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2008年5月

2008/05/31

最高レベルのデュエット集

Reba Duets [Import] [from US] - Reba McEntire (アーティスト)

Reba McEntire は押しも押されもせぬカントリー界のベテラン女性シンガー.デビューは1974年といいますから,もう30年以上もこの世界にいることがわかります.出したアルバムは31枚,これまでに5,500万枚を世界で売ったそうです.このアルバム Reba Duets はその中の最新アルバム.有名ミュージシャンたちとのデュエットアルバムです.

第1曲目は LeAnn Rimes の声で始まるのがすぐにわかります.このデュエットアルバムは女性歌手とのデュエットが多いのも聞きモノ.実力ある歌いっぷりでゲストを盛り上げる Reba の力量や鮮やか!Carole King とも歌っているのが驚き.今でも現役なのですね.Trisha YearwoodFaith HillKelly Clarkson とも歌っています.男性歌手も Ronnie DunnVince GillDon Henley など豪華な面々です.それぞれの歌手のアルバムに, Reba McEntire とのデュエットとして収録されている曲もあるでしょう.

いずれの曲も安心して聴けるレベルのものばかり.休日に寛ぐのにもってこいのアルバムです.

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2008/05/18

Fedora 9をインストールしました

先日のポストで予告したとおり Fedora 9 がリリースされましたので,試しにインストールしてみました.Linux 系の PC-Unix はかなり贅沢にハードディスクのパーティションを消費するのですが,最近の Red Hat 系では,LVM という仮想ボリュームを実装しているので,基本パーティションを二つ用意し,一つを /boot パーティション,もう一つを LVM にしてそこに残りの仮想パーティションを全て突っ込むということが可能になっています.これを利用してインストールすることにしました.

まずインストール DVD イメージをダウンロードし,これからブートします.お決まりのインストーラーである AnacondaX Window 上で立ち上がりますので,あとはいくつかの質問に答えていくことでインストールが進行します.

肝心なのはディスクのパーティション設定ですが,ここはパーティションテーブルを見ながらインタラクティブに試行錯誤できるので,LVM がわかってしまえばかなり楽.

もう一つ肝心なのは,ブートローダの設定です.デフォルトでは,ディスクドライブの MBR (Master Boot Record) にブートレコードを書き込みますので,Windows XP を立ち上げるときにもブートローダである GRUB が立ち上がり,メニュー画面から Windows か Fedora のいずれかを選ぶことになります.しかし私は MBR を一切変更したくなかったので,ブートローダを MBR ではなく /boot パーティションに書き込むオプションを選びました.ただしこの場合は,別途フロッピーに GRUB をインストールし,その中の設定で /boot パーティションからブートするように設定しておく必要があります.こうすると Fedora を立ち上げるにはフロッピーからブートすることになりますが,Windows XP に関しては従来どおり何の変化も与えません.

さて一通りインストールして使ってみましたが,デフォルトのデスクトップ環境GNOME なのですね.私は KDE に慣れていたのでちょっと戸惑います.また SELinux がインストールされているせいか,簡単に Windows XP のパーティションにはアクセスできなかったり,戸惑うことがいくつかあります.また Red Hat 系を使うのは初めてということもあって,カーネルのビルドや,起動時に読み込むモジュール管理を行うディレクトリがどこなのか,まだ探し出せていません.

これまで,PC Unix を使っていたのは Pentium III (1 GHz) までだったので,自作の数値計算プログラムを走らせて速度ベンチマークをしてみると,現在の Core2Duo E8200 (2.66 GHz) は5倍程度の速度で走ってくれました.体感的には make がびゅんびゅんと進むのが驚きです.

あくまでお試しインストールのつもりなのですが,しばらくはこの Fedora に慣れてみようと思います.

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2008/05/13

寒い五月

ここ数日,関東地方は低温に見舞われています.今日の最高気温は14℃ほど.週末に奥日光では雪が積もりました.今日は台風2号が関東の南岸をかすめて通ったのですが,暖かい空気は全くもたらさず,寒々しいお天気が続いています.コートやマフラーを身に着けている人も珍しくありません.今朝は台風による北風が雨を横殴りに吹き付けてきたので,駅のプラットフォームで電車を待つ間に冷たい雨に打たれて凍えそうでした.

田植えが終わったばかりの稲は成長が遅れるでしょうし,孵ったばかりの鳥の雛たちも,凍死するものが増えるのではないかと心配しています.米が不作にならないと良いのですが.

