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2007年5月

2007/05/27

黄砂

どうやら今日は関東地方にも黄砂が飛んで来たようです.私の自宅の周辺でも,通常の水蒸気による白っぽい霞とはちょっと異なる感じで,一日中薄い霞がかかっていました.関東地方にまで黄砂が飛んで来るのは珍しいと思いますが,西日本,特に九州北部ではさほど珍しいことではありません.春から初夏にかけて,空が晴れているのに黄色っぽくて,薄茶色の霞がかかって見えるのが黄砂です.

黄砂には功罪両面があるようですが,発生源に近い中国では実際に砂塵が積もったり交通機関に影響が出たりして,ろくなことは無いようです.アメリカ中西部から西南部にかけても,大規模な砂嵐が発生して植物にとって最も重要な表土が大量に失われ,不毛の土地となった地域があったりしますが,中国北部に次いでオーストラリア南部でも同じようなことが起きないか心配です.

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2007/05/26

Refsort/Rubyをこのブログにアップ

もう15年以上前に作った自作ソフト "Refsort" をこのブログからダウンロードできるようにしました.15年前には MS-DOS のソフトとして MS-C を使って実装したのですが,数年前に,Ruby のスクリプトとして実装しなおし,機能も仕様もアップグレードして使い易くしました.これを Refsort/Ruby と呼んで自分自身で細々と使用しています.

Refsort は辞書参照型のソーティングフィルタです.通常のソーティング即ち並べ替えは,並べ替えの順序 "Lexical Order" が文字コードや辞書順などに決め打ちしてあり,これをユーザが変更することはできません.しかしそれでは困る場合が結構あります.例えば,生物学の分類のリストを作る場合です.バードウォッチングの記録は出現した順序で鳥の名前を書いていくのが普通です.これを記録として整理する場合には生物学的な分類順序に従って並べ替える必要がありますが,これが慣れないと大変なのです.ベテランであれば,個々の鳥の種が何の何であるかはわかっているので,大分類はそらで出来ますし科の中の順序は図鑑を見ればすぐにわかります.しかし素人はこうは行きません.図鑑と首っ引きで長い時間をかけてやっと並べ替えが完成します.

日本の鳥の場合はせいぜい600種類ほどですからこれでも何とかなるのですが,植物となるとそうはいきません.日本の種子植物だけで6,000種以上!これはツールが欲しくなりますよね.そういうときのために作ったのが Refsort です.自分で並べ替えの基準を辞書として用意することが出来ます.詳しくは右のサイドバーのリストからファイルをダウンロードしてお試しください.日本の鳥と植物の辞書ファイルも用意しましたので,鳥と植物でしたら簡単に始められます.6,000種の植物のリストが4,5秒で並べ替えられてさっと出てくるさまはなかなか快感ですよ.

なお,Ruby そのものは添付されていません.Windows 用の Ruby はここからダウンロードできます.

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2007/05/21

エゴノキの花が咲く

Earlysummerhome_may2007084m

先週から庭のエゴノキが花をつけ始めました.昨年の報告も5月21日だったので,ほぼ同時期です.エゴは庭木などにも使用されますが,かなりの高木になります.そうすると花がよく見えないのではないかと思われるかもしれません.しかしこの木の花は白く可憐な花が下向きに垂れ下がって付くので,下から見上げるほうが花の姿が良く見えます.私がこれまでに見た最も印象的なエゴノキは,三宅島の大路池(たいろいけ)のほとりにちょうど今頃咲いていた巨木です.ちょうど1978年ころだったと思うので,噴火前の美しい大路池と,無数の純白の花が梢を埋め尽くして咲いていたエゴノキが大変見事でした.このあと三宅島は1983年と2000年に噴火し,島の様子はかなり変わってしまったようです.

エゴノキは大振りの実をつけますが,これにはサポニンという毒が含まれているそうで,鳥もそれを知ってか食べに来ないようです.材質は硬めで剪定はやりにくく,枯れた細い枝はポキポキと簡単に折れます.わが家のエゴノキは実はこれで二代目.先代は虫に食われて枯れてしまいました.

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2007/05/20

ニシキウツギ再び

Earlysummerhome_may2007079m

今日は大変日差しが強く,青空も深かったのでなかなか良い写真日和.先週曇り空の下のニシキウツギをポストしましたが,あまり良い写真ではありませんでした.ほとんど同じアングルから今日撮った写真をアップします.カメラの設定は何も変えていないのですが,まるで印象が違いますね.

