそれを溶かすのに毎度苦労することになります.

Ukishima_dec2011030m

昨日の午後は車を駆って広大なヨシ原に冬鳥を見に行ってきました.この季節だと,ミサゴチュウヒオオジュリンなどが見られるのが普通なのですが,なぜかミサゴを見ることが出来ませんでした.今年の冬はツグミがほとんど見られないという異変が起きていますが,繁殖地で何か異常なことが起きたか,それとも渡りの途中で大量に捕獲されたか,気になるところです.

Ukishima_dec2011067m

ヨシ原の中には灌木や他の草本の群落もあり,そこには実を付ける草木が生えていることが多いので,その写真を撮るのも楽しいものです.また,セイタカアワダチソウの種が綿のように膨らんでいる様も面白く,短時間ではありましたがいろいろな自然の表情を楽しむことが出来ました.

Ukishima_dec2011070m

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2011/12/24

Refsort/Ruby v2.40 Released

本日はクリスマスイブ.恒例の Ruby 最新版のリリースがあるはずなのですが,それにほんのわずか先だって Refsort/Ruby v2.40 をリリースします.

本版は,前々回の v2.20 のリリースのときに宿題になっていた,出力の改行コードを入力に合わせる に答えるものです.入力となる IO オブジェクトをバイナリーモードで開いて Universal Newline を抑制して改行コードを特定したのち,出力 IO もバイナリーモードで開いて指定した改行コードを付け加える,という操作を行っています.わかってしまえば至極簡単なことなのですが,バイナリーモードというものが存在すること,そのモードとエンコーディングの関係,などを調べるのに時間がかかり,この時期までリリースがずれ込んでしまいました.

もう付け加えたい機能はあまりないので,しばらくはこの版で様子を見ようかと思います.それよりも IOC 鳥類リストのメンテナンスのほうが大変になってきたので,そちらに労力を集中させるつもりです.

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2011/12/12

秋の終わりと冬の始まり (2)

公園散歩の続きです.

Takasakiforest_dec2011147m

朝はしっかりとが降りたので,日中でも日陰では霜がついたままの落ち葉もちらほら.池も氷が張ったままでした.やはり冬到来です.

Takasakiforest_dec2011185m

様々な色の紅葉が地面を覆っている様が実に美しいですね.落葉してしばらくは色も鮮やかなので,ちょうど今が見ごろです.

Takasakiforest_dec2011199m

どんぐりが地面を埋め尽くしているさまは圧巻です.何の種類でしょうかね?

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2011/12/11

秋の終わりと冬の始まり

今年の秋は気温が高めで,かつ雨も多く,木々の紅葉がずいぶんと遅れました.例年だと,11月の勤労感謝の日前後に東京の銀杏は一斉に黄葉して葉を落とすのですが,今年はようやく今頃になって葉を落とし始めています.

Takasakiforest_dec2011028m

Takasakiforest_dec2011011m

わが家のあたりでも,例年だと11月中旬には霜が降り始めて田んぼの二番穂がようやく枯れるのですが,今年は12月の上旬を過ぎるあたりになってやっと本格的に霜が降りるようになりました.今年の暖冬傾向は非常に顕著なのですが,こういうことがやがて定着していくのかもしれません.そうなると,私たちの季節感も相当の修正を迫られることになります.

Takasakiforest_dec2011042m

昨日は近所の公園を散歩.紅葉を撮って歩きました.まだ秋が完全には終わっていないのですが,しかしもう十分に冬支度を済ませた木々も多く,冬晴れの空の下で思う存分紅葉を楽しむことが出来ました.

Takasakiforest_dec2011077m

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2011/12/03

東京スカイツリー 番外編

Tokyoskytree_nov2011038m

先週末に歩いてこのブログに掲載した東京スカイツリー周辺の風景の番外編です.

Tokyoskytree_nov2011041m

昨年の記事に紹介したものと同じ場所を再度訪れていますが,北十間川の改修工事が進行中のため,良い足場を得るのが難しくて苦労しました.このあたりの風景も,あと10年くらいすると激変するかもしれません.

Tokyoskytree_nov2011136m

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2011/11/27

東京スカイツリー再訪

Tokyoskytree_nov2011155m

ちょうど一年前に,建設中の東京スカイツリーを訪れ,写真を撮ってこのブログにアップしたのですが,この週末に再び同じ場所を訪れてみました.

