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2006年1月

2006/01/29

大御所だけどまだまだ現役

It Always Will Be [from US] [Import] Willie Nelson,価格: \1,849 (税込)

Willie_Nelson-It_Always_Will_Beカントリー界では無形重要文化財と言っても良いくらいの歌手なのですが,最近の姿かたちはますます渋くて格好いい不良老人を気取っているように見えます.2002年に出したアルバム "The Great Divide" にもそれが色濃く出ていましたね.日本の音楽界で言えばかまやつひろしかな?

さて押しも押されもせぬ大御所の近作は,上記の The Great Divide 同様に豪華なゲストをちりばめた秀作.Lucinda WilliamsNorah Jones との共演と聞けばすぐにでも買いに行きたくなるでしょ?この辺りのマーケティングのセンスが実に良いんですよね.でも少々商業主義的やりすぎの感がしないでもありません.

ま,いずれにせよ,端正で伸びやかなテノールの切れ味は全く衰えておらず,相変わらずの危なげない歌声に安心して聞きほれることが出来ます.この人の歌声は,良くも悪くもカントリー男性歌手の一つの "標準" なので,よく聞き込んでおくと良いと思います.世の中には,この鼻にかかったテノールが嫌いでだから男性カントリー歌手は聞きたくない,という人もいるのですが,私はむしろ Norah Jones の薄っぺらで深みの無い歌声のほうが聞いていて気になりました.まだ若いのでこれからを期待するしかありませんが.

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2006/01/28

どんどん高くなる

CA250136mときどきこのブログで紹介している新・新丸ビルの建築状況ですが,右の写真は1月24日の状況です.どんどん高くなっているのがお分かりいただけると思います.この姿を見ると,いかにも巨大なビルが建てられているのだということが実感できます.向かい合って建つ新・丸ビルとツインビルになるのかと思いきや,どうも姿かたちが微妙に異なるようです.東京駅中央口を対称軸としてきれいな対称を描く都市計画と思っていたのですが,そこを微妙にはずしているらしいのです.うーむ,バロックか?

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2006/01/25

カントリーポップのキュートな歌姫

Restless [from US] [Import] Sara Evans,価格: \2,510 (税込)

Sara_Evans-RestlessSara Evans はなかなかルックスの良いカントリーポップの歌手です.やや童顔なので可愛らしい感じがしますが,実際には実力派の大人の歌手です.歌唱力は申し分なく,アルトの歌声には安心感すら感じます.このアルバムは前作の "Born Free" に続くものですが,このアルバムも現代的なカントリーポップを取り揃えた素晴らしいものに仕上がっています.例えば第2曲目の "Backseat of a Greyhound Bus" はまさにアメリカン・ポップスの王道を行く名曲.アレンジも大変現代的です.ところが第3曲目の "Restless" はケルトの薫り高いアレンジで驚かされます.まるで The Chieftains と競演しているみたいです.

彼女がこれから先どのような路線を歩んでいくのか,このままカントリーポップの主流を歩むのか,それとも方向を変えていくのか,見守っていきたいと思います.

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2006/01/22

雪枝

CA250133m午前中比較的早い時間帯に,雪景色の中を駅前まで用を足しに行きました.住宅街の中では雪かきが始まっていましたが,すでに圧雪されてアイスバーンになっているところも多く,皆さん苦労していたようです.急な坂道の箇所もあり,そういうところでは洗面器にお湯を汲んできてざばーっつと地面にまいているお宅もありました.

右の写真は途中の公園の木の枝に付いた雪の白さが青空によく映えていたので,それを携帯電話のカメラで撮ったものです.今日は一日中快晴だったので日なたの雪はかなり溶けたのですが,日陰にはまだまだ雪と氷が残っています.明日の朝の冷え込みで再び凍りつくのが怖いですね.

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モルゲンロート

22Jan2006-019m

昨日は夜9時頃になってやっと雪が止み,それから徐々に晴れ上がったらしく,今朝は快晴の空で朝焼けが始まりました.特に雪が朝日に映えるモルゲンロートが大変美しく,思わず朝食前に写真を撮りました.こういう景色を日常的に楽しむことが出来ることこそ,田園地帯に住んでいるものの特権です.

