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2006年10月

2006/10/28

酸菜麺

Taiwan_oct2006012m

食べ物の話ばかりで申し訳ありませんが,件の鼎泰豊 (Din Tai Fung) (*1 *2 *3) で小龍包とともに注文した酸菜麺(高菜と豚肉の麺)です.これは台湾では非常に一般的な庶民的な麺で,これまでにも何度か食べたことがありますが,あっさりしていながら味わいもあり,日本人の味覚にも大変良く合う麺の一つです.台湾料理の良いところは,日本の華僑社会と同じく福建省の出身者が多いことが理由なのでしょうが,日本の(庶民的な)中華料理と共通する部分が多く,日本人にも違和感無く楽しめることでしょうね.

ちなみに,満州で生まれ育った私の母は,異なる料理に慣れ親しんでいたせいか,日本の中華料理のことを「あれは福建料理」と呼んでいました.

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2006/10/24

龍山寺

Taiwan_oct2006046m台北市内の有名なお寺.大変霊験灼(あらたか)なのだそうで,30度を超える気温で暑かったにもかかわらず,多くの参拝客で賑わっていました.

台湾の寺院には見事な透かし彫りをした石の柱が立っていることが多いのですが,このお寺にも立派なやつが何本もありました.極彩色の瓦の屋根,キンキラキンの天井の装飾,特有の長いお線香,などなどが日本のお寺とは全く異なる雰囲気を味わせてくれます.

しかしこれも立派な仏教の寺院.経典を伝え,仏に祈り,悟りの境地に至らんとする僧たちがいることには変わりありません.

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肉屋

Taiwan_oct2006026m

ご覧ください,この吊るされたお肉たち.台北市内の有名な市場街での一こま.普通の観光客は足を踏み入れないところです.牛,豚,鶏のお肉が主体ですが,日本と違って,それぞれのパーツを余すことなく徹底的に切り捌き,食べまくるという,まさに獣食文化の国であることが良くわかります.豚の耳や鼻や蹄は当たり前,背骨や胃袋や,その他の内臓もぶら下げられて売られています.

魚食文化の日本人が見るとギョッとするのですが,ヨーロッパでも羊の脳みそや血詰めのソーセージがごく普通にスーパーマーケットで売られていたりしますので,それほど驚くべきことではありません.逆に,魚食文化のわれわれの微に入り細に入った魚の調理方法や保存食は,獣食文化の彼らから見るとこれまた驚異のはずです.

一つだけ違和感が残ったのは,買い物客のおじさんが,ぶら下げられている肉の塊りを素手で触って感触を確かめながら選んでいたこと.どうせ徹底的に火を通すのでしょうが,感染症に対するポテンシャルはゼロではありません.

それでも,台湾の道端の食べ物屋さんは実に魅力的です.毎朝,地下鉄の駅の出口には白い湯気を上げる屋台が所狭しと立ち並び,オフィスに向かう途中の勤め人たちが朝ご飯を買い求める風景は,大変素晴らしいものです.中華圏独特の魅力あふれる風景です.

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2006/10/22

小龍包

Taiwan_oct2006009m

台北の小龍包で有名なお店,鼎泰豊 (Din Tai Fung) に連れて行ってもらいました.お店の前は入店の順番を待つ人たちで大混雑.観光バスもやって来ては日本人観光客を吐き出しています.お客は日本人ばかりかと思ったら,それほどでもありません.台湾の人もかなりやって来ています.私たちは予約をとっていたのですが,それでも待つこと15分.お店の前には入店可能な番号を示す電光掲示板もあります.

小龍包はさすがに美味しい.豊富な肉汁が口の中に飛び込んできて,これはまさに絶品.どのようにすればあれほどの肉汁を漏らさずに溜めておけるのでしょう?カニ味噌入りの小龍包も食べましたが,こちらはカニ味噌の味がそれほど濃厚ではなく,ちょっと失望.

お店のカードを見てみると,なーんと,大陸にも香港にも日本にも韓国にもシンガポールにもインドにもアメリカにもたーくさん支店があるではありませんか!知りませんでした・・・商売,上手ですね.

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2006/10/19

女性実力派のベストアルバム

Lee Ann Womack [from US] [Import] - Lee Ann Womack

Lee Ann Womack は実力派のカントリー・ポップの歌手で,このブログでだいぶ前に紹介したはず,と思っていたら,あれれ,まだ紹介していませんでしたね.まずい.それならばまず紹介するべきアルバムは,1997年に出されたこのアルバムをおいては他に無いでしょう.

