「雷龍の国ブータンに学ぶ」に学ぶ
リンク: 第8回 雷龍の国ブータンに学ぶ(1) RIETI 経済産業研究所.
最近RIETIのフェローになられた西水美恵子さんのこの一連の著作にハマっています.まずは西水さんにお会いして,それからブータンの国王にお会いしなければならない,などと妄想を逞しくしています.
ブータンといえば,かの国で農業指導に当たり国王から最高位の称号"ダショー"を授与された西岡京治さんのことを忘れるわけにはいきません.この逸話は人気テレビ番組"世界ふしぎ発見"でも特集され,奥様がスタジオに招待されて涙ぐんでおられたのを見た覚えたあります.そして現在でもJICAによる開発援助が行われているのを知っている日本人がどれほどいるのでしょうか?
それにしても世界は広いですね.私たちが知っている世界など,たいした広さではありません.そしてより本質的には,"私たちの理解を越えたところにも世界は広がっている" ということを謙虚に認識できているかどうかが一つの試金石なのですが,これに全く落第しているのが近代西欧の思想世界なのです.オマエしっかりしろよ!と言いたくなるほどの自己中心的世界観.しかし日本も近世以降はこれにハマってしまったのですから,あまり悪口はいえません.
こんなことを書き出したのも,誕生日が過ぎて人生の先が見えてきたからにほかなりません.
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コメント
雷龍王国には憧れますね。本当の豊かさとか、幸せとかを考えさせられます。
少し調べたところ、アシ・ドルジ・ワンモ・ワンチュック王妃が、ブータン現代史の本を書いているようなので、入手できれば読んでみたいと思っています。
投稿: umex@白梅亭 | 2005/09/26 23:48