2022/11/27

カラスウリ

ここ一週間ほどで大量の落葉があり,だいぶ木立の中の見通しが良くなってきました.そのためこれまでマント群落の中に隠れていたカラスウリが目立つようになってきました.

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例年だともう毎朝霜が降りる時候なので,美しいオレンジ色を楽しめるのはあとわずかです.

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2022/11/26

亜種オオカワラヒワ

昨日の好天からうって変わって今朝は小雨がぱらつきましたが,昼前には雨もやみ,遠く北西の空には青空も見えてきました.

いつも通り散歩に出かてみると調整池にはオオタカが降臨.しかしカラスがちょっかいを出しても全く動じず,長い間調整池を見下ろしています.

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調整池にはオカヨシガモの小さな群れが来ており今シーズンの初認.またヨシガモのオスも 2 羽入ってこれも初認.

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休耕田の大きな桑の木にカワラヒワの群れが止まったので確認すると,冬鳥として大陸からやって来た亜種オオカワラヒワ (Carduelis sinica kawarahiba (Temminck, 1835) ) のようです.

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2022/11/25

シロダモの赤い実

今日は朝から雲一つない快晴で絶好のお散歩日和.昨日より気温は低い予想でしたが,実際に日なたを歩いてみると汗ばむほどでした.今年は 11 月の気温が高いです.

散歩コースは現在落ち葉で埋め尽くされており,落ち葉を踏む音を立てずに歩くことができないほど.気配を消して歩けないので,鳥たちにそっと近づくことができません.

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昨年の秋にたくさん花を付けていたシロダモの枝に赤い実がたくさんできていました.

この実から油を取って蝋燭を作ることができるそうです.

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2022/11/19

ノスリ来襲

今日も小春日和の穏やかな晩秋.この程度の暖かさであれば今シーズンは暖房の出費は少なくて済みそうですが,暖かすぎると亜熱帯系の生き物が北上してくるので,喜んでばかりもいられません.やはり冬はある程度寒くあってほしくもあります.

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今日の散歩では終わりごろになって猛禽が頭上をかすめ,電柱に止まったので確認するとノスリでした.冬場になるとこの辺りにはオオタカハイタカ,ノスリ,チョウゲンボウがやって来るのですが,今シーズンはまだほとんど見かけません.

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このノスリはしばらくすると住宅地のほうへ飛んで行ってしまいました.何を狩るつもりだったのか.カラスたちが騒がなかったのもちょっとヘン.

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2022/11/17

いざこと問はむユリカモメ

今日の散歩は近場の沼の畔の親水公園.水面には渡り鳥のカモやカイツブリの仲間たちがたくさん浮かんでいます.しかしどうも種類数に乏しいのが玉にきず.通年で生息するコブハクチョウに給餌する人がいるため,それを目当てにヒドリガモなども集まってきています.

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同じく冬になると集まってくるのがユリカモメたち.もう完全な冬羽になっていますが,今年は例年よりも数が少ないようです.

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関東の低湿地帯に住む「都鳥」という鳥で,当時の京では見かけないとして歌に詠まれたのが平安時代.

名にし負はばいざこと問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと

今では鴨川にたくさんいます.

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2022/11/16

稲の中に影モズ

昨日は冷たい雨で凍えるほどだったのですが,昨夜遅くから晴れ上がって今日は早朝から濃霧.それも朝方にはとれて,雲一つない冬型の好天になりました.北風は強いものの雲一つなく晴れ上がった空は関東地方の冬の特権です.

今日は気温が低めなので,強い日射しの中を散歩しても汗ばむことはありませんでした.我が家の眼下の田んぼはついに今日が稲刈り.朝から大きめのコンバインがうなりをあげて稲刈りをしています.

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ちょうど作業の昼休み中に近くを散歩で通ったのですが,これから稲刈りされるはずの田んぼの中に一羽のモズがとまっていました.周りの金色の葉はイネ.右側のシルエットになっているのは,最近急速にはびこっているヒレタゴボウです.

