« ココログが相変わらず不調 | トップページ | つらく苦しいオブジェたち »

2006/05/03

監督の音楽センス全開の青春ロードムービー

エリザベスタウン 出演: オーランド・ブルーム, キルスティン・ダンスト 監督: キャメロン・クロウ,価格: \ 3,761 (税込)

Elizabethtownこれは2月に上海に行く飛行機の中で見た映画です.国際線では日本で劇場公開される前の映画を吹き替えや字幕スーパー付きで見ることができるのが良いですね.つい先日ポストした Johnny Cash の半生を綴った "Walk The Line" もドイツに行く飛行機の中で見たものです.

スニーカーのデザイナーとして期待されたヒーローが製品企画の失敗で巨額の損失を会社に与え,自殺を決意するのですが,ちょうどそのとき故郷の父親の訃報が届き,故郷で葬儀を済ませるうちに徐々に自分を取り戻していく,その過程でスチュワーデスの恋人が主人公を上手に導く,というストーリーです.

ストーリーにはちょっと無理があるし,助演女優のキルスティン・ダンストの演技には少々疑問符も付くのですが,終盤,主人公が往年の名曲を聴きながら車で旅する部分はなかなか素敵なロードムービーになっています.この部分は監督キャメロン・クロウの音楽センスが全開となって,ここだけ楽しむ分には良い映画です.

しかし,序盤から中盤にかけては,ストーリーがぎこちなく,父親との関係の持ちかた,父親に対する息子の思いなど,中途半端な描き方が目立ってあまり好感をもてませんでした.特に,主人公たちが携帯電話で夜通しおしゃべりを続けるエピソードは退屈で腹が立つほどでした.

面白かったのは,父親の葬式パーティの場面で親族のロックバンドが絶叫演奏し,天井から宙吊りになっていた大きな鳥の張りぼてが炎を上げながら滑り落ちるシーン.ハチャメチャな場面と音楽が異常な興奮と調和を保って大変妙味がありました.

ケンタッキーの小さな町が故郷ということで,もう少しカントリーやブルーグラスの色合いが濃い音楽シーンを期待していたのですが,それは完全に当てが外れました.

| |

« ココログが相変わらず不調 | トップページ | つらく苦しいオブジェたち »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 監督の音楽センス全開の青春ロードムービー:

« ココログが相変わらず不調 | トップページ | つらく苦しいオブジェたち »