Tokyoskytree_nov2011031m

現場は東武伊勢崎線業平橋駅に隣接した再開発地区で,スカイツリー本体の建設工事はほぼ終了しているものの,隣接するビルや,すぐ横を流れる北十間川の改修工事などが最盛期を迎えており,いかにも工事現場という雰囲気で,あまり観光ができる様子ではありませんでした.実際,週末の早朝にカメラを持ってうろうろしている人の数は一年前よりも少なめで,完成が近づいているにもかかわらずかえって人が減っているのは妙なものでした.

Tokyoskytree_nov2011066m

しかしそれでも,ゲイン塔の最先端までがきちんと完成したタワーの外観は見ごたえがあり,やはり来て良かったなと思いました.特色のあるわずかに青みがかった白の塗装が冬の青空に映えてとても美しく感じました.北十間川沿いにしばらく歩き,スカイツリーを背景に周辺の風景を撮っていきます.十間橋や横十間川との分岐を過ぎたところにある川を渡る歩道橋を浅草通りの側に降りて,浅草方面に引き返し,東武ストア,都営アパートの脇を通って,春日通にいったん出てから再び押上方面に戻り,日本たばこ産業の工場の周りを回るようにして業平橋まで戻りました.

Tokyoskytree_nov2011114m

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阿蘇の鄙びた湯治の宿

Kumamoto_nov2011051m

毎回のごとく阿蘇にも足を伸ばしたのですが,これまでは遠くから立ち上る湯煙を眺めるだけで訪れることが無かった "地獄温泉" に行ってみました.ここは古くから知られた阿蘇山中央火口丘中腹に建つ温泉宿で,かつては湯治部が大きな割合を占めていたことでも有名です.下の写真は湯治部の建物.板張りの壁が独特の雰囲気を持っています.

Kumamoto_nov2011045m

昔は足の便が悪く,狭くて急な山道をバスに揺られてようやくたどり着くような山奥の秘湯,という感じだったのですが,今では道は狭いながらも自家用車で行くのが当たり前の宿になっており,相変わらず湯治部は健在ではあるものの,近代的な別館が建てられて,一般の宿泊客でも秘湯気分を味わうことが出来ます.

Kumamoto_nov2011046m

今ではレストランに何とフランス料理のシェフがいて,ジビエ,かどうかはわかりませんが,地元の食材を活用したメニューを用意してくれるそうです.

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江戸時代の石橋に水がほとばしる

先週は短期間九州に行っていたので,その時のスナップ.これは熊本県のほぼ中央部の中山間地域にある通潤橋という古い石橋.築造は江戸時代末期で,この地域には大小たくさんの石橋が今でも残されており,なかなか風情があります.今ではそれらが良い観光資源になっており,私が訪れた当日もたくさんの観光バスが停まっていました.

Kumamoto_nov2011019m

もともとは台地から台地に水を送るためのサイフォン橋です.台地と台地の間の低いところに石橋を架け,その中に通水路を作ってサイフォンで水を送るというものです.橋の中央部から水が噴き出していますが,これは本来は通水路の掃除をするためのもの.観光用の見世物にするためではなかったのですが,これが今では大変貴重はイベントになっているから面白いものです.

Kumamoto_nov2011036m

私は放水の時間など知らずに行ったのですが,この季節は毎日正午から20分間の放水を行うことになっていて,たまたまちょうどその時間に出くわすという幸運に恵まれました.夏場の水田に水を送る必要がある時期には放水は行われていないので,非常にうまい具合に行き当たったと思います.橋の真ん前には道の駅が設けられており,その中の小さな食堂で,熊本の家庭料理 "だご汁" をすすりながら放水を見物しました.

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2011/11/17

再び過酷な北米往復

このところ立て続けにアメリカまで往復することが多くなっています.航空会社のマイレージ・プログラムでだいぶマイルが溜まったので,それを使ってビジネスクラスにアップグレードを試み,何度か成功はしているのですが,なかなかチャンスが巡ってきません.今回も往路はアップグレードに成功して快適なフライトを楽しんだのですが,帰路はエコノミークラスで窮屈な思いをして帰ってきました.これは昨年にもこのブログに書いた通りです.