この田んぼは個人の施業から法人の施業に変わったらしく,今までとはやり方がだいぶ変わりました.しかも人間の食用ではなくて飼料米を作っているようです.補助金の関係でしょうか?

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2022/11/12

小夏日和

11月も中旬に入ったので,平年ならば当地ではそろそろ霜が降りるのですが,このところ10月よりも暖かい日が続き,特に今日は気温が急上昇して,小春日和ならぬ小夏日和とでもいうべき暖かさでした.

アメリカでは小春日和のことを Indian Summer と言うのですが,確かに小さな夏と言いたくなるほどの暖かさでした.ちなみに中国語では「秋老虎」,欧州では「老婦人の夏」と言うそうです.中国語の虎とはどういう意味なのでしょう?

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そのせいか,散歩コースの調整池ではエクリプスが終わったマガモのオスが盛大に水浴びを繰り返していました.羽根が生え代わってうれしいのか気持ちが良いのか?それともメスにアピールしているのか.

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2022/11/09

掩蔽直前の天王星とターコイズフリンジ

直前にアップした記事に書きましたが,あれからいろいろ調べたうえで,皆既蝕の終了間際に見えたものはターコイズ・フリンジ (Turquoise Fringe)だったと確信しました.先ほどの記事の最後の写真をレタッチして青味を多少強調した画像を再度載せておきます.これなら間違いようがありません.

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掩蔽直前の天王星とターコイズ・フリンジが同時に見られたというのは,人類史上初でしょう!

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皆既月蝕と天王星蝕

昨晩は皆既月蝕と天王星(昔は掩蔽と言っていました)が同時に見られるということで,メディアでも事前に十分に情報を流していました.写真に撮った人も多かったと思います.特に天王星は,天文ファンでもまじめに探して見たことがある人はそう多くないと思います.暗くて地味な星なので.

しかし,土星までは明るい惑星で古代から知られていたのに比べると,天王星は近代的な望遠鏡が発明され,きちんとした観測が行われるようになって初めて惑星として「再発見」された星なので,人類の英知が探し当てた惑星という事になります.この後,天王星の軌道のふらつきからさらに外側に巨大惑星があるはずだと予測され,実際に発見されたのが海王星です.軌道天文学(摂動理論)が成熟した証となりました.

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デジカメですべて手持ち撮影したので,ブレた写真がほとんど.特に天王星は点像でブレが明確に分かるので没ショットを量産したのですが,中にはマシなものもありました.蝕の直前まで撮りました.最後の写真は青味がかかって見えますが,皆既蝕が終わるころなので,ひょっとするとターコイズ・フリンジかも.

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2022/11/06

秋も後半

昨日は日差しが少なくうすら寒い一日だったのですが,今日は早朝から快晴で日射しもたっぷり.日中日なたを歩くと汗ばんできます.

今日はいつもよりも大回りに散歩.日頃通らない小径を通ったのですが,秋も後半に入ったなと思わせる光景が多かったです.

ムラサキシキブは今がピーク.まもなくジョウビタキなどに食べられてしまいます.そして今年は厄介なひっつき虫のコセンダングサが異常に繁茂しています.強力なアレロパシーを持っているそうなのですが,自分自身には作用しないのでしょうか?

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そしてこの辺りではあまり見かけないクサギ.几帳面に草刈りされている林縁で見かけましたが,木本なのでさすがに刈り取られずに済んだのでしょう.

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2022/11/04

稲刈りはいつ?

我が家から見える田んぼ.今年は変則的な施業が行われています.初夏の遅い時期に田植えが行われたのですが,ひと月ほど経ったころに,せっかく伸びてきた稲を全て鋤き込んでつぶしてしまい, 7 月も下旬になって改めて田植え.

どうしてこういう事になったのか,よく理解できないのですが,田んぼにやって来る顔ぶれを見ると,どうも小作に出したのか,それとも持ち主が変更になったのか?以前は家族で田植えをやっていたものですが.