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さわやかな五月晴れ

Aroundhome_exilim55_may2007005m

一昨日から昨日にかけては一日中どんよりとした曇り空で,時々寒気の流入に伴う積乱雲が土砂降りの雷雨を降らせ,まだまだ冬の空気と夏の空気がせめぎあっているのだなぁと実感できるお天気でした.今日は一時的に冬型の気圧配置となり,強めの北西の風が吹いて大陸から冬の空気が流入してきました.そのお陰で日差しはやたら強い割には大変爽やかないいお天気.朝方近所の田んぼの中を歩いたのですが,田植えから2週間ほど経ったばかりの苗が風にそよいでいました.

何でもフィリピンの東南の海では台風2号(アジア名 YUTU-07)が発生したそうで,小笠原方面への直撃コースを辿るのだそうです.この爽やかさからは想像できませんが,もう日本の南は完全に夏の湿った空気なのですね.

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2007/05/18

トサミズキの新緑

Earlysummerhome_may2007074m

3月17日に花の満開をお伝えしたトサミズキですが,その後2ヶ月が経ち,葉が青々と茂ってきました.トサミズキの葉は大変特徴的で,言葉で説明するのは難しいのですが,大変可愛らしい形の涼しげな葉っぱです.しかしシュートがニョキニョキと伸びる場合もあって,けっこう剪定には手間がかかります.

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2007/05/16

なぜテレビは速報しないIP網の障害?

昨晩は NTT 東日本の地域 IP 網である Flet's 網 が障害で6時間以上も不通となり,インターネットの世界は大混乱しました.わが家でもこの障害に巻き込まれました.ONU やルータのパイロットランプを見る限り,これらの機器の故障ではなさそうです.NTT 東日本の故障対応の電話番号に何度かけても録音の音声で「大変込み合っていますのでしばらくしてからおかけ直しください」を繰り返すばかり.

障害らしいとは思えても確認する手段がありません.テレビをつけて夜のニュースを見てもそれらしいことは報道されませんし,ましてやテロップで速報することもありません.ひょっとしてと思って地デジデータ放送の中を探しましたがニュースの項目にはありません.ようやく NHK の BS-hi のデータ放送のニュースの中にこの障害のことが詳しく報じられているのを発見し,やっぱり Flet's 網の障害であって,自分の ONU やルータの障害ではないとわかりひと安心しました.

おそらく過去最大規模の障害で,NTT 東日本は IP 網の歴史に大きな汚点を残しました.ひかり電話に頼っていた人たちはさぞ不安だったと思います.直接の原因は機器の故障への対応の不手際ですが,より本質的には設備投資をケチっていることに帰せられると思います.

今回の事件で感じたことは,既存メディアの対応の鈍さです.首都圏の通勤電車が人身事故で止まる程度でテロップを流して速報することに比べると,今回の障害はそれをはるかに上回る役務提供の不履行だったのですが,テロップを流したメディアはおそらく皆無だったのではないでしょうか?ニュースで取り上げたところも非常に少なかったはずです.さすがに翌日の新聞には小さな記事が出ていましたが.既存メディアのネットワーク社会に対する感度と心理的な距離を感じさせる出来事でした.これでは既存メディアはネットワーカーからは見向きもされなくなりますね.

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ニホンアマガエル

Earlysummerhome_may2007069m

4月30日にポストした記事で書きましたが,4月の後半,田植えのために田んぼに水が入ると,その日の夜から一斉にカエルの大合唱が始まります.鳴いているのは,複数の種類のカエルで,ニホンアマガエルシュレーゲルアオガエルの2種だけは合唱の中から聞き分けられます.ニホンアマガエルは田んぼの中だけではなくそれよりはだいぶ高いところにあるわが家の庭でも多数見かけます.きっと餌になる虫を捕りに来ているのでしょう.

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ニシキウツギ咲く

Earlysummerhome_may2007061m

週末にふと気が付くと,ニシキウツギが開花していました.例年田植えが済んだ頃に花をつけるので,それがわかるように写真を撮ってみました.昨年も同様の記事をポストしていますが,今年も例年通りの開花です.

