冬枯れの葦原で新年を思う
恭賀新年
今年のお正月は久しぶりに帰省して両親と過ごしました.遠く離れて住んでおり,もうかなりの高齢なので,あと何度顔を合わせることが出来るものかと思いながらの帰郷でした.大変ありがたいことに両親とも健康状態はほぼ良好です.これが何よりです.
高校卒業30周年の同窓会パーティが開催されたので,帰郷したついでに出席しました.ところが30年の歳月の重みはたいしたものです.お互い誰が誰やらわからないのです!事務局が気を利かせて会場の壁面にクラス別の卒業写真のコピーを張り出してくれましたので,その前に行き,俺の昔の顔はこれだよ,と指差し教えてもらって初めて,あぁそういえばお前か!と認識できる始末です.もちろん,昔の面影が色濃く残っている者もおり,そういう人は最初から「だれそれ君はちっとも変わらないね」などと言われています.私たちの世代はもう子どもが巣立ちかけている年代なのですが,子どもが受験だという人もいれば,もう夫婦二人の生活に戻ったという人もいて,人生の段階に多様性があります.久しぶりで高校生時代に還ったような気がして,とても気分が高まりました.幹事の皆さんに感謝感謝です.
故郷から自宅に戻り,届いていた年賀状の整理をし,地元の神社に初詣に行きました.それから近場の葦原で鳥を探します.チュウヒ,チョウゲンボウ,モズ,カワウ,ツグミなどが出てくれて,真昼の時間帯としてはまあまあです.葦原の隣には休耕田が広がり,その一角にガマの穂が密集していました.風が吹くとガマの穂がちぎれて飛び,まるで黄金の雪が舞っているように見えます.
昨年は天地人ともに災害が多い年でしたが,今年はいろいろな意味で災害を克服し,災いからの復旧と安寧が出来る年であって欲しいと願うばかりです.
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