そして周りの田んぼはすべて稲刈りが終わってひこばえの鋤き込みも完了した今になっても,まだ稲刈りが行われていません.もうすぐ霜が降りる季節だというのにどうしたことでしょう.

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しかしやる気は満々のようで,秋になって多数の案山子が立てられ,猛禽のが宙を舞い,さらにはスズメ脅しがドスンドスンと早朝から日没まで音を立てています.今ではアセチレンガスではなくてプロパンガスを使うのですね.

省力化された施業の様子を見ると,どうも農業法人が施業をしているような雰囲気です.

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20 年選手の ONU が壊れた

先週,自宅からインターネットへの接続が突然できなくなりました.何の障害かな?と思ってONU とルータの電源を入れ直してみると 30 分程度で復旧しました.やれやれと思っていたのですが,一昨日再びインターネット接続ができなくなり,今度は一夜経ても症状は改善しませんでした.ONU のパイロットランプは正常であることを示しているのに.

仕方がないので NTT のコールセンターへ連絡.ところが以前と違って web113 というサービスサイトから故障情報の入力や問い合わせをするよう誘導されます.コールセンターをできる限り低コストで運用したいのでしょう.スマートフォンから web113 にアクセスして,局から自宅の ONU までの回線状況を確認すると,これが良と出ました.うーむ.

ではルーターの故障かと思うのですが,LAN 内の通信は問題なくできており,NAS の読み書きも正常にできるので,ルーターが壊れたとは考えにくい.この ONU が我が家にやって来たのが 20 年も前だということを考えると,やはり ONU を疑いたくなります.先週の不具合は故障の前兆だったのではないか?ONU とは PON と総称される光回線と電気信号を相互変換するための装置.古い機器なので発熱量が大きいことが長年気がかりでした.発熱量は故障率に直結します.

仕方がないので,web113 をしつこく勧める自動音声を無視してオペレータにつないでもらいました.症状を伝え,改めて回線状況やプロバイダーの障害情報を調べてもらったのですが,特に異常はありません.

それでは ONU を交換しましょうということになりましたが,代替品を宅配便で送るので自分で交換してくれというのです.自宅の光配線は壁のアウトレットに光ソケットが付けてあるので,ユーザーが自分で簡単に光ケーブルを抜き差しできるのです.これもサービスコストの削減の一環なのでしょう.以前だと高所作業車がやって来て,電柱の光クロージャから,保安器,宅内の ONU までの状況を調べてくれたのですが,これは遠隔で確認済みなので不要なのでしょう.

翌日 ONU が届きました.何の色気もない黒いプラスチックの筐体で,しかもリファービッシュ品でした.今回は ONU 側も光ソケットになっているので安心して交換できます.交換して電源を入れると自動的に ONU の登録が始まり,15分ほどで認証が完了.すぐに何ごともなかったかのように開通しました.やはり古い ONU が壊れていたのです.今度の ONU はほとんど発熱しないところが気に入りました.

約 1 日半にわたってスマートフォン以外ではインターネットにつなぐことができず,まるで約 30 年ほど前のパソコン環境に戻ったかのような感覚に捕らわれました.しかし当時はそれでも嬉々としてパソコンをいじっていたわけで,やれることはたくさんあったのです.その後アナログ回線にモデムをつなぐことからパソコン通信が始まったのでした.ああ懐かしい.

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2022/11/02

秋の散歩は収穫がいっぱい

はや11月.あとふた月で今年も終わりです.また歳をとってしまう,棺桶にずぶずぶと体が引きずり込まれるという感じですが,あまり気にせずに毎日を楽しもうと思っています.

今日は朝は濃い霧に覆われていたのですが,その後見事に晴れ渡り,気温も上がってまるで小春日和のよう.散歩に出かけてみるとアオツヅラフジカラスウリが豊作です.