一昨日は夜遅く帰宅したのですが,駅から自宅までの道すがら,ある角を曲がった途端にむせ返るような花の香りが襲ってきました.スイカズラの香りです.歩を進めると数メートル先の生垣にスイカズラの白い花が沢山咲いていました.これも初夏の風物詩.

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2007/05/13

木肌の妙

昨日は思いのほかお天気が持ち日差しにも恵まれたので,近場の神社に出かけて新しいレンズの試し撮りを繰り返しました.下の写真はそのときに撮ったケヤキの大木の木肌.どのような条件でこのような木肌が生まれるのかよくわからないのですが,木肌が緩やかな等高線のように重なっていることがわかります.この写真の木肌とは異なるテクスチャーの木肌をしたケヤキもすぐ近くに生えているので,微気候の影響ではなさそう.むしろ,一本一本の木の個性が出たもののようです.

Shrinesnearhome_may2007033m

レンズの試し撮りとしてはなかなか面白い絵が撮れました.絞りはほぼ開放なのですが,そのわりには木漏れ日のボケ具合はまあまあ.周辺で多少の像の流れが見られるのは致し方ないところです.

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2007/05/12

軽量・コンパクトなお散歩レンズ

先月末の記事 "山本邸の人力車" のコメントで書きましたが,今週月曜日に新しいレンズ PENTAX DA 21mm/F3.2 AL Limited を購入しました.このレンズは軽量コンパクトが特徴で,PENTAX DA 40mm/F2.8 Limited のようなパンケーキ・レンズほどではないにしても,カメラにつけてもレンズの出っ張りはほとんど感じさせません.カメラを肩から提げてもレンズの重みでカメラが傾くことも無く,35mm 判換算で 32mm という焦点距離の使いやすさもあいまって,まさにお散歩にうってつけのレンズです.

Earlysummerhome_may2007045m

さて本日が撮りおろし.まずは朝起きてみると良いお天気で,田植えが済んだばかりの田んぼに青空が映えてきれいだったので,それを何枚か撮ってみました.結果はまあまあです.このレンズには Limited の称号が与えられていますが,銘玉の誉れ高い FA31mm/F1.8 AL Limited と比べると,Limited を名乗るほどではないなぁという感じです.開放 F 値が暗いことも残念ですが,これは軽量・コンパクトとのトレードオフなので,痛し痒しというところ.お散歩レンズと割り切れば,大変良い絵が撮れることは間違いありません.さぁ散歩に出かけましょう!地井散歩みたいになってきましたね.

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2007/05/06

現代の市街戦を疑似体験して思うことあり

ブラックホーク・ダウンスペシャル・エクステンデッド・カット 完全版 出演:ジョッシュ・ハートネット, ユアン・マクレガー,監督:リドリー・スコット

戦争映画に徹底したリアリズムを持ち込んだ記念碑的な作品は Spielberg 監督の "Private Ryan" (レビューはこちら)であることには大方の異論はないでしょう.綿密な時代考証を経た兵隊の階級ごとの軍服や携行装備,それぞれの武器の動作音,銃弾が走る音,そして実際の戦場の地獄絵図・・・兵士の腕や足が吹っ飛び,はらわたが飛び出し,上半身だけになった死体・・・アメリカではこの映画の公開後,かつての兵士たちが戦場の悪夢を思い出し精神的に苦しむ症例が多発,在郷軍人会が対策に乗り出したというエピソードがあるくらいリアリズムに徹した映画だったことは記憶に新しいところです.

Private Ryan は第二次大戦を舞台にした映画でしたが,現代ではあのような正規軍同士の大規模な戦闘は起こりえず,正規軍対ゲリラ,正規軍対テロリスト集団,という戦闘がほとんどです.携行ミサイルを持った都市ゲリラを相手に正規軍が市街戦を戦うとどうなるのかを,実話を元に映画化したのがこの Blackhawk Down です.この映画も Private Ryan の系譜をひく戦場リアリズム映画の一つと言ってよいでしょう.タイトルの "ブラックホーク" とはシコルスキー社の軍用ヘリコプター.

詳細は数々のファンサイト (例えば *1, *2) などを見ていただくとして,私が最も印象に残ったのは,撃っても殺しても地底から湧いて出てくるような数の民兵たち,それも死を恐れず自らの身を挺して攻撃してくる,そのような相手に遭遇してしまったとき,私たちはどのような感情を抱いてしまうのかということです.恐怖?絶望?怒り?