Lee Ann Womack はカントリー女性歌手の中でも叙情派の代表格ではないでしょうか?もっとも叙情派とは言っても,ねちねちと聴覚神経に絡みつくようないやらしさは全くありません.わずかにざらついた声質がポジティブに働き,しっとりと湿り気のある節回しながら,触れてもさらさらしている清浄な水のような感触です.

第1曲目の "Never Again, Again" は,今日に至るまで彼女を代表する名曲です.叙情感たっぷりの彼女の特徴ある歌いっぷりを満喫できます.フィドルやスチールが良い味を添えるアレンジも第一級です.私はこれまで何十回,何百回この曲を聴いたことか・・・

この曲以外のお奨めは第4曲目の "The Fool" かな?これも叙情感たっぷり.もう一つ,私のとびきりのお奨めは第10曲目の "Montgomery to Memphis" です.ハーモニーコーラスから浮かび上がる彼女の歌声が,Montgomery to Memphis と節を回すところがたまりません.

これからもいくつかアルバムを紹介していこうと思います.

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2006/10/17

もみじせんべい

Fallhome_oct2006051m

いただき物の,まるで押し葉そのもののおせんべい.これは見事なもみじの葉っぱですが,これ以外に実はマツタケ・スライスせんべいもありました.お味のほうは・・・特にもみじの味はしません.むかし秋の京都で食べたもみじの天ぷらもろくな味はしませんでした.でも,そもそももみじの味って何だ?

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2006/10/16

土臭いが実力派のバンドワゴン

Cherryholmes [from US] [Import] - Cherryholmes

掘り出し物です.最初はさして期待もせずに買ったまま,しばらく封も切らずに放っておいた CD でしたが,聴いてみてびっくり.ブルーグラスの逸品です.素晴らしいの一語に尽きます.何と家族6人組のバンド.本拠地は Arizona です.最初のアルバムは2001年に出されました.フィドルが二人もいたりします.男性も女性もリード・ヴォーカルを取ります.オリジナル曲が多く,いずれもトラディショナルな雰囲気の良い曲ばかりです.今回紹介するのは2005年に出されたアルバムですが,いまだにこういうブルーグラスの新曲が多く出てくるあたりは,アメリカのブルーグラス界の底力を思い知らされます.

音はアコースティックな響き溢れる土臭いブルーグラス.録音も素晴らしいです.ギター,マンドリン,バンジョー,フィドル,ベースとブルーグラスに必要なほとんど全ての楽器がカバーされていますが,一つだけ欠けているものがあるとすればドブロですね.ドブロの響きが無いことが,全体に叙情感を薄くしている気がしますが,このバンドは叙情感たっぷりに歌い上げるアーティストというよりは,バンドワゴンに乗った音楽職人の一座の風情を感じます.さっとやって来ては,淡々とパフォーマンスをこなし,さっと去っていくという感じです.これから化けるかもしれませんが.

面白いのは,女性よりも男性ヴォーカルのほうが良い味を出していると感じられることです.楽器のパフォーマンスの完璧さに比べると,ヴォーカルは今ひとつの感が否めませんが,最終曲 "No One to Sing for Me" のコーラスは素晴らしいものです.ソロのヴォーカルの質を高めていくことがこれからの課題となるでしょう.

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2006/10/15

今日の夕暮れ

Fallhome_oct2006049m

特に何も言うことはありません.今日の夕暮れです.空気が完全に秋のそれに変わり,夕焼けの色や,夕焼け後の空の赤から紫への微妙なグラデーションの感じが秋冬型に変わってきたのがわかります.木枯らしが吹き始めるまでのあと一ヶ月ほどが,寒さに震えずに夕暮れを楽しめる季節になります.

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波状雲

Ca250202m涼しい秋風が当たり前のように吹くようになって来ました.日中,日なたを歩くとまだ汗ばむのですが,日陰に入って風に当たっていると体が冷え込んでしまうほどです.ふと空を見上げると,うぉー!これは何だ?まるで巨大な洗濯板.上空に強いシアー(高度による風速の差が大きい層)があるのでしょう.流体力学的な不安定波が雲によって可視化されて延々とつながっています.これをうろこ雲というのでしたっけ?

