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2007年11月

2007/11/25

晩秋から冬へ

タイトルの通りの写真を並べてみました.昨日の午後,自宅周辺を散歩した時に撮ったものです.秋は確実に終わりに近づき,もう冬がすぐそこまで迫っています.

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2007/11/24

二番穂ついに霜枯れ

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例年この地方の稲刈りは9月初めなので,稲刈り後の切り株から二番目の稲がすくすくと育ち,11月初め頃にはいわゆる二番穂に実が入るようになります.これは昨年10月にポストした記事で紹介したとおりです.特に今年は秋の気温が高めだったので稲は青々と育ち,稲刈り後とは思えない光景が広がっていました.しかし11月も下旬になったとたん,急に寒くなって毎日霜が降りるようになりました.朝の最低気温も零度を下回っています.これでほぼ平年並みのはずですが二番穂にとっては致命的です.毎年のことながら,二番穂が霜にやられて緑から黄色に変色し始め,やっと冬枯れらしい田んぼの景色になりつつあります.二番穂の稲は,初冬の間の小鳥たちの大切な食料になります.

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11月上旬までは近所のホームセンターでは灯油が75円/リッターだったのですが,中旬には80円/リッター,そして下旬には88円/リッターとうなぎ上りで高騰しています.原油が100ドル/バレルを超えるようになるとさらに値上がりするのでしょう.この冬の暖房費はかなり高くつくものになりそうです.

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2007/11/18

オーロラのような美しい雲

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つい先ほどアップした "小春日和" の記事で,今夜は寒冷前線が日本列島を横切ると書いたばかりなのですが,今日の夕方,このような雲が上空に現れました.強い寒気が大陸からやってきて,日本上空の暖かい空気を押し上げては乱れ,優雅なパターンを形作り,ちょうどそれが夕日に映えて,まるでオレンジ色のオーロラを見ているような,そのような光景を作り出しました.何とも美しく,思わず何枚も写真を撮ってしまいました.

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今日は小春日和

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日差しが無く薄ら寒かった昨日とはうって異なり,今日は日差しがたっぷりの小春日和.ときどき,小春日和とは早春の暖かい日のことをさすと誤解している人がいますが,"小春" とは陰暦10月のことであり,ちょうど今頃,太陽暦の11月頃のことです.俳句においては冬の季語になるのだそうです.

英語では "Indian Summer" と言います.左の Wikipedia のリンクを辿って読んでいただければわかりますが,その定義は日本と全く同じ.今頃の暖かな日のことです.

今年は柿が豊作のようですが,さすがにこの頃になると木に付いている柿の実もだいぶ少なくなってきました.軒先で干し柿を作っているお宅が目に付きます.代わって,庭木の柑橘類の実が大きく育っているのが目に付くようになりました.

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なお今夜は寒冷前線が日本列島を横切り,木枯らし一号が吹くという予想なので,一気に気温が下がって冬らしいお天気になることでしょう.

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2007/11/17

カントリー・ロックの逸材発見!

Julie Roberts [from US] [Import] - Julie Roberts (アーティスト)

大柄でブロンドのカントリー・ロック歌手 Julie Roberts.ぱっと見 Faith Hill を感じさせるルックスの良さが目立ちます.生年は1979年2月ですが,この2004年5月リリースのアルバムがデビューなので,名を知られるようになったのは彼女が25歳になってからという遅めのスタート.しかし,このデビューアルバムを聴けばすぐにわかりますが,その歌唱力はすでに一流の円熟の域に達しています.スローテンポのフォーク・ロック系が得意のようで,この分野で若手の実力派が出てきたのは大変喜ばしいことだと思います.

第1曲の "You Ain't Down Home" は彼女の特徴がよく表現された歌いっぷりで冒頭からリスナーを魅了します.第9曲の "I Can't Get Over You" は Lucinda Williams を髣髴とさせる素晴らしい歌いっぷり.これは最近のオーディション上がりの若い歌手にはなかなか出せない味.第10曲の "Rain on a Tin Roof" もけだるくていいです.ルックスとはちょっと不釣合いかもしれませんが,これからは渋さに磨きをかけていってもらえないかなぁ?