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2008/05/11

ASUS P5K-EとPC-UNIX

数年前まで私の自作の PC の中には数台の HDD があり,そこには PC-DOS やら Windows やら Linux やら FreeBSD やら,はたまた実験的な OS やらを同居させていたものでした.しかし,WindowsXP SP2 以降は,そのような開発実験的な趣味は衰え,専ら WindowsXP だけを使うようになっていました.この春,ハードウェアを更新したことが契機になり,再び PC UNIX を使ってみようかという気になって,いくつかの OS を試してみました.マザーボードは ASUSP5K-E です.

まずは何といっても FreeBSD です.最新の 7.0 のインストールディスクを試してみました.P5K-E は Intel の P35 チップセットと ICH9R を搭載したマザーボードなので,ATAPI はそのままでは準備されていません.このため ASUS は JmicronJMB363 というチップを使って ATAPI と SATA RAID のインターフェースを搭載しています.しかしながら,PCIe に接続された JMB363 のドライバは開発途上のようでうまく動いてくれず,ATAPI につないだ CD ドライブを正しく認識してくれません.これは FreeBSD 7.0 の2008年4月の最新の snapshot では解消されているので,7.1 が出たらこれを真っ先に導入してみようと思います.

次は Fedora 8 です.あと数日で Fedora 9 がリリースされるのですが,いずれにせよこちらは Linux なので,HDD のパーティションを贅沢に要求します.私の現在の環境では基本パーティションを一つ,拡張パーティションを一つ,それぞれ WindowsXP のために消費していますので,Linux を同じ HDD にインストールするのは無理ではありませんが,あまりやりたいことではありません.Linux も FreeBSD のような "スライス" という概念で HDD のパーティションを浪費しないような構成をとってもらいたいものです.

ということで,現時点ではいずれの OS も導入を見送らざるを得ませんでした.しかしFreeBSD 7.1 がリリースされたときには,まずこれを導入してみたいと思います.

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2008/05/10

Windows XP SP3をインストール

当初4月29日の配布が予定されていた Windows XP SP3 ですが,既存のソフトウェアパッケージとの相性の問題が発覚して,配布が数日遅れていましたが,連休明けに日本でも配布が開始されました.今回のサービスパックは,これまでのセキュリティ・パッチを集大成したものが中心で,新しい機能の追加などはほとんどありません.それでも,若干の速度向上や安定性の強化などを期待する向きもあり,ダメで元々という気持ちでインストールしました.

まず,マイクロソフトのダウンロードセンタから SP3 の ISO-9660 CD イメージをダウンロードしました.サイズは400MB 弱.B-Flet's では数分以内なので全くストレスを感じません.それを CD-R に焼きます.このインストール CD を使って SP3 をインストールしました.インストールそのものは全部で30分もかからなかったと思います.インストール後,最初の起動時に見慣れない画面が現れますが,気がついたのはそれくらいで,それ以外はこれまでと何の違いも感じられません.システムの背後では色々なソフトウェアが新しくなっているのでしょう.体感上のメリットは感じられませんが,システムの安心感は増したのだろうと思って自分を慰めています.

Winxpsp3

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2008/05/06

これらはオオムギ?

先日もポストしましたが,例年に比べると今年の田植えの進行はやや遅めで,まだ田起こしをしただけの田んぼも目に付きますが,大半の田んぼはなんとか連休中に田植えを終わらせたようです.我が家の前の田んぼも本日5月6日の午前中に田植えを行っていました.苗の生育は間に合ったのかな?

さてイネではなくてムギのお話.自宅からしばらく車を走らせたところにある谷津を探検していて,思わず広い麦畑に遭遇しました.そこに植えてあったムギは三種類.それぞれの写真をアップしますが,これらはオオムギなのでしょうか?オオムギには二条,四条,六条,ハダカなどの種類があるそうですが,それらに相当するものなのでしょうか?最近は日本全国で麦畑を見ることが非常に少なくなりましたので,私自身ムギには馴染みがありません.これらは食用にするものなのでしょうか?

Inatenshrine_may2008022m

Inatenshrine_may2008007m

Inatenshrine_may2008016m

造形的にはいずれも大変美しく面白い穂をしています.最も背が高い種類のものはちょうど開花の時期で,沢山のおしべが垂れ下がっていました.

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フジの花

フジの花が満開です.フジはつる性の植物で,普通は他の木の高い梢から垂れ下がって花をつけていることが多いので,野性のフジの花は遠くからしか見ることが出来ません.もちろん藤棚の花は間近から眺めることができます.下の写真も日本庭園内にしつらえられたもの.

