2017/06/18

身に沁みるロードムービー

ネブラスカ ふたりの心をつなぐ旅 [Blu-ray] - ブルース・ダーン(出演),ウィル・フォーテ(出演)

ここ数年間私にまとわり付いていた心境に深く入り込んだ,ロードムービーの傑作です.アメリカ映画はロードムービーの宝庫です.その中でも心を惹かれるロードムービーの典型は,ある程度まともな主人公が,理解不可能,あるいはかなりいかれた身内の人間の勝手な行動に付き合う羽目に陥るのですが,共に旅をするうちに,相手の真意,そしてそのやむにやまれぬ心情を知るに至り,その相手に深く共感し和解する,というシナリオが多いように思います.私が最近見た映画のなかでのこれは傑作と言えるものは, “パリ,テキサス” がその代表だと思いますが,人気のある所では,“レインマン” や “ペーパームーン”, “オー・ブラザー!” などがありますし,アメリカ以外では例えばブラジル映画の “セントラル・ステーション” は傑作の一つに挙げてもよいのではないかと思います.

そんな中で,この映画の何が良かったのか?一言でいうと,中年男性が,老いて認知症を患う父親に手を焼きながらも,父親の過去を巡る旅に出るうちに,父親の思いと真意を深く理解し強く共感すると同時に,全く合理的ではないけれどもその思いを叶える行動に出る,というヒューマン・ドラマが実に良いのです.

そして,これは同じような経験をした者でなければなかなかわからないだろうな,という点で観るものを選ぶ映画でもあります.私がそう思うのは,ここ数年この映画の登場人物と同じような経験を続けているからにほかなりません.

認知症の家族の介護は,忍耐力を問われる仕事です.全く不合理,不条理な主張や行動に付き合っていかなければなりません.ときには怒りがこみあげてきたり,大声で叱りつけたり罵倒したりしたくなる衝動と闘わなければなりません.それを毎日繰り返すことの辛さは,経験したものでなければわからないと思います.

この映画の主人公も,当初はそういう思いを内部に溜め込んでいたように描かれています.しかし,父の故郷に一緒に行き,父の旧友の老人たちと会って話をするうちに,父は決して間違ってなどいない,無理難題や不道徳なことを要求しているのではない,むしろ旧友たちのほうがあざとく,父をあざけり食い物にしようとしているということに気づきます.

そして,父がそのために旅に出た半分詐欺に近い宝くじの当選の知らせは,もちろん人を誘い出すためのきわどい嘘で,息子は最初から分かっていたのですが,落胆する父の姿を見てついに息子は父の思いを無条件で支持する行動に出るのです.これが非常に感動的ですが,ピックアップ・トラックと工事用コンプレッサを買ってあげるというのが,アメリカの田舎を象徴していて実に渋い.

父親を演じたのは名優ブルース・ダーン.非常にいい味を出しています.認知症の現実をよく知ったうえで演じているのではないかと思います.この映画の演技でカンヌの男優賞を取りました.監督・演出はかのエリア・カザンアクターズ・スタジオの創設者の一人であり, “欲望という名の電車” の演出で一躍世に出ました.ブルース・ダーンもこの学校の出身者.

息子役のウィル・フォーテは,認知症の父親に手を焼く息子を見事に演じるとともに,終盤,父親の思いを叶えるために行動に出た息子の強い意志を非常にうまく表現しました.

思いのほか良かったのは,母親役のジューン・スキッブ.夫との共通の故郷で,若いころ自分の尻を追い回した男の墓の石にスカートのまままたがり,“ほら,見たかったものを見せてあげるわ” と悪態をつくシーンが最高です.この映画での演技はたくさんの映画賞にノミネートされました.

カンヌでパルム・ドールを争っただけあって,非常に見ごたえがあり,お勧めです.

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2017/06/12

アカンサス開花

もう10年以上も我が家の庭に君臨しているアカンサス.初夏の今頃が開花の時期です.人の背丈ほどもある花柄を垂直に伸ばし,気品ある繊細な花をたくさん付けて目を楽しませてくれます.

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植えてすぐのころは葉の茂り方が尋常ではなく,他の植物を圧倒するほどの勢いがあったのですが,ここ5,6年くらいはおとなしくなり,普通の庭園植物となった感があります.それでも,この大きさの花穂を毎年つけるのですから恐れ入ります.

ギリシャの国花となっているくらいなので,地中海世界では昔から様々な図案のモチーフとなってきました.

