根津のトマソン「原爆タイプ」
3月4日の日曜日に根津を歩いていて見かけた,日本では珍しいトマソン「原爆タイプ」の写真です.この用語は以前このブログで紹介した "路上観察で歩くパリ" に登場するもので,確かにパリの市中ではそこここに見られる建物外壁のパターンです.要するに,隣接する建物どうしが壁を共有して建てられているために,片方の建物が取り壊されると,もう片方の外壁に壊された建物の壁の断面がくっきりと残る,というものです.
ちなみにトマソンとは,Wikipedia によれば,"超芸術トマソン" とも呼ばれ,赤瀬川源平らの発見による芸術上の概念であり,不動産や建築物に付着していて美しく保存されている無用の長物,なのだそうです.
根津のような木造家屋密集地域で,この原爆タイプのトマソンが発見されたのは,なかなか珍しいことではないかと思うのですが,私の思い込みだけかもしれません.
| 固定リンク | 0
« 本当に春 | トップページ | 田んぼのタネツケバナ »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 浄土庭園のハシビロガモ(2023.01.02)
- ご新造さんがやって来た(2022.07.31)
- ヤマザクラを堪能(2022.04.12)
- 3年ぶりの大仏(2022.01.03)
- カケスが喰われた(2021.12.21)
コメント