ソマリアの民兵に当てはまるかどうか知りませんが,「いわゆる」イスラム原理主義者たちにとって,それが聖戦であると規定されたら,それで死ぬことは天国での永遠の愉悦を約束される,というご都合主義の教義解釈が行き渡ってしまったため,戦闘や自爆テロで命を落とすことを厭わない若者たちが大勢生まれました.これについてはつい先日紹介した "誇りを持って戦争から逃げろ!(新書)" で「無限小の論理」という心理学的解釈がされていますし,昨年紹介した映画 "シリアナ" でもテロリストグループの情宣活動によって自爆テロに赴くに至る少年の心理プロセスが描かれています.

いわゆるイスラム原理主義はやっかいですね.日本の皇国教育のもとでさえ,特攻隊員が「天皇や国体護持のためではなく,家族や恋人などの身近な人たちを守るために死にに行くのだ」と自らに言い聞かせなければならなかった健全性に比べると,イスラム原理主義の狂気とおぞましさが際立ちます.死を恐れない兵士は最強の兵士ですから,イスラム過激派との戦いは長引くと見るべきでしょう.

そういう連中が殺しても殺しても湧いて出てくる恐怖.アメリカの特殊部隊はその恐怖感と戦っていたように思います.その恐怖に駆られて米兵が機関銃やバルカン砲を連射すると,薬きょうがそれこそ滝のようにジャラジャラと落ちてきます.その臨場感は大変良く描けていた映画だったと思います.ヘリコプターが墜落するシーンも大変リアル.回転翼機の墜落は巨大なロータが飛散する凶器となって大変危険なのですが,どうやって撮影したのか大変良く撮れています.この映画を通して現代の市街戦がいかなるものか疑似体験できる,そういう映画なのです.

しかしながら,この戦闘で米兵の死者はたったの19人だったのに対して,民兵側は約1000人が死んだそうです.この違いはいったい何でしょう?しかもこの戦闘を経ながら,アメリカは政治的にこの地域で勝利したわけでもありません.何のための戦闘だったのでしょう?

ところで,現代のアメリカ市民社会はこの19人の死者の数さえ容認できないほど自国の兵士の死に絶えられなくなってきました.そこで必要となるのが最前線で戦ってくれる同盟国(属国)の兵士たちです.憲法改正後の日本がその役割を負わされる可能性は十分にあります.アメリカの軍産複合体制にとっては,高価な兵器をたっぷり買ってくれて,しかも前線で米兵の代わりに命を落としてくれる,それこそ同盟国(属国)として使い出十分な国の一つとして,日本を照準に収めていることは間違いありません.

リアルな戦争映画はそこまで考えさせてくれる良い題材です.

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2007/05/05

一流どころがソングライターの才能に集う

Gaining Wisdom [from US] [Import] Donna Hughes (Artist)

Donna Hughes という人のことはこのアルバムを買うまでは全く知りませんでしたが,ジャケットの写真を見る限りルックスは合格点.ライナーノーツを開いて曲の内容を確認すると・・・えーっ?何だこれは!参加しているミュージシャンが極めて豪華ではありませんか.ハーモニー・コーラスには Alison Krauss, Mary Chapin CarpenterRhonda Vincent そして Alecia Nugent,Guitar は Tony Rice や Tim Stafford,Mandolin は Sam Bush などなど.どうやら Blue Highway のメンバーがほぼ全員参加しているようですね.そして彼女自身は時々 Piano を弾いています.全14曲中,2曲を除いては彼女が作った曲ばかり.みな素晴らしいコンテンポラリー・ブルーグラスの曲ばかりです.

私は良く知らなかったのですが,彼女は歌い手としてよりもソングライターとしての才能を広く認められているようで,このアルバムはソングライターとしての彼女の元に集ったミュージシャンたちが競演するアルバム,ということのようです.確かに,リード・ヴォーカルは Donna 自身が取ってそれなりに歌い,これはこれで一応の合格点を差し上げられるのですが,曲作りの才能は明らかにワンランク以上レベルが上と感じました.元の曲が良いので超一流のミュージシャンたちの伴奏も十分に生きます.Sam Bush のマンドリンは素晴らしい冴えを聴かせますし,意外と良かったのが Dobro の Rob Ickes です.とても流麗・・・とここまで書いて思い出しました.同じことをつい最近2007年3月31日にポストしたレビューで書いていました.ちゃんと耳で同定できた私は偉い?ライナーノーツには AKUS の Bass 奏者である Barry Bales が長文を寄せています.

