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2008/04/20

もう一つの親子の絆

北京ヴァイオリン 特別プレミアム版 - 出演:タン・ユン,リウ・ペイチー,監督:チェン・カイコー

これも最近の衛星映画劇場から.親子の絆を描いた傑作として "山の郵便配達" という映画を紹介しました.この映画は大変抑制的に,しかし美しい映像美を持って親子の深い絆を淡々と描いた作家性の強い感動作だったのですが,こちらの映画はそれに比べるとににぎやかで騒々しく,あからさまでわざとらしく,娯楽性が強いのですが,しかしながらやはり人の心を打つ力を持った作品です.Wikipedia の記事はこちら

まあ,監督は手だれのチェン・カイコー(陳 凱歌)ですから,見る人を飽きさせません.登場人物の配置や性格設定もお約束どおりで成功狙いであることは見え見えなのですが,まとめ方が大変上手く,外連味(けれんみ)の無いところがいいです.ただし北京駅での最終場面,父親が捨て子の赤ん坊を拾って戸惑う回顧シーンと,少年が父親を思って全霊を傾けて弾く(チャイコフスキーのバイオリン協奏曲ニ長調だそうです)シーンは,いかにもテレビドラマっぽくて,ここだけはさすがにいただけません.

収穫だったのは,父親役の俳優リウ・ペイチー(劉 佩奇)です.いい俳優さんですね.とても上手いし,いい味を出しています.

ちなみに NHK の衛星映画劇場はわが国が誇るべき映画文化メディアです.衛星放送が減波されたとしても,絶対に残して欲しい番組.

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