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2017/06/11

アジサイの色気

かなり以前にも書いたことがあるのですが,やはりアジサイの花には色気がありますね.これも我が家で咲いているアジサイで,ろくに世話などしないものですから,花の付きも良くないのですが,それでも花弁が絶妙な具合に重なり合って,観る者の方に向いている様は,非常に色気を感じます.

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ガクアジサイには気品の高さを感じる一方で,園芸品種には色気がたっぷり,しかも花の色は千差万別と来ていますから,なかなか味わいつくせない奥の深さがあります.

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2017/06/10

Refsort/Ruby v2.52 Released

辞書参照型ソーティングフィルターをスクリプト言語 Ruby で実装した Refsort/Ruby の開発を10年以上続けています(例えば新しいほうから順に *1 *2 *3 *4 *5 *6 *7 *8 *9 *10 *11).もう仕様は落ち着いていて機能の追加をするつもりはなく,細々とバグのメンテナンスを行っている状態です.

前回のリリースはつい最近,今年2017年の4月だったのですが,埋め込みマイルストーンの機能拡張でもやろうかと思ってスクリプトをいじっているうちに,私の理解不足から正規表現にバグがあることが発覚しましたので,慌てて応急処置をとったのが今回のリリースです.

幸いなことに,私がこれまでリリースした辞書ファイルを使う限りにおいては,このバグが顕在化することはなく人畜無害なのですが,とにかく明瞭なバグなので修正版をリリースします.

どういう箇所かというと,辞書ファイルを読み込んだり最終的な出力処理を行うときに,埋め込みマイルストーンを探す必要があるのですが,このときに正規表現内でキャプチャと後方参照を使います.その後方参照を文字クラスの中でも使えると誤解していたのが間違いでした.例えば以下のような表現です.

/^(#!m\s*(\S)\2*[^\\2][^#]*)/

ここで \2 というのは (\S) でキャプチャした非空白文字をそのあとで参照するためのものなのですが,これを文字クラス [...] の中でも使えると誤解していました.これは間違いなので,以下のように修正しました.

/^(#!m\s*(\S)\2*(?!\2)\S[^#]*)/

ここで,(?!\2)\S というのがミソで,これは否定先読みという表現.詳しい説明は省きますが,\2 ではない非空白文字一文字を表現したことになり,私が意図したとおりの動作をすることを確認しました.これは Ruby のユーザーズフォーラムで質問し,ある方から親切に教えていただいたので何とか修正できた次第です.

繰り返しになりますが,機能の追加は何もなく,Ruby の最新版 v2.4.1p111 で動作することを確認しています.

また近日中にユーザーズガイドを改訂してアップする予定です.

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2017/06/05

ジューンベリーの実がなった

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玄関脇に植えていた木が枯れたので切り倒し,古株の周りを2-3年養生したうえで,新しい木として家人が買ってきたのが,このジューンベリー.鳥の餌になって鳥がたくさん来ればいいなという思惑です.

最初の年はほとんど実を付けなかったのですが,今年は春の花付きもよく,深紅に熟した実がたくさん見られます.葉の緑と実の赤のコントラストが美しく,名前の通り6月の強い日差しに良く映えます.

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人間も食べられるそうで,生食,ジャムなどにも適するようです.日本ではまだあまりなじみのない木ですが,これから徐々に流行っていくのではないかと思います.

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2017/06/04

公園を征服したこの花の名は?

わが家の近隣の公園では,この季節にちょっとした異変が起きています.昨年まではそれほど目立たなかったと思うのですが,今年は,タンポポによく似ているが異なる植物が大発生して,見た目にはきれいなのですが,いったいどうした事なのだろうと気がかりになるほど.

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調べてみると,どうやらこれはタンポポの親戚のブタナと呼ばれる植物のようです.葉はタンポポと非常によく似ていますが,初夏になっても地面にべったりと張り付いたロゼットのまま.そこから細長い花柄がスーッと伸びて,その先端にタンポポによく似た黄色い花がついています.

群生しているのが特徴で,公園の芝生の中に多数の黄色い花が咲いているのは美しいのですが,今までこんなの見たことないというほどのものです.まもなく定期的な草刈りで刈り取られてしまうのでしょうが,もともと生えていたセイヨウタンポポ,あるいはより正確には外来タンポポ群の開花が終わった後で,それにもまして群生する植物があるとは,思いもよりませんでした.

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2017/06/03

アジサイの季節

初夏も中盤となり,そろそろ梅雨入りの時期となりました.今年はこの時期になっても寒気が入って来ては,雷雨や雹を降らせ,その後には乾いたさわやかな空気を持ってきてくれるのでまだ実感がわきませんが,本来であれば,南アジアから暖かく湿った空気がどっとやって来て,じめじめしてくるはずの季節です.

