冬来たりなば春遠からじ
冬は今が一番厳しい時期なのですが,木々の冬芽はだいぶ色づいてきました.春は必ず来るという前提のもとに,秋に葉を落とした直後から着々と準備を進めているわけです.植物の越冬戦略です.下の写真は庭のドウダンツツジの冬芽.この時期にもうこんなにピンクに色づいているなんて,随分気が早いですね.しかし日差しは毎日どんどん伸びているので,植物のセンサは刻一刻と春へのカウントダウンを進めていることでしょう.
近所のコブシの大木では,ふさふさした毛に覆われた冬芽が大きく膨らんできて,遠目にもはっきりとわかるようになってきました.それでもあとひと月以上は我慢が必要でしょうね.しかし,春遠からじという感覚は高まってきます.
そういえば今を去ることン10年前,高校入学直後の最初の英語の授業のまさに冒頭で,中年長髪の先生がいきなり「冬来たりなば春遠からじ」を英語で言ってみろと問うてきたときにはどぎまぎしました.なにしろ日本語の意味すらよくわからなかったもので.模範解答はもう忘れてしまいましたが(正解はこちら),今にして思えばレベルの高い授業を受けさせてもらったものです.
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