適度に肉付けされたJohnny節
American Recordings [from US] [Import] - Johnny Cash
つい先日紹介した American Recordings 第一弾に続く第二弾.プロデューサは当然のことながら Rick Rubin です.前作は生ギター一本の伴奏だったのに比べると,本作は通常のバンドによる演奏が加わっており,Johnny Cash の世界が適度に肉付けされていると感じます.Rick Rubin のプロデュースしたアルバムに共通するのは,選曲の良さとアレンジの秀逸さ,大変質が高いレコーディングとミキシングです.
前作もそうでしたが,感心するのは Johnny Cash が大変安定して自分の世界を表現していることです.全くブレがありません.逆に言うとどの曲も互いに良く似ていて,どれを聴いても同じように聴こえる,変化が無い,という批判も出てくるところですが,これは全部で6作以上もあるこの American Recording シリーズが全て揃ってから,もう一度考えてみることにしましょう.
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