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植物はすでに梅雨のモードに入ってきたようで,初夏の花は大部分が終わり,アジサイなどの梅雨の時期の花が目立ってきました.アジサイは日本原産ですが非常に品種が多く,色の多様性もあるので,なかなか楽しめる花です.

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しかし,みんなが花と思っているのは実は萼片だというところがまた面白いところ.我が家には原種となるガクアジサイの株があるのですが,もうかなり花が開いてきており,梅雨入りを待たずして花のピーク時期を迎えそうです.

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2017/05/30

卯の花

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唱歌「夏は来ぬ」の歌詞に出てくる “卯の花” とは,ウツギの花のことです.この花の花期もちょうど今頃.田植えが終わったころに純白の花を付けます.

ウツギとは空木のことなのですが,確かに枯れた枝を切ってみると中は中空になっています.

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外食チェーンに “なか卯” というのがあります.名前がどういう由来なのか興味があるところですが,このページにその由来が書いてあり,ウツギとは無関係だということがわかります.

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2017/05/29

ハコネウツギ

ハコネウツギも初夏を代表する花だと思います.田植えがだいたい終わり,幼い苗が風に吹かれてたなびいている頃に咲く花です.同じころ,住宅地ではそこここでバラもよく咲いていて目立っているので,その陰であまり目につかない傾向がありますが,花自体はめしべが太く突き出して,なかなか妖艶でエロチック.

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一つの株で同時にいろいろな色の花を楽しめますが,その理由は,咲き始めは白い花が次第にピンクに染まり,最後は赤くなるという変わった性質を持っているからです.

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2017/05/28

ヘラオオバコ

初夏から梅雨に入ろうとするこの季節になると,このヘラオオバコが路傍や空き地に目立つようになります.名前の通りオオバコの親戚で,その姿形のトポロジーは非常に似通っているのですが,寸法やその比率はかなり異なります.またオオバコのような踏み付け耐性はないとのこと.花が非常に特異で面白い咲き方をします.単独で生えていることはまずなく,このように群落を作って集団で花を咲かせます.

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私は若い学生の頃に,この花の写真を撮るのに凝っていた時期があり,何時間もかけていろいろな撮り方を工夫したのですが,もう今となってはその写真がどこに行ったのかも定かではありません.

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2017/05/23

ヤマボウシの花

初夏も後半に入り,いろいろな花が一斉に咲き出していますが,こちらは初夏の定番,ヤマボウシの花です.

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花とは言っても,この白い花びらのようなものは総苞片と呼ばれるもので,花弁ではないのですが,とにかく,これが目立ち始めると花が咲いたことになります.

わが家のヤマボウシは果実を味わったことがなく,そもそも味わいたいと思えるような果実が生ったことがないのですが,赤く熟した果実は甘く,果実酒にも適するということなので,気になっています.

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2017/05/22

イボタノキ開花

わが家の敷地境界の外側に自然に生えてきたイボタノキ.枝や幹には頑丈なとげがあるので,剪定するときには大変気を使います.そのような外観とは裏腹に,初夏の今頃咲く花は大変清楚で美しいものです.

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上の写真はまだ蕾の状態のものが多いのですが,この高温で来週末を待たずに花が終わってしまうのではないかと気を揉んでいます.

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2017/05/21

ようやく我が家のバラが開花

昨日,本日と気温が真夏並みに上がり,当地もまもなく30度を超えようとしています.先週前半は比較的低めの気温で動きやすかったのですが,ここまで暑くなると戸外に出て体を動かす気がしなくなります.

ところが,今はちょうど初夏の花の季節.様々な花が毎週のように咲いてきます.バラはまさに今が盛り.わが家の庭に家人が植えたバラは,たくさん蕾を付けながらもなかなか花を開かずやきもきしていたのですが,一昨日くらいからようやく咲き始めました.

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田植えが終わったばかりの田んぼを背景にバラが咲く姿もなかなか良いと思います.フェンスの金網が邪魔ですが,これはどうしようもありません.

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これでも白トビしない

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上の写真をご覧ください.初夏の強烈な日差しで明るく輝く白い花を,暗い影をバックにして撮ったものです.ちょっと昔のカメラであれば,暗い背景に引きずられて露出が多めにかかり,白い花はいとも簡単に白トビしてしまうのが常でした.