玄関前の道路は昨日は午前と午後の2回雪かきをしたのですが,それでも今朝は再び5cmほどの雪が積もり,しかも昨日からの圧雪で所々がアイスバーンになっています.仕方なく今朝も雪かきをします.これで3回目です.特に車を出し入れできるようにしておかなければなりません.昨日の重労働による筋肉痛が始まっているのですが,そんなことを言ってはいられません.これでも道路の雪かきだけで済んでいるのでましなほうです.豪雪地帯のような屋根の雪下ろしのことを思えば楽なものです.

22Jan2006-041m

庭に回ってみると,葉をつけた木々が雪の重みでたわんでいます.特に華奢なオリーブの鉢植えがしなっていて大丈夫だろうかと心配です.鳥の餌台に穀物とみかんを置いてやりました.雪が降ると小鳥たちは餌が取れないために飢えているので,たくさん集まってきます.餌台の屋根に積もった雪の厚さがお分かりになりますか?至るところこれくらい積もったのです.本当によく降りました.

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2006/01/21

サダム国際空港でのライブ映像がすごい

Everything [from US] [Import] Chely Wright,価格: \1,849 (税込)

Chely_Wright-EverythingChely Wright の CD と DVD の2枚組ですが,通常の CD のほうは曲数が6曲しかありません.第2曲目のアルバムタイトルにもなっている "Everything" は新曲だと思うのですが,例のざらつきのある彼女の声が聞く者の官能をくすぐるのはいつもの通りです.

しかしこのセットが面白いのは付属DVDに収められている映像がすごいからです.どうすごいのかというと大部分が世界各地の米軍の慰問コンサートツアーのハンディカメラによる記録映像だからです.日本では民間空港に到着後,新幹線に乗ってどこか地方に行っています.空港の感じが成田ではないように見えたので,行き先は横須賀ではないようです.時期は2002年の2月と彼女自身が言っていました.寒そうだったのでひょっとすると三沢かも.

韓国にも行っています.現地の空軍基地で複座のF16に試乗して宙返り飛行をやっています.ソウルでの慰問コンサート会場には何とブッシュ大統領夫妻が登場.非武装地帯でも慰問ライブをやっています.会場は食堂のようなところ.まさに慰問ですね.

しかし,しかし,何といっても圧巻はバグダッドです.サダム国際空港の巨大な格納庫の中での慰問コンサート.集まった観客は相当の数です.大音響の中,軍服の大群衆の中で華奢な女性歌手とバックバンドが危うげに異彩を放つこの光景は以前にも見たことがあります.そう,映画 "地獄の黙示録" の一シーン.プレイメイトたちがジャングルの中の基地を慰問するシーンです.プレイメイトたちが踊った曲は Creedence Clearwater Revival の "Susie-Q" でした.コッポラは戦争の狂気が高まっていく導入にこのシーンをうまく使いました.それから30年ほど経ったバグダッドでの慰問コンサートではベトナムのような狂気は見られませんでしたが,この映像は見ようによっては様々な思いに駆られるものを持っています.なぜアメリカは中東の大国の首都を占領し,その空港でこれほどのやりたい放題をやっているのか・・・あるいは,アメリカはなぜサダム国際空港の "Saddam" という悪名高い残虐な独裁者の名前を消さないで残しているのか・・・でも彼女のメッセージの最後は "みんなお家に帰ろう" で,会場が大いに沸いていました.

カントリーの歌手が世界中の米軍を慰問するのはそれほど珍しいことではないようで,日本にも私たちが知らない間に相当の数の来ているはずです.その途中で基地以外のところにもドロップ・バイしてくれませんかね?

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21Jan2006-006m

予報通りこの週末は雪の朝から始まりました.朝起きるとすでに5cmの積雪です.空は暗く,雪が本格的に降っています.朝食を済ませてから自宅の玄関前の道路の雪かきをします.雪は積もって時間が経たないうちに取り除かないと溶けて重くなりますし,また一晩置いてしまうと凍結して氷の板になってしまい,こうなると剥ぎ取るのが大変です.雪かきは20分ほどで終わりやれやれと思ったのですが,雪は一向に止む気配が無く激しい降雪が続きます.

