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2007年6月

2007/06/24

茅葺の巨大な本堂に感動

週末に岩手県奥州市を訪問したのですが,そこで出会ったのがこれ,曹洞宗正法寺.携帯電話のカメラなので,画質が悪いのは御勘弁ください.ちょうど平成の大改修が終了して一般公開されて間もない時期に当たりましたので,真新しい茅葺屋根の巨大な本堂がどどーん!と力強い存在感を持って迫ってきました.一見の価値あり.さすがは重要文化財.今でも修行僧が修行を行っており,禅道場もありました.

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2007/06/17

このスピーチを聴け

1992年のリオ・デジャネイロでの環境サミットで,カナダの Sevan Suzuki という少女が演台に立ち,大人を相手に堂々たるスピーチを行いました.友人のきたきつねさんのブログから再録します.この少女の気持ちが,15年経った今でも,まだ十分には世界に行き渡っていないことを思うと,2050年の二酸化炭素半減の目標がどの程度実現できているのか,そして実現できていない場合,飢餓と紛争に明け暮れる21世紀という悪夢のような時代に私たちが足を踏み入れていることに対して,一体どれほどの人たちがそれを実感としてわかっているのか,恐ろしくなります.

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草原のようになってきました

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5月の初旬に田植えが終わった田んぼですが,もう一ヶ月が過ぎ,だいぶ分蘖(ぶんけつ)が進み,背丈も高くなり,一面の芝畑というか草原というか,要は水面が見えないような繁り具合になってきました.こうなると,あとは稲刈りの季節までは草原状態が続きます.あと一月ほどすれば,風の強い日には穂波が見られるようになり,アジアモンスーン地帯に住んでいるんだなぁと実感できる日が増えます.

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2007/06/16

夕暮れ

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夕日に映えるアカンサスです.今日は結局,一日中素晴らしい好天に恵まれ,夏至の強烈な日差しながらも湿度が低く風もあって,日陰で過ごす限りは快適な一日でした.夕方になると気温も下がり,申し分ない日暮れを迎えることができました.夏のあいだ,毎日がこのような天気だとどんなにか素晴らしいことでしょうが,実際の日本の夏は湿度が高く過酷な天候が続きます.

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ピーカン

昨日後半から梅雨空は雲散霧消.素晴らしい夏の空が広がり,北の乾いた空気が関東地方を覆っています.今日は朝からピーカン.非常に強い日差しが降り注ぎ,空は青く,空気は澄み渡り,さわやかな風が吹き渡っています.新緑が出揃った植物は今が光合成の盛り.どんどんと二酸化炭素を吸収して炭素を固定してくれています.庭の植物もシュートを盛んに伸ばしています.月に何度も剪定をしないとぼさぼさ状態になってしまうのですが,なかなかその時間が取れません.

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ところで "ピーカン" の語源は "(タバコの)ピースの缶" と言われています.元々は撮影用語で,ピースの缶のアルミのふたのようなものでも十分にレフ板の役割を果たせる,それほどの強い日差しの好天,という意味だそうです.この語源の真偽はともかく,今でも缶入りのピースって売っているのでしょうか?

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2007/06/10

やはり20世紀の最高傑作

2001年宇宙の旅 出演:キア・デュリア, ゲイリー・ロックウッド 監督:スタンリー・キューブリック

この私にとって特別な映画は,少年のころ映画館の 70mm スクリーンで観て,その後ビデオや DVD でも何十回も観ているのですが,今回は BS-hi での放送ということで,HD 画質に期待して録画しました.結果は大当たり!プリントの質が恐ろしく良いです.もう40年も前の作品ということを忘れさせるほど.HD 画質にリマスタリングした際に相当のエンジニアリングを施したと思われます.DVD では失われてしまっていた微妙な階調やテクスチャーが再現され,特に人肌の描写が大変リアルで秀逸.宇宙船や船外活動 POD の質感も大変素晴らしいです.

HD 画質だとこれまで見落としていたこともいろいろと見えてきます.まず,地球軌道上の宇宙ステーションに到着時,入境審査を機械で行うのですが,そのときの言語選択ボタンの中にはちゃんと "Japanese" がありました.68年の映画でこれは立派.

この映画はリアリズムを徹底させた最初の SF 映画としても記念碑的な作品ですが,それはソフトな面にも反映されていることは良く知られています.例えば,地球から宇宙ステーションに向かうシャトルには "Pan Am" のロゴが付いていますし,テレビ電話は "Southwestern Bell" のサービス.そして宇宙ステーションの中にはちゃんとホテルの "Hilton" のサービスデスクが置かれている,ということまでは熟知していたのですが,今回,実は "Howard Johnson's" の "Earthlight Room" もあったことを発見!

改めて感じたのは,Discovery 号の船外活動 POD のデザインの素晴らしさです.見れば見るほど惚れ惚れします.機能と美が見事に調和しています.これほどの工業デザインが,アポロ11号が月に到達する前に作られた映画に登場していること,これがすごい.当時は宇宙船はもとより,コンピュータですら一般の人には得体の知れない遠い存在だったのですが,それを物語の主役に据えたこともしかり.この映画がアメリカではなくイングランドのスタジオで作られたことと関係しているのかもしれません.