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調整池にやって来ているコガモのオスは,エクリプスが終わりかけていました.あと 2, 3 週間もすればきれいな金属光沢が見られるようになるでしょう.

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今日はよほど暖かかったのかアオサギが水浴びをして粉綿羽をまき散らしていましたが,食べた魚が喉につかえたのか,何かを吐き出すしぐさを繰り返していました.でも結局は何も吐き出さず.

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2022/10/27

寒さは一服

昨夜は風がおさまり,そのせいで今朝はこの秋一番の冷え込みだったのですが,日中はほどほどの気温で寒さも一服といったところ.小さな調整池ではいろいろな水鳥たちがリラックスしていました.ゴイサギの幼鳥も休憩中.

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田んぼの畔ではイヌタデ(通称アカマンマ)が濃いピンクの実をたわわにつけていました.これは生き物たちの食べ物になるのでしょうか?

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2022/10/26

秋深まる

ここ二日ほどは冷たい雨が続き,まだ暖房器具を出していなかったので寒さに震えていました.今日やっと暖房器具を引っ張り出し,灯油を買ってきてストーブに給油し,無事に点火できることを確認しました.エネルギー効率を考えるとエアコンで暖房する割合を上げるべきなのでしょうが,エアコンの暖房はあまり快適ではないので,部屋が十分に温まってからエアコンに切り替えるようにしたいと思います.

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さて,今日は北風が強かったものの気温は上がって快適な散歩日和.どんどん秋が深まっています.ムラサキシキブの実がきれいに色づいてきました.

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オギススキも穂が伸びて風にそよいでいます.調整池ではギンブナ?がたくさん集まっています.

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そういえばジョウビタキも初認しました.寒気に乗ってやって来たのかな?

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2022/10/22

Photoshop と Bridge の困ったところ

今週,業界標準の画像処理ソフトウェア Adobe 社Photoshop が v.24.0 にメジャー・ヴァージョンアップしました.だいたい秋の今ごろの恒例行事です.ソフトウェアのヴァージョンの小数点以上の部分の数字が一つ上がって新機能の提供が行われます. Photoshop のコンパニオン・ソフトウェアである画像の整理・ブラウザである Bridge も同時に v.13.0 という新版が提供されました.

ヴァージョンアップしろと通知が来たので素直に従って使い始めたのですが,これがいけません.昨年のメジャー・ヴァージョンアップのときもそうだったのですが,お約束のように重大なバグが入り込んでいます.それも新機能に関係したバグというよりも,これまで問題なく使うことができていた馴染みの機能に,バグやユーザーに不便を強いる仕様変更が入り込んでいることが多いのです.

昨年の Bridge では,画像の取り込み機能に番号付けの順序がそれまでとは逆になるという,かなり重大なバグが入り込み,これが直されるまでひと月程度かかりました.業務用のソフトウェアでこれは許しがたいことです.

今年の Bridge ではテキストサイズの選択肢がそれまでの 4 段階から 3 段階に減らされ,私の環境ではちょうどいいサイズを選べなくなってしまいました.これは作業性に強く影響するので,新しいヴァージョンはさっさとアンインストールし,古いヴァージョンを再インストールして使っています.

Photoshop においては,目玉機能のはずの「オブジェクト選択ツール」に時間がかかりすぎるというバグ(あるいは無理な仕様)が入り込んでいます.これは旧版でもさんざん指摘されていたことですが症状は一段とひどくなっており,この機能を使うたびに待ちきれなくなってタスクマネージャで Photoshop 自体を終了せざるを得ず,こちらもさっさとアンインストール.ひと月かふた月か待ってみるしかありません.これ自体は Adobe 社のエンジニアのレベルを窺い知る良い事例になっています.

Adobe ほどの大企業で,世界中に多数のユーザーがいる業界標準のソフトウェアで,なぜこのようなことが起きるのか理解しがたいことです.私の邪推では,他にライバルとなるソフトウェアがないので胡坐をかいて開発している,サブスクリプションで着実に日銭を稼げるようになったので,製品の完成度に対して気が緩んでいる,ベータテスト版を製品としてリリースし,その後 1 年かけてユーザーの力も借りてバグ出しと修正を続けているのではないか?とすら思えてきます.