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2007/11/11

文革世代の青春グラフィティ

小さな中国のお針子 - 出演:ジョウ・シュン,チュン・コン,監督:ダイ・シージエ

まさに文革時代に題材を取った青春グラフィティです.中国映画なのですが,スポンサーシップはフランスです.そのせいか,フランスの近代文学がストーリーの主題になっているところが,まあ何と言うか,ちょっと興ざめのところがあります.

バルザックの小説の中国語訳を山奥の部落の美人少女(周迅:ジョウ・シュン安達裕美に似ています)に語って聞かせるうちに,少女は自立に目覚め,山を降りて都会に出てしまう,という一連の話が,三峡ダムで水没する美しい村の風景を背景に語られます.この風景の美しさは圧倒的ですが,これに演出が頼っている傾向は大変残念.同じような東南アジアの山岳風景を演出に使ったベトナム映画 "パオの物語" と比べて観るのも良いと思います.

文革時代の下放青年の物語としては,何と言ってもドキュメンタリーの重さが圧倒的な "延安の娘" があり,これはこのブログでも紹介したとおりですが,この映画は下放を一概にネガティブなものとは描かず,二人の下放青年と一人の農村少女の青春グラフィティとして描くことに成功しています.二人の下放青年の心理描写と,苦境に屈しない若者らしいすがすがしさがこの映画の見事さです.

しかも地元人民公社の意を受けた村長が,必ずしも権力亡者ではなく,人間味ある人物として描かれているなど,当時の殺伐とした世情の中に救われるエピソードを交えています.特に傑作なのは,村長の虫歯の治療のエピソード.足踏みミシンを活用した即席の歯科ドリルは,こんなもの作れるわけないだろう!というほどの取って付けた代物ですし,溶かした錫を虫歯に流し込むだけの治療はあまりに恐ろしいのですが,これがとてもほのぼのと笑える仕上がりで,この映画中の白眉です.

山奥の無学な文盲の少女が,聞き語りのバルザックに目覚めて山を降りる,などというのはいかにもありそうであり得ない設定だと思うのですが,スポンサーシップがフランスだと聞くと,あーやりやがったな,と嘆息したくなるシナリオ.あり得ない話を,文革時代の青春群像に重ねて描いたら,いかにもありそうな涙ちょちょ切れのお話になって大ヒットした,ということなので,ここしばらくの中国映画シーンのヒット路線を暗示しそうな佳作として記憶にとどめておくべき作品だと思います.

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ルックスにも恵まれた実力派

Katrina Elam [from US] [Import] - Katrina Elam (アーティスト)

Katrina Elam は1983年12月生まれなので今日の時点ではまだ23歳という若い盛りのカントリー・ポップ歌手.しかもルックスはかなりのもので,あどけなさと小悪魔的な魅力が同居するマスク,そして大人のセクシーさも併せ持つ体の持ち主.カントリー界としても大切に育てたい逸材ではないでしょうか?ひょっとすると Faith Hill 級にまで育つかも・・・ところで Faith Hill ってもう40歳なんですね.

私としてはほとんどジャケ買いに近いクリックだったのですが,とにかく Amazon.com から届いたパッケージを開けて聞いてみてビックリ!歌の実力は十分すぎるくらいです.現在若手カントリーアイドルのトップスターである Carrie Underwood とさほど変わらないほどの歌唱力.これならば双方が競争しながら高めあっていくことも可能です.曲のアレンジはいわゆるカントリー・ポップ系で,様々な音を丁寧に重ねて厚みと輝きを持たせたものですが,私の好みから言うと,アコースティック楽器だけで彼女の声とのコラボレーションを試みて欲しい.彼女の声はそれに耐えうると思います.あとはとにかく良い曲に恵まれることですね.彼女は自分でも曲を作るらしいのですが,良い曲は商業的成功には必須なので,少しでも周りのサポートを得るようがんばることでしょう.

この2004年リリースのアルバムでのお勧めは,第1曲目の "Strong Anything",第2曲目の "No End in Sight" と,第10曲目の "Home Running Away" かな?彼女のよさが最もよく出ている曲だと感じました.

それにしてもアメリカのカントリー界とは凄いところ.このような逸材が次から次へと発掘されては育成され,しかも商業的に成功させてしまうとは.その影には何万人何十万人という裾野の広がりがあるのでしょう.