ところが,この写真は白トビしていないのですよ.真っ白な部分も飽和しておらず,ちゃんと階調が残っているのです.先日ポストした記事では,白トビを防ぐために露出補正を使いましょうと言ったばかりなのですが,最新のデジタルカメラでは,画面全体を非常にきめ細かく,例えば数万箇所も計測し,白トビ,黒ツブレがないように露出を決めることができるようになっており,その場合には,この作例のように厳しい条件でも白トビを防ぐことができるのです.

とは言っても,ぎりぎりで白トビを逃れているので,あまり余裕はありません.レタッチする場合にももう少し余裕が欲しいところです.従って,カメラが高性能の場合であっても,ヒストグラムのチェックは必須ですし,多少の露出補正はほとんど常に必要,また絵作りのためにも露出は意図的に調整するのが良いと思います.

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2017/05/14

エゴノキが開花

昨日は一日中雨に降られ,今日も夕方までは北東気流が強く吹いて,ぐずついた天気が一日中続きました.

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しかし,先週の高温と昨日たっぷり降った雨のせいか,わが家のエゴノキが開花しました.例年今頃の時期ではあるのですが,今年は花芽が非常に多く付いているので,これからどのように花が咲くのか,大変楽しみです.

私がこれまで見たうちで最も見事なエゴノキの花は,1980年ころだったと思いますが,噴火前の三宅島は大路池のほとりで,自然樹形のまま見事な大木となったエゴノキの枝から,まるでシャワーのように白い花が垂れさがっているのを,大雨の中見上げた時です.

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2017/05/05

強烈な日差しには露出補正を

この連休は好天に恵まれ,戸外での活動が増えたことと思います.たくさん写真が撮れたという人も多いことでしょう.しかし,日差しは強烈なので,デジカメで写真を撮る際には,気を付けておいたほうが良いことがあります.

それは露出を控えめに補正すること.デジカメでの露出はカメラ任せという人がほとんどだと思いますが,カメラの露出は画面の隅々まで緻密に面倒を見てくれているとは限りません.ところどころハイライトの部分が飽和して白トビしていませんか?

RGBの三原色すべてが飽和すると白トビですが,その一部が飽和していると,彩度が若干下がった程度に見えてしまい,それに気づくことは難しいものです.いったん飽和が起きてしまうと,飽和を取り除いたり修正したりすることは不可能です.音の波形でいうと,最大レベル以上に達した波形はクリップされてしまうので,その先を推測するのは不可能だということと同じです.

下の作例は,露出補正を-0.7EVかけて色飽和を防ぎ,撮影後にレタッチで明るさとコントラストを調整したものですが,被写体の淡黄色を忠実に再現できています.しかし露出補正をかけていないと,花のハイライトの一部が色飽和を起こし,淡黄色が白っぽくなってバランスが崩れてしまうのです.

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下の作例は青色で色飽和が起こりやすい被写体ですが,ここでも-0.7EVの露出補正をかけて,色飽和を防ぎ,カラーバランスが崩れるのを防いでいます.実際,Photoshopでヒスとグラムを見ながら明るさの調整を行ってみると,あとわずかに明るさを増やすだけで,青が飽和してしまうことがわかりました.それ以上に明るさを増すと,青色が飽和して青の彩度が徐々に低下するということになります.

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最新のデジタルカメラでは,数万画素のセンサーを使って露出制御を行い,三原色のいずれでも飽和が起きないようにしているものもありますので,このような心配は無用かもしれませんが,それでも飽和に気を付けて露出を制御するに越したことはありません.

強烈な日差しの下のナノハナのような,特定の色の花の群落とか,特定の色の構造物とか,色飽和が起こりやすい被写体の場合には,試し撮りをしてRGB各色のヒストグラムを確認し,飽和が起きないように露出補正をかけることを心がけましょう.

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隠れた憩いの場所を発見

直前のポストの続きです.竜神大吊橋の大混雑に辟易して,昼食をとる場所を探して山を下っていきました.ところが,この地域で売りにしているお蕎麦屋さんはどこも混雑していて,簡単に食事にありつけません.そうこうしているうちに,道の分岐にさしかかりました.道路標示に “西山荘” と書いてあるのが目に留まります.そう行けば行き道でも目にしたこの目印,いったい西山荘って何なの?

家人がその場でスマホで検索してみると,なんと水戸光圀の隠居・没した庵とその周囲の庭園らしい.ま,ちょっと寄って行くかと行ってみたら,これが大正解.広い駐車場が複数ありますが,最も奥の便利な位置にある駐車場がようやく満車になっている程度.竜神大吊橋の混雑とは大違い.大きな建物の中に土産物屋とセルフサービスの食堂があって,まずはそこでおいしいお蕎麦と手打ちうどんを賞味.やっと一息つきました.