社内での徹底的なテストが必要なのはもちろんですが,ユーザーコミュニティの中のパワーユーザーにもベータテストを依頼したりしているのでしょうか?多数のユーザーの中には,開発側が想定していない使い方をする人たちも少なからずいるはずで,そういう状況でバグが顕在化したり,仕様が不適切だったと分かることも多いはずです.

開発プロセスの改善が必要だと思います.

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2022/10/19

青空と雲の境界線

ぐずつき気味のお天気で,特に昨日は冷たい小雨が降り続いて肌寒かったのですが,今日は明け方になってようやく雨が上がり,時間を経るとともに青空が広がってきました.

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ところが,お昼を過ぎるころになっても南東側の空にはけっこう厚い雲がかぶさって青空を見せてくれません.その反面,北西側の空はきれいに晴れ渡って秋の気配が濃厚です.

当地はちょうど曇りの領域と晴れの領域の中間に位置していたようです.明日からは本格的な秋晴れになるという事なので,衣替えの本番をやってしまおうとか,ストーブを引っ張り出そうとか考えている所です.

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2022/10/16

アオツヅラフジも豊作

この秋はセイタカアワダチソウが勢いを盛り返してあちこちで満開になっていますが,視線を低い位置に移すと,アオツヅラフジの実りも豊作であることがわかります.

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他の草や低木と一緒に絡み合っているので秋になるまではわかりにくいのですが,この時期は濃い青紫色の果実をつけているのですぐに分かります.有毒なので,間違っても食べないようにしなければなりません.

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Refsort/Ruby v3.74 released

辞書参照型ソーティング・フィルタ Refsort/Ruby (新しいほうから *1 *2 *3 *4 *5)の改訂版 v3.74 をリリースしました.今回の改訂は新しい埋め込みオプションと,それとペアとなるコマンドライン・オプションの追加です.

Refsort は並べ替えの下働きをするためのプログラムですが,特に生物種の分類学的な並べ替えを得意分野として開発してきました.ところが生物種の学名のリストは結構厄介な対象です.短くはないラテン語のスペリングを正確に書いておかないと,辞書との照合に失敗して撥ねられてしまうからです.

一般の文章の中で学名を使うときも同様の課題があります.例えば「アカガシラソリハシセイタカシギ」の学名は Recurvirostra novaehollandiae と和名に負けず大変長ったらしいものです.この学名を文章の中で初めて使う場合はそのまま正確に書くしかないのですが,その直後に再び言及する際には,学名のうちの属名を “R.” と短縮して書く慣習があります.さらに亜種の学名だと属名,種小名,亜種名と 3 つの単語が並ぶわけですが,文脈から自明な場合には種小名も短縮して頭文字とピリオドにしてしまい,亜種名だけをフルスペリングで書くことも珍しくありません.

この短縮ルールを並べ替えにも使いたいというアイデアは開発のごく初期から課題リストに入れていました.当初は辞書ファイルの別名機能を使って何とか実装できないかと思ったのですが,辞書に短縮形を入れてしまうと多数の重複レコードが生じてしまい,辞書ファイルが機能しなくなってしまいます.

そこで,入力側でユーザーが自分で短縮形を定義するという発想で実装したのが今回の改訂版です.それには入力ファイルに新しい埋め込みオプション #!a を追加して次のように書きます.

#!a R. = Recurvirostra

すると Refsort はこの行以降のキーフィールドに “R. ” という文字列があれば,それを全て “Recurvirostra” に置き換えたうえで辞書との照合を行います.そして並べ替えられた結果を出力するときには元の入力されたままの “R.” を用います.また辞書中にそのキーフィールドが見つからなかったときには,短縮形ではなく置き換えられた文字列でエラーメッセージを吐きます.