彼女の曲でない2曲のうちの1曲は,Cyndi LauperRob Hyman の "Time after Time" ですが,これもなかなかいけます.とにかくコンテンポラリー・ブルーグラスが好きな人にとっては必聴のアルバムです.

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2007/05/04

代かき・田植え始まる

Earlysummerhome_exilim55_may2007015m

昨日,今日と初夏らしい強い日差しと低い湿度の大変さわやかなお天気です.世間一般的には絶好の行楽日和ということになるのですが,農家の人たちにとっては代かきや田植えの真っ最中.おそらく一年で最も忙しい時期のはず.私の自宅から見下ろせる田んぼでもこの1週間で随分と田植えが進みました.一昨年は5月4日昨年は5月6日にポストした記事で田植えを紹介していますから,今年もほとんど同じ日取りです.代かきと田植えでそれぞれ異なる機械を使うのですが,全ての農家が自家用の機械を持っているとも思えないので(だってそれぞれ年に1日ずつしか使わないのですから),多少日をずらして作業をしているのではないかと想像しています.

代かきに先立っては,田起こしをして肥料をまいたり,あぜの補修をしたりと結構手間がかかるのですが,代かき作業も含めて一人か二人で作業を行っていて,田んぼに人の数はそれほど多くありません.しかし田植えは別で,朝から苗を満載した軽トラックが農道に駐車し,家族総出で田植え作業を手伝います.作業が一段落してお弁当を広げて家族で団欒している姿は何ともほほえましくまた羨ましい光景です.すぐ脇の田んぼには旅鳥としてやってきたムナグロが群れていたりして,これは日本が世界に誇るべき風景だとつくづく思います.

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昔々,AKUSの二人がここに!

Carrying the Tradition [from US] [Import] The Lonesome River Band (Artist)

Lonesome River Band は Wikipedia には載っていません.それほど商業的にはマイナーなバンドということなのでしょうが,今日のブルーグラスを語るうえでは知っておくべきバンドの一つ.ブルーグラスの原点に立ち戻ると同時に,コンテンポラリーな音楽性も追求する硬派なバンドとしての名声は確かなものがあります.おそらく AKUS (Alison Krauss and Union Station) はかなりの影響を受けているはず( AKUS はこのブログでは以下をご参照ください・・・ *1, *2, *3, *4, *5, *6

私は Lonesome River Band のアルバムは3枚持っているのですが,その中ではこのアルバムが最も古いアルバム,1991年のリリースです.このバンドはメンバーがころころと変わり,人数も変化し,現在も残っているのは Banjo の Sammy Shelor のみだそうです.したがってバンドの同一性を追跡するのがなかなか難しいのですが,最初のアルバムはどうもこのアルバムの一つ前,1989年にリリースされた "Looking for Yourself" らしい・・・のですが確かではありません.

だいぶ長い前置きをしてしまいましたが,このアルバムの最大の特徴は,若き日の Dan TyminskiAlison Krauss がたっぷりと聴けることです.Dan Tyminski は Mandolin とヴォーカルが主なのですが,驚くべきはゲスト参加の Alison Krauss です.何と Fiddle のみの参加でヴォーカルは無し.今では想像もつきませんが,彼女はライナー・ノーツも書いてアルバムを盛り上げています.音楽性は上に書いたとおり,トラディショナルなブルーグラスをコンテンポラリーな音楽性で止揚すること.Dan のヴォーカルはすでにこの時点で現在のスタイルが確立されていますし,Alison の Fiddle もほとんど完成の域.バンド全体の音楽性も今日のコンテンポラリー・ブルーグラスの源流の一つだったことが感じ取れます.

90年代前半のカントリーの録音なので,ご多分に漏れず音の質は良くありません.このアルバムもアナログ録音,アナログ・ミキシングで,しかも録音自体の質がいまいち.これは AKUS の初期のアルバム全体にも共通する大変残念な特徴ですが,いたし方ありません.ブルーグラスの録音が本当に良くなったのは90年代末期のことだからです.それでもこのアルバムを聴く価値は十分にあります.コンテンポラリー・ブルーグラスが好きな方は必聴のアルバム.