いずれにせよ,SF 映画の最高峰であることはもちろんですが,それにとどまらず,映画という表現手段の到達限界を突破して新たな高みに引っ張り上げた記念碑的作品であることも,異論を唱える人は少ないでしょう.Wikipedia の解説記事はこちら(日本語)こちら(英語)

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2007/06/09

圧倒されたフィンランド映画

過去のない男 出演:マルック・ペルトラ, カティ・オウティネン 監督:アキ・カウリスマキ

NHK BS の衛星映画劇場を録画して鑑賞したのですが,まさに圧倒されました.さすがカンヌのグランプリを取っただけのことはあります.不自然に無表情な出演者たち,意表をつく含蓄あふれるセリフ群.そして北欧の町に唐突に流れる日本語の歌(ハワイの夜)と,突如現れる日本酒と握り鮨.次は何が現れるのだろうとわくわくしながら見入りました.公式サイトはこちらです.

人生は後ろには進まない,というのがこの映画に通底する基本的な哲学らしいのですが,記憶をなくした男が,現代の都市の掃き溜めでささやかな希望と幸せを見つけ出し,少しずつ前へと歩みだす,その喜びがしみじみと紡ぎだされる物語です.救世軍が重要な役割を果たしているのですが,最近の日本ではあまり見かけなくなりましたね,社会鍋.

カフェの優しい女主人から無料でお湯をもらってテーブルにつき,マッチ箱にしまった出がらしのティーバッグ取り出しカップに入れてお茶を飲む,という痛烈なシーンには思わず拍手.コンテナの住宅にジュークボックスを運び込んでアメリカン・ポップスを聴くシーンも良いですし,自宅の前の地面でジャガイモを育てるエピソードも大変意味深.貧しいながらも憎めない登場人物たちがまた良い味を出しています.

ハリウッドはおろか,フランスやドイツやイタリアの映画とも一味異なる作風に魅了されます.アキ・カウリスマキ監督の力量や鮮やか.

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2007/06/03

雑司ヶ谷散歩番外編

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昨日(*1 *2)の番外編です.雑司ヶ谷霊園南側の賽城寺の入り口で見かけた茶トラのネコ.ちょっと人見知り気味.下の写真は鬼子母神の境内で見かけた石像.

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2007/06/02

160年前のひのえうま

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雑司ヶ谷鬼子母神を約30年ぶりに訪ねました.30年前には近くに住んでいながらも,滅多に訪ねることはありませんでしたが,改めて訪ねてみると,なかなか良い参道と境内があるのですね.特に表参道のケヤキ並木は見事です.樹齢400年クラスのケヤキがまだ数本残っており,それらは東京都指定の天然記念物だそうです.鬼子母神信仰についてはこちらをご覧ください.鬼子母神はざくろの紋章が印象的ですね.

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さて,お堂の擬宝珠(ぎぼし)にふと目が留まりました.何か文字が書いてあるではありませんか.読んでみると,弘化三年(1846)の午(うま)の年に奉納したもののようです.今から160年前!ちょっと調べてみると,実はこの年はただの午(うま)年ではなくて何と丙午(ひのえうま)の年.どうやらこの年にお堂を修造したときに奉納したもののようですが,何か思いを込めているのでしょうか?しかし見た目にはまるで新品のように見えました.とても160年の年月を重ねたようには見えません.

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雑司ヶ谷をふらふら歩く

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梅雨に入る前の晴天を駆け込みで利用して,歩いてみたかった雑司ヶ谷を訪ねました.まずは目白駅で降りて目白通りを学習院沿いに歩きます.途中で明治通りを千登世橋でまたぎます.この橋は昭和7年に完成した道路の立体交差のための橋で,日本の土木史上でも価値のあるものとして銅像とレリーフが置かれています.上の写真は千登世橋から見た都電荒川線.南側の早稲田方面を眺めています.私はこの辺りに住んでいながら,この電車には滅多に乗ることはありませんでした.

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目白通りをさらに進み,目白台二丁目交差点から不忍通りに入ります.上の写真はその交差点に今でも建っている古い酒屋さん.ここ30年ほどで随分と建て代わった沿道の建物を眺めながら緩い坂を下ります.日本女子大学の裏門の辺りから左手一帯が雑司ヶ谷一丁目です.不忍通りは文京区なのですが,雑司ヶ谷は豊島区に属します.この一帯は戦災を受けなかったのでしょうか?恐ろしく細く入り組んだ路地が網の目のように続きます.坂も結構きついものがあります.このあたりの住民でなければ一度入り込んだら抜け出せない,まるで豊島区のカスバの街.しかし,昔に比べるとこのあたりにもしゃれたお店や小奇麗な住宅が増えました.昔は本当にただの木造住宅密集地帯だったのですが.

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この迷路の中をくねくねと進むと,突然雑司ヶ谷旧宣教師館に出くわすのですが,すぐ近くに住んでいたのに,この存在は知りませんでした.きっと私が引っ越した後に整備されたのでしょう.ほどなく雑司ヶ谷霊園に出ます.ここは都心のオアシス.ジョン万次郎夏目漱石など有名人のお墓も多いのですが,散歩の中休みには絶好のロケーションです.

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この霊園を抜けて雑司ヶ谷三丁目を鬼子母神へと向かいます.

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