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2008/01/27

冬枯れの田んぼに栄養源?

当地の水田農業は,いかにも兼業農家の農業という感じで,初夏の短期間に代かきと田植えを済ませ,夏の終わりに稲刈りをしてしまうと,田んぼは7ヶ月ほど放ったらかしです.せめて冬期湛水をするとか,何らかの工夫をお願いしたいところです.理想的には不耕起栽培ですが,これは専業の稲作のプロでも二の足を踏むので,兼業農家には無理でしょう.

Winterhome_jan2008020m

この厳冬期,田んぼに多数のもみ殻の袋が持ち込まれました.これを田んぼに撒いて肥料にするのでしょうか?そもそももみ殻って肥料になるもの?上手く腐敗させることができるのでしょうか?それとも稲刈り後によく行うように燃やした灰を肥料にするのかな?

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自然」カテゴリの記事

コメント

2月9日の週末になって,ようやく工事が始まりました.なんと,この工事の目的は田んぼの排水改良.パワーショベルで田んぼの端に溝を掘り,コンクリートの排水溝を埋め込んでいきます.このときの土壌改良剤としてこのもみ殻が使われているようです.ちゃんと確認したわけではないので,間違っていたらごめん.

石油の試掘をする際にも,泥水に様々なもの(クルミの殻なんてものもあるそうです)を混ぜて孔壁からの逸泥を防ぐのですが,原理はこのもみ殻と同じ(はず)ですね.

投稿: 俊(とし) | 2008/02/11 15:46

俊さん

土壌改良剤という発想は面白いですね

普通は、暗渠(あんきょ)といって、水田の地下水位を制御するために穴あきパイプを入れるためももので、籾殻はパイプの穴の目詰まりを防ぐための材料です。

コンクリートの排水溝には使わないと思いますけれど・・・。

籾殻は、稲ワラに比べて腐りにくいので、暗渠排水のフィルターの材料としてよく使われます。

水田は、地下水位を制御できないと、どろどろではトラクターやコンバインなどの作業機械での作業ができません。

投稿: きたきつね | 2008/02/23 14:30

黒い樹脂製のパイプを埋め込んでいるのが見えましたが,これが件の穴あきパイプでしょうか?でも,悪名高い3面張りのコンクリートの溝も埋め込んでいたようです.

目詰まり防止の機能はどれくらいの期間維持できるのでしょうか?

投稿: 俊(とし) | 2008/02/23 20:03

黒い樹脂のパイプが暗渠管です。たぶんポリエチレンでしょう。籾殻の寿命ですが、地下水の状態にもよりますが、4,5年で腐りますが、10年くらいは機能を果たすのではないでしょうか。

3面張りのコンクリートの排水路ですね。河川は生態系の問題がありますが、水田の周辺の細い水路では、水が無くなる時季もあります。それよりも高齢化と後継者がいなくなって土の水路の維持する労力が農村に無くなっています。

投稿: きたきつね | 2008/02/24 08:06

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