Milwaukee_nov2011002m

そもそも,最近の北米往復便は便数もフライト当たりの座席数も減っているように感じます.昔は B-747 ジャンボが定番だった路線ですが,最近ではジャンボは少なくなり,代わりに B-777 などの機材が増えてきました.その効果でしょうか,機内はほとんどの場合満席に近い混み具合です.ビジネスクラスはあっという間に埋まってしまい,マイルでアップグレードを試みる私のような貧乏サラリーマンは,結局は満席のエコノミークラスで血栓症におびえながらアメリカ大陸まで往復することになります.

私が北米往復するときによく使っている航空会社は,マイルは溜まりやすいし使用期限もないので一見良さそうなのですが,溜まったマイルはアップグレード以外に使い道がないので,混雑が続く限りはマイルは溜まる一方になります.これでは何のためのマイルか存在理由が揺らぎます.日系の航空会社だと,マイルで商品が購入できたり,電子マネーに換金できたりと様々な選択肢があって使い出があるのですが,マイレージ発祥の地の航空会社は,なかなかマイルを使わせてくれないので困っています.

下の写真は,今回の出張で会議に使ったホテルのなかの一風景.古いボイラーのファサードをはぎ取って,ホテルの中の装飾につかっているものです.ちなみに,このホテルは世界的に有名なオートバイメーカーの本社のすぐ近くで,このオートバイのファンや,オートバイの愛好家には人気のブティックホテルのようです.

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2011/11/05

Country GoldにAlison Brownが来た!

今年の Country GoldAlison Brown Quartet が来ました!本日14時からの NHK の番組を見て,初めて知りました.Alison Brown はインテリのカントリー,というかブルーグラス,というかジャズ.というか,とにかく既存の音楽ジャンルの枠をはみ出た音楽を作ってきた,ナイロン弦のバンジョー奏者です.このブログで何度も(*1, *2, *3, *4, *5)取り上げたことがあります.そう,ファンなのです.

今回は,彼女のヒット曲 "The Wonderful Sea Voyage" を演奏してくれました.以前から気になっていたピアニストの John Burr もキーボードを弾いていて,いやぁ,やっぱりすごいなと思いました.アコースティック・ピアノを持ち込んでほしかったくらいです.
下の映像は,彼女の同じ曲のパフォーマンスです.

次に紹介しているのは,今となってはお宝映像,Country Gold 1991 での Alison Krauss & Union Station に出演してる Alison Brown です.なんと AKUS も阿蘇に来たことがあるのですね!この頃の AKUS はまだまだ洗練されていなかったことがよくわかります.Alison Brown のルックスたるや,まるで田舎のお姉ちゃんです.パフォーマンスはすでにそれなりの域に達してはいますが.一方,Alison Brown は全く目立ちません.うつむいています.

次も Country Gold 1991 での映像.いやあ,もう20年前なのですね!

Harvard 出身で,しかも MBA Holder で,金融系キャリアを持ったブルーグラス系のアーティストというのは,本当に稀な存在ですが,その彼女は,実は日本に思いを寄せてくれる人だった,というのが今回改めてわかって,私は本当に涙が出るくらいに心を揺さぶられられました.もともと,彼女のアルバムのライナー・ノーツを読んでいて,やけに日本人への謝辞が多いな,と気づいていたのですが,それがどういう理由に拠るのかはわかりませんでした.しかし,この番組を観て,彼女との日本との縁を知ることが出来ました.

番組中,鹿児島在住の鹿倉さんという人と再会し,言葉を交わして子供たちを紹介する場面がありましたが,これは本当にカントリー系のフェスティバルならではの光景です.このような設定が,日本の,それも九州の阿蘇で20年以上もずっと続いてきたというのは本当に驚嘆すべきことで,昨年,駐日アメリカ大使の John RoosCharlie 永谷に表彰状を渡したのもむべなるかな,という感じです.

鹿倉さんが彼女のカルテットを屋久島に招請してコンサートを行ったのが10年前ということです.ご本人も感激の至りだったようです.素晴らしいことです.私も,一生のうちで一度は,このフェスティバルに参加したいと思っています.この会場についても,過去に紹介していますので,ご参照ください.

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WiMAXを導入しました

諸般の事情で自宅以外の場所でも自由にインターネットにアクセスする環境を構築する必要に迫られました.以前だと,携帯電話のデータ通信サービスくらいしか手が無く,特定の場所であれば公衆無線 LAN のサービスを使うこともできたくらいでした.しかし,昨年くらいから状況が大きく変わってきました.一つは E-Mobile,もう一つは WiMAX です.