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それから庭園を散策.菖蒲園が充実していて,花の季節にはさすがに賑わうようです.広い駐車場はその時のためかな?さらに奥には光圀が暮らした庵とその周囲の庭園が復元・保存されているのですが,こちらは有料.この入場料が1,000円と高いのが玉に瑕ですが,徳川ミュージアムという公益財団法人が水戸徳川家の資料を公開するために他の博物館や施設とともに管理しているようです.庭園は大変良く手入れされていますし,震災で大きな被害を受けたので,その修復費用を賄うために値上げされたのかもしれません.

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庵の萱ぶきの屋根の上にはアヤメが一列に並んで咲いていて,これはおそらくわざわざ植えたものだと思われますが,なかなか良い風情.

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また庵に上る坂道の脇には,ちょうど今が満開のシャガの群落が見事.

竜神大吊橋の渋滞と混雑で疲れた体を,ゆっくりと癒すことができて,ここは穴場です.

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竜神の谷に鯉の群れが泳ぐ

昨日は道路の渋滞が予想されていたのですが,5年ぶりに竜神大吊橋を見に行こうと意を決して高速道路で遠出しました.

あに図らんや,高速道路は入り口からすでに大渋滞.本線に入るだけでも30分はかかったでしょうか?渋滞は徐々に解消・・・と思ったのもつかの間,今度は事故渋滞と分岐インターチェンジでの乗り換え大渋滞.私たちは混雑しない本線のほうを進んだので,ここはひとまず回避.

高速道路を降りてからは普通のドライブだったのですが,目的地,竜神大吊橋の駐車場の順番待ちで1時間ほど渋滞の列に並んだでしょうか?自宅を出てから3時間もかかってようやく目的地に到着しました.

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今から5年前,ちょうど震災から1年後の連休にも来たことがあるのですが,この時はこのあたりの観光地は人出が少なく,駐車場もガラガラだったのとは大違い.あの時は,被災地に気兼ねして行楽を控えたり,放射能値を心配して福島方面へは行かない人が多かったりしたのではないかと思います.

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鯉のぼりはさすがに絶景.橋の両側にそれぞれ一本のロープが渡され,それにおびただしい数の鯉のぼりがつながれて風になびいています.片側のロープの付け根の位置が5年前よりも若干高くなったような気がします.いろいろなところから持ち寄られた鯉のぼりなのでしょう,子供の名前が書いてあったりして,絵柄,図柄も楽しめます.

前回との決定的な違いは,バンジージャンプが公式に認められて定例化し,昨日も何人かのジャンパーが飛び降りていました.体にハーネスを付けて橋の上を歩いているのはジャンパーなのですぐにわかります.

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周囲の山々の新緑は今回も大変美しく,それが鯉のぼりの派手な色彩とよく合って,大変美しく豪華な長めです.

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2017/05/03

イヌザクラ

今日はちょっと離れたところにある貝塚遺跡の里山を散歩してきました.ウワミズザクラを期待していたのですが,残念ながら試験管ブラシのような白い花はすでに終わっており,代わってよく似てはいますが淡黄色のイヌザクラ,の花が満開になっていました.

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この辺りは約6,000年前の縄文海進の時期には海の入江に面する岬のようなところで,そこに魚介類の食べ物のごみを捨てる場所があった,それが現在貝塚として残されている,ということのようです.

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カラスノエンドウがちょうど盛りになっていました.

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2017/05/02

林床にも春

今日はポピーで有名な河川敷に行ってみたのですが,時期尚早でほとんどのポピーは蕾状態.しかし大きく膨らんだ蕾が垂れている様は,開花時の凄さを思わせるものでした.

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気を取り直して,ちょっと離れたところにある森林公園に行ってみました.ここはほとんどが樹齢40年程度以上のヒノキの森.かなり深い森で,中には湧き水から流れ出す沢があったりして,自然度が非常に高いところです.園内にはバンガローやバーベキュー場,フィールドアスレチックの遊具などがあるのですが,連休中にもかかわらず人影はほとんどありません.立派な駐車場もかなり空いています.これが茨城のいいところ.

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深い森の中を歩ていくとシュンランを発見.さらにホウチャクソウの群落もあって,この地域に本来あったはずの植生がひっそりと残っているのを見ることができて,大きな収穫でした.そういえば,この近くに宝積寺(ほうしゃくじ)というお寺がありますが,この植物に由来する宝鐸(ほうたく)という言葉と関係がありそうです.

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