疑問が入道雲のようにムクムクと湧き上がって Wikipedia の雲形を引いてみると,実に様々な雲の形が分類されています.それによれば,今回の雲は「高積雲のうちの層状雲かつ波状雲」ということになるようです.雲の分類がこのようになっているというのは今回初めて勉強しました.

この Wikipedia に掲載されている雲の写真の中には凄いものがあります.特に印象的だったのは「アーチ雲」です.外国のどこかの都市の写真のようですが,まるで特撮映画そのもの.作り物ではないかと思えるほど.一見の価値があります.

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2006/10/09

秋だね!タテハチョウも来たよ

Fallhome_oct2006036m

昨日と比べると今日は風が収まり湿度がさらに下がって,大変過ごしやすい秋の陽気となりました.最低気温と最高気温の差である日較差が10度以上ありますので,朝晩は肌寒いのですが昼間は汗ばむほどになります.

上の写真は昨日アップしたのと同じ花ですが,今日はタテハチョウの仲間が多く見られました.コガネムシも多く,花粉にかぶりついていました.土手ではそろそろセイタカアワダチソウの花が咲き始めています.ススキも穂を開き始めました.いよいよ秋も本番です.

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二番穂すくすく

Ca250199mこの地方では稲刈りが8月の終わりから9月の初めにかけてです.まだ気温も日照も十分ですから,切り株からは右の写真のように二番穂がすくすくと育ちます.例年この状態は10月一杯は続き,11月になって二番穂にも実が入り頭を垂れ始めた時点で霜が降りて,そのまま立ち枯れるという経過を辿ります.米の実が入ったまま立ち枯れた二番穂は,初冬の鳥たちの格好の食料になり,冬が本格化する頃には全て食べ尽くされてしまいます.

二番穂が入ることで田んぼの地力は落ちるのかもしれませんが,夏の終わりの稲刈りで緑がなくなった田んぼが,霜が降りるまでの間,再び青々とする姿はなかなか面白いものです.

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2006/10/08

北朝鮮豊渓里核実験サイト

Northkoreaundergroundnucleartestsite

このブログで最もアクセスが多かった記事は実は舞水端里ミサイルサイト北朝鮮のミサイル発射台?のふたつです.こういうタイトルはやはり注目を集めるのでしょうね.

さて今回は地下核実験です.ニュースで話題になって以来,気をつけてサイトを探してはいたのですが,やはり素人には探し出すことは至難の業.今朝の新聞の写真と Keyhole のリンクを辿ってやっと発見しました.漢字名は豊渓里,英語では P'unggye-yok と呼ぶようです.報道によれば,北朝鮮は今日から10日にかけて実験を強行する可能性があるとのこと.

世襲の独裁者による社会主義政権という極めて特異で時代錯誤の恐怖政治国家が,アメリカに振り向いて欲しくて欲しくて仕方がなくてやっていることではありますが,政権内の軍部の力が強くなっているとすれば本当にやらかしかねない危うさがあります.しかし地下核実験程度で過度に騒ぎ立て,アメリカ軍産複合体制が売り込むミサイル防衛などに大金をつぎ込むべきではありません.Aegis Combat System を開発・販売している Lockheed Martin 社は,今回の騒ぎをさぞや歓迎していることでしょう.金正日に感謝状を贈りたい程ではないかな?日本は,多国間の枠組みでなだめたりすかしたりして,どうにかこうにかでも平和裏に権力を委譲させる努力を続けなければなりません.

貧しく苦難を強いられている北朝鮮の人々も大変気の毒です.日本やアメリカが強化しようとしている経済制裁が,北朝鮮の人々に与えるだろう影響を考えると,大変複雑な気持ちになります.彼らとて地球に生きる同胞なのですから.

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秋だね!忙しく蜜吸い

Fallhome_oct2006024m

Fallhome_oct2006022m

台風から変わった温帯低気圧が猛烈に発達しており,北日本は強風が吹きすさんでいるようです.関東地方でも風は非常に強いものの真っ青な空で日差しは強烈.今日は運動会が多く行われているのではないでしょうか?

秋の花がだいぶ咲いています.上の写真で蜜を吸っているのはキチョウとホウジャクの一種.これからは花が少なくなるので蜜吸いに忙しそうに見えますが,これは人間の勝手な思い込みでしょう.それでも,もう秋の真っ只中だということには誰も異論が無いと思います.最高気温は25度くらいまで上がるらしいのですが,最低気温が16度くらいなので衣替えが必要です.