E-Mobile はもともとは携帯電話事業者としてサービスを始めたようで,現在でも音声通話サービスを提供しているようですが,主なサービスはむしろ HSPA データ通信サービスです.二年縛り契約ながら月額固定で,サービスエリアも広くて評判も良いようです.下り最大速度 42Mbps のデータ通信サービス "EMOBILE G4" が現在の最主力.無線 LAN ルータと一体となったデータ通信端末の使い勝手の良さで,ユーザ数を伸ばしています.

一方,WiMAX は新しい通信規格である IEEE 802.16e 通称 Mobile WiMAX を事業化したものです.もともとは親会社の KDDI が開発した WiMAX の技術を子会社として事業化したもので,こちらは E-Mobile と異なり無線データ通信専業です.まだ新しいサービスであり,現状での人口カバー率は十分に高くはないのですが,2012 年度末には人口カバー率 93% を目指すそうです.また WiMAX は自らの通信網を MVNO提供するサービスも行っており,この販促効果はかなり大きいのではないかと思います.

Misc_2011069m

私が今回契約したのは後者の Mobile WiMAX です.それをこれまで契約してきた ISP が行う MVNO サービスとして契約しました.導入キャンペーンにより機器購入が非常に割安になったり,キャッシュバックサービスがあったりとかなりお得なようにも見えますが,しかし契約は一年縛りでかつ月額で約 3,600 円もするので,かなり高額の固定費負担となります.

ISP の Web ページから申し込むと,翌日には同時に購入した無線モデム兼 WiFi ルータが発送され,翌々日の本日午前中に機器が到着.早速パソコンにつないで回線開通の手続きを行うと同時に,機器の細かな設定を行います.ISP の MVNO 契約なので特に面倒な入力は必要なく,ほぼ自動的に回線は開通.その後は,WiFi ルータを兼ねたモデムにより,快適に各種インターネットサービスが使えます.実は私の自宅は大都市圏とは言えない所で,モデムが表示する電波強度は弱めなのですが,これが実際に活躍するのは都市圏に持ち出す場合がほとんどなので,あまり気にしないことにしています.

今後は,ノート PC を外に持ち出すときには必ずお供することになりますが,すでに自宅内で使用している WiFi のみを備えた iPad2 も,このモバイルルータと共に外に持ち出せば,外出先でインターネット接続ができるようになるはずです.スマートフォンでも WiFi 接続は当たり前ですから,今後も活躍する機会は増えそうです.

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2011/10/31

祝!Ruby-1.9.3リリース

今月上旬の "うれしいことがたくさん起きる" の中で予告していましたが,ついに Ruby-1.9.3 がリリースされました.ひょっとして来月にずれ込むのではないかとひやひやしていたのですが,何とか滑り込みセーフです.早速,Ubuntu 11.10 上で GCC-4.6.1 を使ってビルドしてみましたが,非常にすんなりと成功しました.

うれしいことのうちで残っているものは,Canon から出されるはずのデジタル一眼レフ EOS 5D mk3 と,コンパクトデジカメの S100 です.これらも11月中には何とかリリース,または発表があるはずです.

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2011/10/30

IOC鳥類リスト亜種ドラフト日本語版v3.0dj

IOC 鳥類リストの本体が v2.10 に上がったのを受けて,亜種ドラフトも v3.0c から v3.0d へとアップデートされています.これを Refsort/Ruby 辞書ファイルに編集しなおしたものを "ioclist_v210.ref" としてリリースします.文字エンコーディングは UTF-8 のみです.

また,これに v2.10 対応の日本語版 "ioclist_v210j.ref" に収録した和名を加え,さらに "jbird_302.ref" に収録した日本周辺の亜種を加えたものを "ioclist_v30dj.ref" としてリリースしました.これも文字エンコーディングは UTF-8 のみです.

これらの作業をしていて気づいた点をいくつか.

まずオリジナル版の v3.0d ですが,驚愕すべきことがいくつか.まず学名についてですが,3種が v2.10 と異なっています.いずれもラテン語の語尾のわずかな違いで,学名表記には付き物の "表記の揺れ" ですが,このような標記の揺れを取り除くことを謳っている IOC List にはあるまじきものです.なぜ?

次に,これは本当に驚いたのですが,標準英名の中で,ウムラウトが堂々と使われています.これは本当に "へぇー?" です.人名が種名に含まれている種で,その人名がドイツ語の場合だと思うのですが,その結果亜種を含まないオリジナルの v2.10 との互換性が取れなくなっています.これも IOC のポリシーに反しているように思います.オリジナル版はこの次どうするのでしょうね?

