やはり凄かった弥生軒の唐揚げそば
昨日の夜は外で夕食を食べて帰らなければならず,それでは,ということでかねてから気になっていた常磐線の我孫子駅プラットフォームの立ち食いそば屋,弥生軒(紹介サイト,Wikipedia の記事,一般紹介記事その1,その2)でおそばを食べることにしました.
私は通勤で毎日この駅を通過しており,ときには特急の通過待ちで,弥生軒の目の前あたりの車両に乗ってお店を眺めていることもあるのですが,従来はこの弥生軒がそれほど凄いお店だとは全く知りませんでした.このお店のことを知ったのは,朝日新聞土曜版に連載されている荷宮和子さんの "食べテツの女" の第1回目で紹介されていたからです.このお店,かの山下清画伯が5年間も働いていたことがあり,その当時売っていた駅弁の包み紙には山下清の絵が使われていたという,大変由緒正しい立ち食いそば屋.
常磐線下り線のプラットフォーム(1, 2番線)には弥生軒が2店あります.そのいずれもが人で一杯.うーん仕方ないな,と思って下り方面のお店の列に並び,券売機で食券を買います.どれにしようかと迷ったのですが,有名な唐揚げそばは,唐揚げ1個入りのものが320円,二個入りでも400円しかしないので,それならば大したボリュームは無いだろうと思って二個入りにしたのが大間違い.出されたどんぶりを見て目が点に.唐揚げ1個が通常の唐揚げの3個分くらいあります.お箸で持ち上がらないほどの重さ!これが2個も入っているので,そばとは言っても,口の中に入ってくるのはほとんどが唐揚げ.たまにそば麺を食べるのが幸せに感じられるほど,唐揚げばかりをがつがつと食べなければなりません.
これが噂に聞いた唐揚げそばか!との感慨を胸に,次の電車がやってくるまでの短い時間でおつゆまで全て平らげ,どんぶりを文字通り空にして厨房のおばさんに返しました.しかしお腹は唐揚げで一杯で苦しい・・・たしかに,マニアックなファンができるほどのボリューム.あれでどうして400円でやっていけるのでしょう?
お店のメニューで目に留まったのは "穴子天ぷらそば".私は元々は上野駅構内の立ち食いそば屋 "喜多そば" で昔出していた "穴子天丼"(当時500円)のファンだったのですが,現在はこのメニューが途絶えており,それで穴子天ぷら欠乏症になっているのです.次回の弥生軒では,ぜひこの穴子天ぷらそばを賞味してみたいと思います.
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コメント
本日,8月31日(日)のお昼過ぎにも弥生軒に立ち寄ってみました.お目当てはもちろん穴子天ぷらそば.しかしながら本日このメニューはお休みでした.仕方なく,定番中の定番,かき揚そば+唐揚げ単品トッピングを食べてきました.から揚げは相変わらず巨大で,拳骨から揚げと呼ばれているのはあながちウソではありません.
投稿: 俊(とし) | 2008/08/31 16:09