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2006/10/07

台風一過というほどでも・・・

Fallhome_oct2006014m

昨日は,もっと東にそれるはずだった台風が思いのほか関東の近海を北上していったおかげで,かなり長時間にわたり風雨が強まり,例によって電車が乱れました.朝の出勤時にすでにその兆候はあったので,昼間も列車の運行状況をチェックしていたのですが,この調子ならばちょっと飲んでいるうちに正常に戻るだろう,と思って飲みに行ったのが大誤算でした.

途中の乗換駅までは通常通りの運行だったのですが,そこから先の電車が止まっています.涼しい風が吹き渡るプラットフォームに立ち尽くして待つこと約一時間半,イライラしている人がいたり,よって足取りが怪しい人がいたり,雰囲気は良くありません.0時を回る頃にやっと電車がやってきました.しかし安全確認に手間取り発車に5分もかかる有様.しかも安全のため 35km/h で徐行します,というアナウンスが流れ,なかなか目的地に着きません.

0時半ちょっと前に駅に到着.やれやれ急いで帰ろう,雨も小降りになってきたし,と思って傘を差して歩き始めたとたん突風に行く手を阻まれます.それでもぐいぐいと傘を押し立てて前進すると,何と言うことでしょう,傘の骨が何本もクニャリと曲がってしまいました.台風を甘く見ていた私が悪かったのですがもう後の祭り.変形した傘で何とか横なぐりの風雨をしのぎながら20分かかって帰宅.布団に入ることができたのは1時をはるかに回ってからでした.のどがヒリヒリと痛く,風邪を引いてしまったようです.

上の写真は今日お昼頃の空です.台風一過というほどではありませんが,久しぶりに見た青空でした.

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2006/10/04

Patty Loveless を髣髴とさせる Alecia Nugent

A Little Girl...A Big Four-Lane [from US] [Import] - Alecia Nugent

聴いた瞬間にわかる正統派で実力派のブルーグラスシンガーです.それもきらびやかなスターではなく,長い下積みを経て隣町から出た地元の歌手という風情です.美人ではありませんし華があるわけでもありません.んーがぁ,しかし,それでも惹かれるものがあるのはなぜでしょうか?ひとつには,手を抜かない正統派の唱法,抑制しながらもひとりでに漏れ出てくる情感表現がたまらない魅力となっているからでしょう.全く媚びることなく,しかししっとりと歌い上げる歌いっぷりは,何度聴いても飽きることはありません.

一聴して以前から紹介している Patty Loveless の恨み節 (*1, *2) に似ているとことがわかります.声の質が似ているだけではなく,節の回し方も同じ系統です.Patty Loveless よりは癖がなく,より聴きやすいとも言えますが,それでもアメリカの奥座敷にふさわしい歌い方で,もはや正調の現代アメリカ民謡と言っても良いように思います(笑).アルバム中,讃美歌が多いのも Bluegrass ではよくあることですが,特徴的です.

好きなタイプのシンガーに行き当たりましたので,過去のアルバムも聴いてみたいと思います.それにしても Rounder というレーベルはつくづく素晴らしいですね.解説は Wikipedia のこの記事でどうぞ.この会社の株を買ってみたい気がします.市場には出ていないのでしょうが.

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2006/10/01

適度に肉付けされたJohnny節

American Recordings [from US] [Import] - Johnny Cash

つい先日紹介した American Recordings 第一弾に続く第二弾.プロデューサは当然のことながら Rick Rubin です.前作は生ギター一本の伴奏だったのに比べると,本作は通常のバンドによる演奏が加わっており,Johnny Cash の世界が適度に肉付けされていると感じます.Rick Rubin のプロデュースしたアルバムに共通するのは,選曲の良さとアレンジの秀逸さ,大変質が高いレコーディングとミキシングです.

前作もそうでしたが,感心するのは Johnny Cash が大変安定して自分の世界を表現していることです.全くブレがありません.逆に言うとどの曲も互いに良く似ていて,どれを聴いても同じように聴こえる,変化が無い,という批判も出てくるところですが,これは全部で6作以上もあるこの American Recording シリーズが全て揃ってから,もう一度考えてみることにしましょう.

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