これ以外に細かなバグとして,表題が v3.0c のままになっていたりもします.どうも全般的にデバッグ不足の感が否めません.次版ではちゃんと直っていることを期待しましょう.

それから,これは IOC の問題ではないのですが,これらのリストは基本的に Microsoft Excel の表として提供されています.この表の中の文字エンコーディングでは UTF が可能なので,多国語の文字を同時に含むことが出来るのですが,これを CSV ファイルに変換しようとすると,Office 日本語版では問題が生じます.CSV ファイルのエンコーディングは Windows-31J に決め打ちされており,UTF-8 で CSV に書き出せないのです.これは非常に困ります.

仕方がないので,私は Ubuntu 上にインストールされた LibreOffice の表計算ソフトを使って UTF-8 にエンコードされた CSV ファイルを作り,それをもとに作業を行いました.こういうところは,ぜひ Service Pack で改善してもらいたいところです.

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2011/10/23

IOC鳥類リスト2.10リリース

IOC から鳥類リスト 2.10 がリリースされました.今回も亜種から種に格上げされたものがいくつかあり,またある属のかなり数の種がごそっとまとめて異なる属として独立したりしています.種は全部で 10,466 種となりました.少しずつですが増えていきます.

この IOC 鳥類リスト 2.10 を Refsort/Ruby の辞書ファイルとして編集しなおし, "ioclist_v210.ref" としてアップしました.学名と標準英名のセットです.さらにこれに和名を付け加えたものを "ioclist_v210j.ref" としてアップしましたので,こちらもご利用ください.これらには Windows-31J (CP932) と UTF-8 という2種類のエンコーディングのファイルを同梱してあります.

相変わらずですが,和名が無い種に関しては,私が暫定的に独断で創作しています.こういうことは早く止めるのがよいのでしょうが,どんどんと新種が付け加えられており,溜まるとあとが大変なので,暫定とは言いながら作業を継続しています.

前回のリリースが7月10日の v2.9.13 だったので,ほぼ3か月という速いピッチで改版が続けられています.学名の変更を伴うわけですので,綿密な検証や議論が必要と思いますが,なぜか非常に速いですね.この時にも Refsort/Ruby の辞書ファイルをリリースしましたし,日本語版については若干の修正を行った版もリリースしていますが,これらは今回の 2.10 ですべて置き換えられたとお考えください.

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2011/10/10

秋深まる

今日は例外的に気温が高いものの,全体としては秋は確実に深まっています.我が家の庭先の土手ではススキの穂が高く風にそよぐようになりました.

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昆虫たちは秋に咲く花から蜜や花粉を集めるのに忙しそうにしています.それを狙ったクモたちも巣の手入れに余念が無いように見えます.

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うれしいことがたくさん起きる

今日は月曜日ですが,体育の日の祝日.昨夜はにわか雨が降って,朝から湿度が高めで生暖かい.10月の体育の日にしてはちょっと暖かすぎます.

今月は,これまで待ち望んでいたものがいろいろとリリースされる月なので,わくわくしています.まず期待しているのは10月13日にリリースされる "Ubuntu 11.10 Oneiric Ocelot" です.仰々しいカウントダウンページまで作られています.諸準備は万端のようなので,きっと予定通りリリースされるでしょう.ベースとなる LinuxKernel はついに 3.0 系列に上がるそうなので,GCCGRUB のバージョンも含めてどのような変化があるのか,半ば楽しみ,半ば心配しています.

次に楽しみにしているのは,何といっても Ruby 1.9.3 のリリースです.こちらも RC1 が順調にリリースされているので,順調にいけば今月中には正式にリリースされるものと思われます.早くビルドしてみたくてうずうずしています.

そう言えば iPhone 4S の陰に隠れて目立ちませんが,iOS 5 も10月12日にリリースされます.我が家の iPad 2 もアップグレードせねば.

そして,それ以外の楽しみは,富士フィルムから新しいコンパクトデジカメの X10 が発売されること,パナソニックからマイクロフォーサーズ用のコンパクトな電動ズームが発売されること.この二つは今週,ほぼ同時に発売となります.いずれも魅力的な製品なので,実際に手に取って触って感触を確かめたいと思います.

