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2006/04/29

宝石箱のようなフランスの美しい村々

フランスの「美しい村」を訪ねて―パリから出かける小旅行 角川oneテーマ21 辻 啓一 (著),価格: \900 (税込)

Tsuji_keiichiles_plus_beaux_villages_de_短い期間ながらフランスに暮らして感じたことは田園地方の美しさでした.地図に載っていないような田舎にもハッとするような美しさがあります.それはひょっとすると東洋から来た外国人だからこそ感じることができるものなのかもしれませんが,しかしその点を割り引いても魅力的な村々の何と多いことか!

この本は,そのような村々の中からさらに選りすぐりの精鋭?たちを集めたものです.フランスには「フランスの美しい村協会」という団体があって,それに認定されることは名誉なことらしいのですが,その厳しい基準をパスした美しい村々がカラー写真つきで紹介されています.村の構造から始まって主要な建物や見どころ,名物の食べ物,そしてその村で活躍しているアーティストなどが大変コンパクトに記述されています.意外と他の地方や大都市から村の魅力に惹かれて移り住んだ人たちが多いのですね.

もともと雑誌に連載された記事を集成して単行本にしたものなのですが,選定基準や著者の取材ポリシーは一貫しているので,読んでいて安心感があります.とはいえ,紹介されている村々はパリから遠いものが多く,中にはパリから 600km も離れているところもあり,自分で車を運転しての旅行が当たり前とはいえ,一般の日本人が観光旅行として訪れるにはやや敷居が高いように思います.もっとパリから電車で日帰り,あるいは一泊程度の小旅行で訪れることができるところを増やしてほしかったと思います.

また本文と写真の頁が離れており,写真を見ながら本文を読み進めることができずに大変不便な思いをしました.もう少し編集上の工夫ができなかったものかと惜しまれます.著者自身の手になる写真の質が高いだけにもったいない気がしました.またこの分量と内容の割には価格が高め.もう少し版型を大きくして \1,500 程度にすればさらに良い感じに仕上がったのではないかと思います.

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