« 人類史上かつてない実験の旅へのガイドブック | トップページ | 経営工学のすばらしい入門書 »

2004/10/23

たんぱく質の静的構造の理解に役立つ

完全版 分子レベルで見た体のはたらき―いのちを支えるタンパク質を視る 平山 令明 (著),ブルーバックス CD-ROM,価格: \1,680

LookingAtProteins.jpgアミノ酸の勉強をするために本屋で衝動買いしました.アミノ酸やたんぱく質の構造がどうなっているのか,その機能とあわせて解説してあり,全くの素人でもなんとなく「たんぱく質ってこんなものか」と納得させられます.α-へリックスとかβ-シートなどという用語を覚えるだけでも,一歩専門家に近づいた気になってしまいます.

しかし機能の詳細については定性的な解説しか無く,これはそもそも現在の学問のレベルでもあると思うのですが,構造から機能を,マクロな構造物の力学の比喩で,さも見てきたように説明しているのはちょっと納得できません.ピコ秒の時定数で揺らいでいる構造どうしが,どういう確率で,どういう力によって相互作用し,部分構造同士をやり取りして反応を起こしているのか,そこが最も知りたいところ (少なくとも私は) だったのですが.イオンチャネルの説明など不満が残ります.

本文中,分子構造の写真がモノクロで見にくいのが欠点.版型もなんとなく中途半端.

| |

« 人類史上かつてない実験の旅へのガイドブック | トップページ | 経営工学のすばらしい入門書 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: たんぱく質の静的構造の理解に役立つ:

« 人類史上かつてない実験の旅へのガイドブック | トップページ | 経営工学のすばらしい入門書 »