置き換えのルールはユーザーが自分で自由に定義します.短縮形が頭文字とピリオドでなければならないという決まりはないので,

#!a Rec. = Recurvirostra
#!a mela = Melanitta

としても何の問題もありません.この置き換えのルールは入力の途中でいくらでも上書きして変更することができます.また

#!a Rec. =

と何も書かなければ以降の “Rec.” の置き換えをキャンセルします.

実用上は,ある程度まとまった分量の,同一の科や属の種を順不同でたくさん書いたリストを並べ替えるときに役立つと思います.長い属名を頭文字とピリオドだけで済ませることができるからです.

いったんルールを決めると,入力行に “Rec.” という文字列があれば,それがキーフィールドにある限りは,すべて置き換えたうえで辞書との照合と並べ替えを行います.そのため短縮形の設計は慎重に行う必要があります.

短縮形のままの出力では都合が悪い場合もあるでしょう.そのときは出力結果をエディタや表計算ソフトの置き換え機能を使って書き換えればよいのですが,Refsort に新設したオプション “--expandkeys, -p” または “--expandwhole, -P” も使うことができます.前者は入力レコードのうちキーフィールドにある短縮形を置き換えて出力しますが,他の部分については入力されたままの文字列を出力します.

後者のオプションは劇薬で,入力ファイルにある短縮形を,それがどのフィールドにあろうと,たとえコメントの中にあろうと問答無用で置き換えて,辞書との照合,並べ替え,出力を行います.従って入力ファイルに短縮形で書いた属名や種小名やその他任意の単語を,短縮しない形に置き換えて出力しますので,短縮形の設計には細心の注意が必要です.

一つ使い方について注意をしておくと,間違っても,

#!a a = Anser

などと書かないでください.キーフィールドにあるすべての “a” という文字が,あるいは “--expandwhole, -P” オプションを使った場合は入力中のすべての “a” が “Anser” に置き換えられて処理されるからです.せめて

#!a A. = Anser

と大文字にしてピリオドを加えておかないと,意図しない置き換えが大量に発生する恐れがあります.

この機能を使った使用例を改訂したユーザーズガイドに加筆しましたので,使用する前にはぜひお読みください.また新オプションの追加に伴って,Excel とのインターフェースである Refsort on Excel も新版の v2.42 に改訂しました.新しいチェックボックスを設けましたので画面がだいぶ窮屈になってしまいました.

Refsort/Ruby とそれに関連するコンテンツのアーカイブを Microsoft One Drive に置いています.画面右側コラムの Archive の中の Refsort/Ruby Archive をクリックしていただくと,私の OneDrive 上に設けたライブラリが開きますので,そこから過去分も含めてファイルをダウンロードすることができます. Refsort 本体の refsort.rb は refsort_v374.rb というファイル名でアップロードされていますので,ダウンロード後に refsort.rb に変更するとよいでしょう.改行コードも CR/LF になっていますので,適宜変更してお使いください.エンコーディングは US-ASCII ですので,そのままでよいでしょう.

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2022/10/14

タンキリマメ

どうもこのところ関東地方はお天気がぐずつき気味.他の地方は秋晴れのよいお天気が続いているようなので,どうも損をしている気分です.今朝も明け方まで小雨が続き,昼間もスカッとは回復してくれませんでした.

それでも散歩に出てみると,だいぶ季節が進んできました.今年はどうもセイタカアワダチソウに勢いがあります.ここ10年ほどは大人しくしていたので,アレロパシーにやられたのかと思っていましたが,今年は妙に元気です.

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ミツバアケビの大きな実が熟してぱっくり割れていました.手が届かない高さなので,取って食べるわけにはいきません.

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こちらはタンキリマメの果実と種子.神社の参道などで売っている痰切り飴とは違いますよ.莢(さや)が真っ赤になるとは知りませんでした.中には黒い種子が入っています.ただしこの種子を食べると痰が切れるというのは俗説だそうです.

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