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2007/09/07

台風に強かったつくばエクスプレス

今朝,家を出がけにアップした記事にも書きましたが,毎日通勤に使っている常磐線はいつまで経っても運転開始の情報が得られなかったため,まだ風雨は強かったのですが10数キロ離れたつくばエクスプレスの駅まで車を飛ばしました.運良くすぐに区間快速がやってきて,おまけに座ることが出来ました.守谷あたりからどんどんと乗客が増え,最後は満員状態になりましたが,都心の終点駅で振替乗車票を持って出口改札に並ぶ人の多さから言って,私と同じように遠回りして代替乗車したひとが多かったようです.

私が目を見張ったのは,強い風雨の中でも全くダイヤを乱さずに淡々と走行できているシステムの強靭さです.この新線は全線が高架か地下,しかも踏み切りゼロという高規格鉄道です.強風があっても高架の防風壁で影響は少なく,踏切が無いので障害物の有無を確かめながら徐行する必要もありません.駅のプラットフォームにはバリアも付いていますので,通過駅での安全確認の負担も少なくて済みます.そもそも,運転は ATO(自動)のワンマン運転なので,これらの設備規格はそのためにも必要なのです.

走行は 125km/h と高速で,乗り心地も悪くありません.私が乗ったのは交直両用の TX-2000 系でしたが,兄弟車両ともいえる JR 常磐線の E531 系と比べると,騒音は TX-2000 系のほうが高周波成分が多くやや耳障りでした.これは軌道がスラブであり,バラストの常磐線のほうが路面の吸音効果が高いためと思われます.

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とにかく,軒並み運休していた首都圏の鉄道の中で,これほど全く平然と運転していたつくばエクスプレスには感激しました.これじゃあ,乗客満足度ナンバーワンをとったのもうなづけますね.今日は感謝.なお,上の写真はつくばエクスプレスの公式ホームページにあるアルバムからダウンロードして使用させていただきました.

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