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2008/04/08

明治維新の頃アメリカでは

グローリー - 出演:マシュー・ブロデリック,デンゼル・ワシントン,監督:エドワード・ズウィック

私が好きな俳優 Morgan Freeman が出ているというだけの理由で録画予約し鑑賞しました.アメリカ南北戦争時代の,公民権運動のまさに始まりの時期における,アメリカ最初の黒人兵部隊,第54マサチューセッツ歩兵連隊の苦悩と活躍を描いたヒューマンドラマです.1989年の作品.黒人兵を演じたデンゼル・ワシントン (Denzel Washington)がアカデミー賞助演男優賞を受賞しています.本家 Wikipedia のページはこちら.また日本の Wikipedia による開設記事はこちらです.史実との比較で興味深い指摘が満載されています.

話の内容自体は,南北戦争の北軍における黒人部隊の創設と,その苦悩と活躍ということに尽きます.経済的な利害が本質的な対立点として開始された南北戦争ですが,リンカーンは奴隷として差別されていた黒人を解放するという謳い文句を唱えるようになり,それに伴って黒人部隊の創設が発案されます.北部の黒人たちが志願し,白人の指揮官たちが彼らを訓練します.連隊は前線に送られることなく補助的な土木作業などばかりに駆り出され士気が上がらなかったのですが,指揮官の要請により前線に投入,犠牲者を出しながらも活躍を始めます.そして,ワグナー要塞攻略戦では献身的な役割を買って出て,結果半数が死亡しながらも,黒人自ら自由のための戦いに身を捧げる名誉を得る,というお話です.

私としては,Morgan Freeman の出番が少なくてがっかり.主演の Matthew Broderick は少々役不足ながらも,北部名門のお坊ちゃん士官が人間的に成長して黒人たちの信頼を得るようになる役柄を上手く演じています.南北戦争の史実や時代考証がどれほど正確に反映されているかわかりませんが,例えば日本でもヒットした映画 Dances with Wolves などと同時代を描いたものであり,日本の明治維新とほぼ同時期,ということを思い出しながら鑑賞すると,なかなか味わい深いものがあります.Morgan Freeman と Denzel Washington というかつての黒人ステレオタイプではない俳優たちの競演も見ものです.

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