この記事を書いている午後2時頃には,せっかく雪かきした玄関前の道路もすでに元通りに雪で覆われてしまっています.この調子では夕方暗くなる前にもう一度雪かきをしなければならないでしょう.気温がそれほど低いわけではないので,降った雪もかなり溶けてはいるのですが,それでも積雪は10cmをはるかに超え,15cmから20cm位にはなりそうです.日本海側の豪雪に比べるとまるでお遊びのような積雪ですが,雪には慣れていないためこれでも結構気をもみます.明日の朝に雪が凍結していなければ良いのですが.

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2006/01/14

みぞれあがりの霜

CA250124m今日は午後から冬にしては大雨が降っており,所々で本当に大雨洪水警報が出ているところもあるようです.日本海側の雪国の人たちにとっては災害をもたらす雨となる可能性が高いのですが,関東地方にとってはほぼ3ヶ月ぶりの本格的な雨です.これで冬野菜の成長もよくなることでしょうし,畑作地帯の土ぼこりも収まることでしょう.

上の写真は1月11日の早朝,通勤途上で撮った写真です.前日にわずかながら雪やみぞれが降り,大気の湿度が高くなったところへ夜間の放射冷却で大量に霜が降りたものです.一見,ものすごく寒い朝に見えますが,実際には冷え込みはそれほどでもなく,気温よりは湿度のほうが霜の形成には良く効くということらしいです.

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2006/01/10

冬晴れ

09Jan2006-010m

豪雪に見舞われている日本海側の人たちには大変申し訳ない気がするのですが,太平洋側はほとんど雨が降らないカラカラの好天がもう1ヶ月以上続いています.今日の早朝は関東の北部でほんのわずかの積雪があったものの,そしてそのために真っ暗な雪道を駅まで恐る恐る歩いたものの,基本的には関東平野部では毎日が冬晴れです.こういう冬に慣れてしまうと,九州北部や日本海側のような雪雲が湧いてはちぎれて流れていくという冬の空にはもう戻りたくなくなります.風は強くて冷たいものの,毎日が快晴なので洗濯や布団干しにはもってこいです.とくに東京から神奈川にかけては気温も高めなので,冬といえどもかなり楽に過ごせます.現在私が住んでいる北関東ではさすがに気温は低く,毎朝零下5度は覚悟しなければなりませんが,それでも日中は6,7度くらいまで上昇します.

上の写真は昨日に河原を歩いたときに見つけた大木と,それを引き立たせる冬空です.木々の冬芽がそろそろ膨らんできました.スギの雄花はそろそろ花粉を飛ばし始めます.立春が近づいていますね.

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2006/01/09

冬の河原

09Jan2006-016m

今日は風が弱かったので,ちょっと足を伸ばして大きな川の河原を歩きました.雲が多くて日差しが十分ではなかったため,上昇気流も弱かったのでしょう,猛禽類の出がいまいち.ノスリとオオタカくらいしか出てくれません.かなり濃い赤色のベニマシコ♂と色の薄い♀,最近自宅の周りではめっきり見なくなったジョウビタキが比較的よく見られたのが収穫.

河原の植物は上の写真のノイバラ(テリハノイバラかも?)のようにまさに真冬の様相でしたが,広大な河畔林を構成しているハンノキの類では,もう雄花が膨らんで赤く色づいていました.これがいっせいに開花するとどのような景色になるのでしょうか?楽しみです.

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2006/01/03

Codeから解放された日本

お正月1月2日の夜,NHK総合で突然 "英語でしゃべらナイト" が始まってしまいました!あれ?これは教育テレビの番組だったはずだけど・・・どうやらお正月特別番組だったようです.その中で "ほう?" と思ったのは,東京に住む外国人向けの無料情報誌の編集長 (ロンドン出身) が日本の文化は "Eclectic" で面白い!と言っていたこと.これには番組の司会役の西洋人も "とてもよい表現!" と褒めていました."Eclectic" を辞書で引くと "(1) 取捨選択する.(2) 折衷(せつちゆう)主義の, 折衷的な_あれこれ取捨していい所を取ることにいう." と記載されています.そう,西洋文化圏から東京に来ると,西洋と日本の文化があまりにごちゃ混ぜに折衷されていて,それがとても新鮮に見えるらしいのです.