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2007/05/03

もっか人気ナンバーワンかな?

Some Hearts [from US] [Import] Carrie Underwood (Artist)

昨日は人気急上昇中の最若手女性カントリー・シンガー Taylor Swift を紹介しましたが,その記事を書いていて,まだこの歌手を紹介していなかったことを思い出し,あわててこの記事を書いています.彼女はつい先ごろの Grammy で最優秀新人賞を受賞.いま最も人気のあるカントリー・ポップの歌手と言ってよいでしょう.

このアルバムは2005年11月のリリースですから,丸々一年以上ヒットしていたことになります.驚くべきことに2007年3月までに500万枚以上が売れたそうですから 5X (Quintuple) Platinum!こんな英単語知っていました?元々はアメリカのモンスター・オーディション番組 "American Idol" の4代目チャンピオン.さすがに勝ち抜いてきただけの実力が感じられます.詳細は上記リンクの Wikipedia の大部の記事をどうぞ.

さて彼女の歌声は「バランスが取れてオールラウンドの強さを持つ」というのが最も当たっているでしょうか.力強さが必要なときには力強く,張りが必要なところでは余裕を持って声を張り,しっとりした感じが必要なところでは滑らかに声を落ち着かせる,という感じです.情感表現はまだまだこれからですが,これは20歳そこそこの新人には酷というもの.つらく悲しい人生経験も必要ですから,あせらずに待ちましょう.あえて懸念を書くとすれば,オールラウンドすぎて聴いていて気持ちの良い歌ばかりで BGM としてしか聴いてもらえない可能性です.聴く者が心震えるような歌も届けられるようになるかどうか.最低あと10年はかかるでしょうが,私はそれを最終的な評価にしたいと思います.

アルバムタイトルの第三曲目 "Some Hearts" は有名な Diane Warren の作曲.この曲以外にも Daine Warren の曲が2曲含まれています.彼女は曲にも恵まれていますね.業界全体で商業的な当たりを取りに行って大成功したという見事な実例です.ここ当分は彼女の天下が続くのでしょう・・・と思っていると,次から次に実力ある新人が出てきて人気をかっさらって行くところが,アメリカのカントリー界の層の厚さのすごいところなので,あまり安心はできませんが.

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ナナカマド満開

Earlysummerhome_may2007006m

4月15日の記事でナナカマドの蕾の写真をご覧にいれましたが,ちょうど連休の今頃がナナカマドの花が満開です.この花はわずかに黄色みを帯びた白い花で,小さな花が集まって一つの大きな房のように咲きます.小さな花一つ一つはバラ科の特徴を良く表しており,拡大して見ても大変美しい花です.

蜜が美味しいのか花粉が美味しいのか,いろいろな虫がこの花に集まってきます.大きいものではハナムグリの仲間.小さなものではハチの仲間.わが家の初夏のレストランはかなり繁盛しています.

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2007/05/02

可愛いのにあなどれない実力

Taylor Swift [Enhanced] [from US] [Import] Taylor Swift (Artist)

人気急上昇中の新人カントリー・シンガーです.まだ若く(16歳ですって?)子供っぽさが残る顔立ちですが,大人への成熟の途中での色香も感じさせるものですから,おじさんたちには大人気!しかもその歌声はもういっぱしのカンロクすら感じさせ,堂々と歌いきってしまうものですから,これからの成長が大変期待できます.

第一曲目の "Tim McGraw" は全米でこの冬大ヒットした曲.Tim McGraw というのは数々のヒット曲を飛ばしてきた有名なカントリー男性歌手.モデル級の美貌を持つカントリー女性歌手である Faith Hill と結婚していることは覚えておくべきかな?この曲の歌詞はカントリー界の大スターである Tim McGraw に引っ掛けて切ない乙女心を歌ったもののようです.

驚かされるのはアルバム中大部分の曲が彼女自身の作曲(ただし共作)であること.曲作りの才能もあるようですから,これからどういう方向に音楽性を高めていくのか,大変楽しみです.順調に成熟し,いくつかつらく悲しい思いも経験し,そうやって大人の情感を歌い込める歌手に育っていってほしいものです.

現在は第三曲目の "Teardrops on My Guitar" がシングルヒット中だそうです.

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