しかし,私が最も興味を持っているのは,Canon からおそらく11月に発表されるであろう,フルサイズデジタル一眼レフの三代目,EOS 5D mk3 と,海外では発表されたものの日本では未発表のコンパクトデジカメ S100 です.これら全てを見極めたうえで,自分自身のカメラ機材のポートフォリオをじっくりと考えていくつもりです.

不景気という割には,あるいは不景気だからこそ,新しく差別化された製品を買ってもらおうとメーカー各社は必死のはず.その努力が報われることを祈っています.

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2011/10/07

追悼:アップルはやっぱりLISA

わけのわからないタイトルだと思ったあなたは,やっぱり LISA を知らない人ですね.Steve Jobs が死んだので,アップルの歴史がメディアにも掲載されていますが,当時を知らない人がニュースリリースをコピーしただけの記事が多くて,私には不満が残ります.

Steve は私と同い年.Bill Gates西和彦も同年または同学年です.そう,私の世代はメインフレームに対抗すべく育ってきたエレクトロニクス版のカウンターカルチャー世代.マイクロプロセッサが世の中を変えると信じて頑張ってきた世代.そしてそれは見事に実現したのです.

アップルはすでに Apple II で大きな成功を収めていたのですが,しかしびっくりするようなものはあまり無く,わずかに VisiCalc という表計算ソフトが新規性のあるものでした.しかしまもなく真に革命的なものが出てきました.それが LISA です.ビットマップディスプレイマウスによるインターフェースは,それまで XeroxStar や Dolphin などの高級なワークステーションだけで味わえる贅沢だったのですが,それが 10,000 ドルの PC に乗ってやってきたものですから,ハイテク大好きキッズにはまたとないお祭りになりました.

1983年の夏のことですが,私が勤める会社の米国の研究所に LISA が大量に入ってきました.アメリカでは TV コマーシャルも派手に打たれました.私は IT 部門のスタッフから手ほどきを受け,恐る恐る触ってみて大いに興奮しました.日本に戻ってみるとごく少数ながら幹部のオフィスには配備されていたので,こっそりと部長のオフィスに忍び込んでは LISA の上でチュートリアルプログラムを走らせてアプリケーションを学びました.画期的だと思ったのは何と言っても LisaDraw です.これは,後年 Mac が出た後でもしばらくはグラフィック系のアプリケーションが MacPaint のみでなかなか MacDraw がリリースされなかったので,貴重な Draw 系のアプリケーションでした.そのほかにも LisaWrite だったっけな?WYSIWYG のワードプロセッサにも心を打たれました.

そんなわけで,LISA を世に問うたアップルにはいたく感激したのです.もっとも,PC としてはあまりに高価だったためにハイテク企業以外には導入が進まず,商業的には失敗.その後,廉価版の Mac というマシンに衣替えするまでには苦難の歴史が続きました.しかも,Steve Jobs は LISA の開発プロジェクトから途中で外され,ゲリラ的に Mac の開発プロジェクトで反体制をアジっていたというのですから,いかにも Steve らしい話です.つまり,私の原体験である LISA には Steve は十分には貢献していなかったということです.

ま,そんなことは今となってはどうでもよいことです.おやすみ,Steve.私は君よりも長生きするつもり.もっと美しいものを見て人生を楽しみたいから.痩せた革命家を気取った君の人生には敬意を表するけれども,人生にはもっと別の楽しみ方もあることを私は知っているのでね.

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2011/10/02

秋到来 (2)

ヘクソカズラの実に続いて,自宅の庭でのスナップをもう一枚.これからキク科の花が次々に咲き始めます.

Fallhome_oct2011016m

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秋到来

暑かった夏は急に終わりました.台風が日本列島の東側を通過し,1,000km 以上もの長い秋雨前線が日本列島を南下すると,一気に秋の空気が入ってきました.これでいよいよ秋本番です.関東地方でも最高気温が 20 度程度に下がりますので,衣替えが必要になります.暖房が本格的に必要になるまでのここ 1,2 か月は,一年でも最も電力消費が少なくて済む時期になるでしょう.この時期に発電設備の保守をしっかりとやっておかなければなりませんね.

下の写真は我が家の庭の近況.真夏に咲いていた ヘクソカズラは,数珠玉のような実をつけています.かなりたわわですが,いずれヒヨドリなどに食べられてしまうはずです.

Fallhome_oct2011004m

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