西洋の文化には,様式,慣例,モードなどと呼ばれる決まりごとが多くあって,それらは一種の掟 "Code" として働きます.最も典型的なものは服装のコード.服装のデザインや TPO については細部にわたって決まりごとが多く,それに背くことはタブーです.建築にも様式の考え方が強く,街並み全体が一つの建築様式で統一されることが普通です.絵画しかり,音楽しかりです.もちろん日本の文化にも同様のコードはあるのですが,日本は伝統的にコードには寛容な文化を持っていますし,ましてや背景をよく知らずに輸入した西洋のコードに関しては全く頓着しませんから,コードを破ることを平気でやってのけます.それが西洋人にはかえって新鮮かつかっこよく見えたりするということではないかと思います.日本のこのコードに関するいい加減さが,伝統の重圧を感じずに次々と新しい様式を実験的に提案し世界のファッション界をリードするに至った日本人デザイナーたちを生み出したのだと思います.

現在,このコード破りの最先端にいるのはアキバ系のオタク文化です.オタク系コミックの世界は,春秋二回の有明での展示会に世界からマニアが押し寄せるほどの広がりと深みを持つに至りました.フィギュアはその最も代表的な偶像です.またメイド喫茶もその傍流です.これらは実は70年代に遡るアキバのパソコン文化がそもそもの源流.それから30年,世界最先端の "Cool Japan" のデジタル家電が表の顔なら,アキバの裏通りに淫靡な花を咲かせているコード破り文化が裏の顔です.昨年,秋葉原には大きな変化が訪れました.つくばエクスプレスの開通と,ダイビルのオープン,ヨドバシカメラ巨大店舗の開店です.今年の3月にはダイビルと隣り合わせの巨大なUDXビルが開業します.変化が加速され,オフィス街化,ファミリー層化が懸念?される秋葉原ですが,その本質は日本伝統のコード破りであることに何ら変わりはありません.

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2006/01/02

枯れ野にありて思うこと無し

01Jan2006-038m

今年の関東地方のお正月の天気は,元日と二日が曇り時々雨という生憎のお天気でした.しかしこれは一ヶ月以上まともに雨が降らなかったので待望のお湿りです.これでしばらくは土ぼこりが収まることでしょう.

元日は昼過ぎから近所の神社に初詣に出かけたのですが,寒いので早々に引き上げ,近くの水辺を短時間だけお散歩.南西の空を見ると,低く垂れ込めた雲が大きな波を打ち,はるか遠くのほうだけ雲が切れて空が茜色に輝いています.こういう景色を眺めると,漠然とした不安を感じながらも,内心は案外平静で実は何も考えていなかったりするものです.

明日は良いお天気になりそうです.

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高級料亭のおせち料理

01Jan2006-011m

今年のおせち料理は買ってこよう,ということでネットサーフィンでいろいろなサイトを探し回ったのですが,京都有名料亭のいかにも良さそうなものは値段も高く10万円以上,デパート系は値段の割りに中身が良くない,関西系,北海道系は冷凍で配送が多い,関東でも首都圏から外れるこの辺りまでは配送してくれないところがあるなどなど,ろくでもない事実が次々と判明!悩んでいたら,そうだ!とひらめきました.地元の高級料亭でもおせちの配達をしているはずと思って,時々会社の接待に使っていたところにアクセスすると,ありました,ありました.限定150食.大晦日に直接配達.税金込みで3万円.写真で見る限り内容はかなり良さそうです.これを11月に予約しておいたのです.

実際に大晦日に配達されたものを手に取るとずしりと重い.三段重ねのお重はプラスチックではありますがそれほど安っぽくはありませんし,ちゃんと風呂敷に包んであります.開けてびっくり,食べてびっくり,全51品,4人前です.関東料亭の伝統的な料理・味付けを忠実に再現したとのこと.さすが地元の高級料亭だけあって,料理に手抜きはありません.下ごしらえも飾りつけもさすが料亭!という感じです.煮物系は北関東風に濃い味付け.お重にびっしりと詰まった4人前は,食べても食べてもなかなか減らないボリュームです.これで3万円はお買い得です.デパートの5万円以上に相当するのではないでしょうか.

