カントリーファンにはたまらないロードムービーの傑作
オー・ブラザー! ジョージ・クルーニー,価格: \3,990
アメリカ映画の傑作には1930年代の大恐慌時代を扱ったものがけっこう多いです.ロードムービーで言えば「ペーパームーン」が代表作ですし「オズの魔法使い」もその時代のもの.厳しい時代だからこそいろいろな話のネタは作りやすいし,癖のある登場人物もいかにもありそうで楽しめます.
さてこの映画には,普通のカントリーファンでもなかなか聞く機会の無い Deep South の泥くさーい音楽がたっぷり詰まっていて,それだけでも買う価値は十分.しかも現在人気のカントリーのアーティストたちの曲が要所要所に配置してあり,サービス精神も十分です.特にこの映画の主題歌ともいえる "A Man of Constant Sorrow" は映画の中でこそジョージ・クルーニーたちの歌ですが,歌そのものは Union Station のリーダ Dan Tyminski の吹き替えで,米国では大ヒットしたことが記憶に新しいです.そのほか Alison Krauss や Emmylou Harris などの歌声も楽しめます.
ただし英語は南部訛りというのでしょうか,とても癖がある英語で聞き取りにくく,普通の日本人であれば字幕で楽しんだほうがよさそうです.
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コメント
トラックバックありがとうございました。
実はCDしか持ってません。DVDも欲しいっ!
投稿: twin_lens | 2004/10/24 16:33