Sawara_may2008017m

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2008/05/04

木肌の妙 その2

過去の木肌の記事(*1 *2)に続いて,この木肌はいかがでしょう?かなりの古木です.木肌のコルク層がひび割れ,しかも小さな穴がポツポツ開いています.おそらく何かの昆虫が入り込んだ跡なのでしょう.年輪を重ね,風雨に耐えてきた木肌は大変趣きがあります.この木は何歳なのでしょうか?この木が稚樹だった頃には近くに大きな道路など無く,ましてや数十年後に高架のバイパス道路が近くを走ろうとは想像だに出来なかったはず.近郷の里の変化を長い間見守り続けた時間の重みを感じさせます.

Aroundhome_may2008007m

この写真も,"ジャボチンスキー木肌" と同様,モノクロ化した画像をオーバーレイして木肌のテクスチャーを強調しています.

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2008/05/03

春の匂い

春から初夏になるとともに,日本の南にはアジアモンスーンが発達し,それはやがて日本に梅雨をもたらすようになります.これはインドモンスーンとも関係があるはず.一種のテレコネクションがあるのではないかと思いますが,それはともかく春から初夏のこの頃になると,夜空を見上げるとなんとなく透明度が落ち,どよんとして,暗い星が見えにくくなってくるのがわかります.視覚以外にも,嗅覚や皮膚感覚として,気温の上昇とともに湿度が高くなり,南の地方の湿った空気がやってきたことがわかるようになります.私はこれを私にとっての春の匂いと呼ぶことにしています.

春の匂いは,人によって,地方によって異なるはずです.日本海側や北国にとっての春の匂いは,まずは雪解けの匂いでしょう.しかし私が生まれ育った西日本では,南方から運ばれてきた生暖かく湿った空気が春の匂いです.この匂いを嗅ぎながら,春の星座のおとめ座しし座を眺めるのが春の夜の楽しみです.

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2008/05/02

ジャボチンスキー木肌

ちょうど昨年の今頃 "木肌の妙" というタイトルの記事をポストしました.新しく買った広角レンズの試し撮りをしたものですが,1年後の同月,それと同一のケヤキを別のコンパクトデジカメで撮影してみました.コントラストを強調するためにモノクロ化した画像をオーバーレイしています.これは木肌を強調するための定番のテクニック.

Aroundhome_may2008004m

木肌ができる原理は不明ながら,非平衡化学で有名なジャボチンスキー反応で見られる散逸構造の同心円状のパターンと非常に良く似ていますので,これを "ジャボチンスキー木肌" と名付けてみましょう.木肌ができる原理を誰か説明してくれませんかね?形成層の成長速度の不均一性が波動のように形成層の面内を伝播していくのでしょうか?

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2008/05/01

I Hope You Dance

I Hope You Dance [Import] [from UK] - Lee Ann Womack (アーティスト)

Lee Ann Womack は私が最も贔屓にしているカントリー歌手の一人.スローテンポの叙情たっぷりの歌いっぷりと,わずかにざらついた声質が見事に融合しています.ホンキートンク・ミュージックという言われ方もしますが,とにかくその実力は十分すぎるほど.このブログでも過去デビューアルバムを取り上げたことがあります(*1).父親がテキサスでカントリーの DJ をしていて,小さい頃からそのスタジオでレコードの取り出しを手伝っていたというのですから,もう父子相伝の筋金入りです.

さてこの第3作目のアルバムは彼女が本格的にポップに方向を定めてリリースしたアルバム.その作戦は見事に功を奏し,Grammy は取るは,3X Platinum は取るは,Billboard でも上位に入るは,大成功でした.ま,私としてはポップには舵を切って欲しくはないのがホンネ.デビュー時のような南部っぽいカントリーに戻ってくれないかなぁ?

第1曲の "The Healing Kind" は彼女本来の持ち味が良く生きている一曲.ちょうど 97年のデビューアルバム "Lee Ann Womack" に収録された "Montgomery to Memphis" を思い出します.アルバムタイトルの第2曲 "I Hope You Dance" はさすがにヒットしただけのことはある曲です.原曲が良いだけでなくアレンジが非常にうまい.商業的成功を目指したアルバム作りの中心的な曲であり,スタッフの気合も入っていたのでしょう.第4曲の "Stronger Than I am" は叙情的な一曲.彼女の持ち味が良く生かされたアレンジ.これ以外にも良い曲がちりばめられており,彼女のファンにとってはお買い得のアルバムです.

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