ということで,今年のお正月は異常に充実したおせちを楽しんでいます.でもそろそろあっさりしたものも食べたくなってきました.

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2006/01/01

謹賀新年 2006

2006

明けましておめでとうございます.21世紀も今年で6年目を迎えることになります.例年にならって私自身の昨年を振り返り,今年の展望や希望を簡単に書いてみたいと思います.

CA250091mまず昨年は3月に職場がかなり遠くに移転となり,毎日特急電車で通勤することになってしまいました.これはこれでなかなか楽.しかし1ヶ月も経たない4月には今度は都心へ転勤となり,仕事の内容も大きく変わりました.本社スタッフの一人として,これまでとは異なる視点と価値観で物事を見る必要に迫られました.これまでずっと現場のラインにいた者としては,驚いたり認識を新たにしたりと気の抜けない日々が続いています.また会社の中枢で幹部と日々接しながら仕事をするという経験もこれまでに無かったことで,当初は大変緊張して我ながら情けない思いをしました.今ではこういう仕事のスタイルにもようやく慣れてきましたので,ようやく自分なりのスタイルで仕事が出来るようになりつつあります.

CA250117mバブル崩壊後の長い不況をようやく抜け出しつつある日本の経済界ですが,それぞれの会社には特有の課題が残っています.私が勤める会社では,長く続いたビジネスモデルが通用しなくなったにもかかわらず,新たな経営環境に適応することが出来ずにもがいている場面が多く見られます.より具体的に言うと,規制に守られた業界を最重要顧客としてきた長い歴史があるため,それに合うように会社の組織や経営の仕組みが最適化されていたのですが,規制緩和とともに顧客が従来とは異なる動きをするようになり,その変化にいまだ適応することが出来ずにいるというのが実情です.変化にすばやく適応するには,これまでのようなボトムアップの官僚機構手続きでは限界があります.強いリーダーシップが期待されるのですが,それは危うさとも紙一重のところがあるために決断が付かず,外からはぐずぐずしているように見えるというのが実情です.経営環境からのもっと強力な圧力がかかり,いったんは解体して業界再編を含めて出直すくらいの荒療治が必要なのかもしれません.

約3年ぶりの都心勤務となったわけですが,当時勤めていたビルは目の前で解体されて建て替え中です.長く続いた基礎工事が終わり,毎日鉄骨が組みあがっていくのを見ていくのは楽しみなものです.今はまだ見下ろす立場なのですが,しばらくすると見上げることになるのでしょう.完成すればかなりの高層ビルになると思いますので,また少し人の流れが変わるのかもしれません.

一昨年は日本での自然災害が大変多い年でしたが,年末にインドネシアで大地震が起き,津波で大勢の人命が失われました.それを皮切りに昨年は世界中で大規模な自然災害が多く起きました.アメリカ南部のハリケーンしかり,パキスタンの大地震しかりですが,自然災害の被害を見るにつけ,その半分以上は人災もしくは人間社会の不備により発生しているような気がしてなりません.援助物資が海外から送られても,現地の "劣悪な統治" のせいで物資が闇市に流されて被災者には届かず,代金は腐敗した役人と地域の実力者の懐に入るという話はよく聞きます.

このような国家や地域では "テロリスト育成の三条件" である "貧困" と "差別" と "劣悪な統治" がセットで揃っている場合が多く,将来に絶望した純真な若者たちがプロのテロリスト集団に絡め取られ,自らの命を差し出して国際社会に訴えるという行動が生じます.開発援助に関する西水美恵子さんの論文を読むにつけ,世界にはまだまだ正義と希望を待ち望んでいる人たちがいかに多いかということを思い知らされます.昨年は久しぶりに UNICEF に寄付をしました.

23Nov2005-144m一昨年の2004年11月に2台目のコンパクトデジカメを買い,それからほぼ一年後の昨年2005年11月にはデジタル一眼レフを買いました.これにより写真を取る機会が増え,このブログにも一部を載せるようになりました.一眼レフを触るのは久しぶりでしたが,やはり長年慣れ親しんだ感触はうれしいですね.今回買い求めたカメラはクイックリターンミラーの動作が遅く,像の消失時間が長いのが玉にキズですが,コンパクトデジカメとは次元の違う写りには大変満足しています.現在市場に出回っている大部分のデジタル一眼レフは,APS-C サイズと呼ばれる 35mm フィルムよりは一回り小さな撮像素子を使っています.これは撮像素子が高価なためですが,昨年あたりからいよいよアマチュア向けの 35mm フルサイズのデジタル一眼レフが世の中に出始めました.まだまだ私にとっては高嶺の花なのですが,広角レンズを多用したりボケ味を楽しんだりする向きにはうってつけです.早く安くならないでしょうか.来年の今頃は手に入れているかも・・・?欲しいなぁ.

