寒肥(かんごえ)
今年は真冬でもかなり暖かく,植物の根の活性度がどれくらい落ちているのか,どれくらい深い眠りに落ちているのか怪しいものがあります.寒肥を施すのであれば今のうちでなければなりません.そうしなければ,ちょっと日数が経っただけでも根が動き出して,まだ土に馴染んでいない肥料にまともに当たって悪い影響を与えてしまいます.
過去2年間はホームセンタで素人向けの寒肥用肥料というものを買ってきていました.これは肥料の濃度を低めにし,穏やかな効き目の成分を多くして,多少多く与えすぎても悪い影響がないようにしたものです.しかしこれだと多く買ってこなければならず,肥料を埋めるために掘る穴も大きくしなければなりません.
今年はこのような素人向けの肥料が手近に手に入らなかったこともあって,普通の油粕系の配合肥料を買ってきました.与える量が多すぎないよう注意しなければなりませんが,小さな穴を掘って紙コップ一杯程度ずつ与えればよいので作業も楽です.2時間ほど日なたで汗をかいて施肥作業が完了です.使った配合肥料はちょうど 10kg でした.これは 100 m2 の広さの家庭菜園に適した量だそうで,まあまあの按配ではないかと思います.
もうフキノトウは全盛ですし,クロッカスも花が開いています.トサミズキもほころびかけているものがあって,例年よりも半月から一月ほど季節が前倒しになっている感じです.春から夏にかけてどんな陽気になるのかちょっと不安です.
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コメント
寒肥を施してから一週間で二度も雨が降ったので,肥料成分が土に馴染むのが早まりそうです.例年だとまだカラカラの冬晴れが続き,土ぼこりが舞っているはず.今年は春が異常に早いので,思わぬ雨の連続が少しうれしく感じられます.
投稿: 俊(とし) | 2007/02/18 10:50