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2007/11/09

東京モーターショーで疲れた

仕事の関係で招待券をもらったのにかこつけて,初めて東京モーターショーに行ってきました.でもとても疲れてしまいました.

Tokyomotorshow2007005m

まず会場が幕張メッセなので結構遠い.東京駅の京葉線のプラットフォームまでがまず遠いのに加えて,東京から距離もあるので結構な時間がかかります.

次に,平日なのに大変な混雑.意外だったのは小さな子供連れのカップルが多かったこと.若い自営の夫婦なのでしょうか?人気ブースというかコーナーは黒山の人だかりで近づくことすら難しい.カメラ小僧というかカメラオヤジが多いのもこのショーの特徴.肌の露出度の高い部品系ブースのコンパニオンは,ポーズを取らされたりツーショットを強いられたりと忙しそうです.

もう少し部品や技術の展示が多いビジネスショーを期待していたのですが,当ては完全に外れて,車好きの人たちのためのエンターテイメントショーでした.ハイブリッド自動車や,それに必要な部品類の展示を期待していた私は完全に肩透かしを食らいました.わずかに燃料電池スタックやインバータの展示がある程度.

Tokyomotorshow2007024m

ただでさえ人込みが苦手なのに,どこへ行っても人ばかりで疲れ果てていたら,なんと SCEPS3 用の GT5 Prologue のデモンストレーションをやっていました.人物が非常にリアルになって,これはちょっと凄かったけど,試乗?するには列に並ばなければならなかったのでパス.

東京モーターショーは,日本の国内市場が急速に縮小している今日,自動車メーカーにとって魅力あるものではなくなりつつあります.すでに規模では上海モーターショーに抜かれており,生き残るとすれば,先進的な環境対応技術や安全技術,自動車情報システムなどを前面に打ち出すしかない,という意見も強いようです.そうするとビジネスショーやトレードショーのような性格付けに変わっていくのかもしれません.でもあの人込みを経験すると,まあこんなお祭りで日本だけローカルに盛り上がってもいいんじゃない?とも思ってしまいました.

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2007/11/03

2000年前に思いを馳せる

ガリア戦記 (岩波文庫) (文庫) - カエサル (著),近山 金次 (翻訳)

有名な古典です.おそらく西欧の中学生や高校生は,このカエサルの文章の一部を,ラテン語や自国の言葉で,国語や歴史の授業で学ばされているはずです.そしてそれは西欧の教養の重要な一部を形作っているのでしょう.私がこの本を読むきっかけになったのは,塩野七生さんの "ローマ人の物語" を読み進むうちに,ちょうどこのカエサルのガリア平定記に差し掛かったためです.塩野さんのこのシリーズを読むとつくづく感じるのは,塩野さんがカエサルを愛していることですが,この岩波文庫のガリア戦記は,それとは異なり,カエサルの元老院への淡々とした報告が元になった散文の傑作です.自らのことに言及するときにも三人称を用いているところが大変印象的で,これは現在では BBC に受け継がれているように思います.代理統治者が本国に送る報告書としてはあまりに簡潔で短いものですが,ローマ市民はカエサルの戦果に熱狂してはたびたび凱旋を祝ったらしいので,後世に残らなかった文書や報告の類は膨大なものだったでしょう.

この戦記が面白いのは,当時の先進地域ローマから見た後進地域のガリアゲルマニアブリタニアの人々,彼らの気質や風俗がある種の偏見とともに描かれている点です.平定される側のガリア人の子孫である現在のフランスではアステリックスという傑作コミックが生まれ,当時ローマに抵抗していた祖先たちの生き様を(歴史の教養を前提としていますが)ユーモアとジョークで描いた傑作として世界中に(日本とアメリカは例外)知られています.Wikipedia のフランス語版での記述はこちら

それはともかく,カエサルという傑出した軍人,政治家,戦略家の手になる戦記は,事実の記述と報告として今でもお手本になります.こういうものが今から2000年も前に書かれ,読まれていたとは,ローマの凄さを今更ながら思い知らされます.この岩波文庫の日本語訳は戦前の翻訳を元に戦後になって訳文に手を入れたものですが,現代日本語訳としては少々ぎこちなさが残っています.しかし原文のラテン語に思いを馳せながら辿る訳文としては,この少々のぎこちなさがちょうど良いのかもしれません.

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