ここ4, 5年ほど買い続けているカントリー,特にブルーグラスの CD がだいぶ増えてきました.これまでは Amazon.com から送られてきたダンボール箱をそのまま部屋の床から積み上げていたのですが,さすがに CD を探すのに不便ですし,地震のときに荷崩れしないかと心配です.そこで決心してCDの収納家具を買ってしまいました.400枚ほどは収容能力があるので,まだ半分ほどしか埋まっていません.これから居間に加えて書斎にも小さなオーディオセットを置こうかと考え,カタログを眺めて楽しんでいる段階です.ピュア・オーディオの世界はもう何十年も死んだも同然の業界なのですが,団塊の世代が引退すると同時にかつての賑わいを取り戻すのかもしれません.デジタル・オーディオにしろスピーカにしろ,当時から比べると技術は進歩しており,音の質は格段に進歩しています.

一昨年2004年9月に書き始めたこのブログも,もう一年以上が経ちました.カウンターをつけたのが昨年の1月なのでそれまでの来訪者の数はわかりませんが,一年経っても1万人はいきませんね.残念.一日平均で30人にも届かないということです.もう少し写真を増やしてビジュアルにすれば,そしてより一般受けする内容を書けば来訪者は増えてくれるのかもしれませんが,まあ自分のための日記ですから,そこまですることもないかと思っています.

今年はまったオンラインサービスに "Google Earth" があります.世界中の衛星写真を Web ブラウザで自由自在に見ることが出来るサービスなのですが,インターフェースというか,ある地点からもう一つの地点に移動するときのズーム・アウト,ズーム・インの動作が素晴らしくよく出来ていて,まるで高度な宇宙船に乗って地球を観察している宇宙人になった気分です.衛星画像そのものは民生用としてはトップレベルで,ある国の軍部からは,軍事施設が丸見えになるのでサービスを休止するよう圧力がかかったほどです.

私は,これまでに自分が住んだことのある家やアパート,そして勤務したことのある建物を多数登録し,連続再生して自分のこれまでの足跡を辿って楽しんでいます.楽しかったこと,つらかったことが次々に思い出されて涙ぐんでくるほどです.年をとったということなのでしょうね.

昨年は自分自身の健康状態は比較的良好でしたが,老化は確実に進行していると自覚しています.飛蚊症がだんだんひどくなり,飛んでいる蚊の数がだいぶ増えてきました.一方で両親が本当に高齢になってきたので大変気をもんでいます.昨年はとうとう父親の体に癌が見つかり,摘出手術をするという事件が起きました.幸い予後の経過は順調なようなので一安心していますが,年末以外の時期に早めに帰省して様子を確かめるということもやりました.

12dec2005_001m今シーズンの冬は暖冬という予報が見事に外れ,12月早々から厳しい寒さに見舞われています.北極振動という偏西風の蛇行パターンがちょうど日本に寒気をもたらすようになっているのだそうです.この蛇行パターンはしばらくの間は続くはずですが,もう1ヶ月以上続いているのでそろそろ変化が見えてきても良いはずです.年明けの1月,2月はもう少し暖かくなってくれることを期待しましょう.原油の高騰で灯油の値段は例年の2倍です.今年は暖房費がだいぶかかりそうなのでたまりません.北海道では昔から,食費を削っても暖房費は削るなと言われているそうです.どちらが命にとって重要かということなのでしょう.

さて,皆さんの昨年一年間はどのような年だったでしょうか?ひょっとすると楽しい思い出よりもつらい思い出が多かったかもしれません.しかし今年こそは楽しい思い出が多い年であることをお祈りいたします.長いおしゃべりにお付き合いくださり,どうもありがとうございました.

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