クズの葉にアマガエル
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9月が終わり10月になろうというこのときになって,とんでもなく強い台風が接近してきました.台風15号,アジア名 Jangmi-08 という台風で,9月27日頃に最大勢力になり,そのときの強さは何と Category 5,中心気圧は 915 hPa で,最大風速は 65 m/s,最大瞬間風速は 80 m/s を超えたようです.20時現在ではそれよりは少し衰え,中心気圧は 935 hPa まで上がった模様.非常にはっきりした巨大な目を持った台風で,今夜中に台湾をかすめ,それから東よりに向きを変えて九州の南を通りそう.今年は台風が少なくて良いわいと思っていたのですが,遅れて大物がやってきたという感じです.被害が少なければよいのですが.
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先ほどポスとしたものの続編です.これはカラスウリの未熟の実.まだウリボウ状態ですが,これから次第に色づいてオレンジ色に熟成していきます.このカラスウリとほぼ同じところにヤマブドウも生えているのですが,残念ながら今年はヤマブドウの実は不作のようで,例年のような見事な紫色のバリエーションを楽しむことはできないようです.
次はキクイモの花.今年の秋は特にキクイモの花が目立ちます.毎朝の通勤電車の窓からもそこここにこの花の群落を認めることができます.例年こんなに多かったかなぁ?
最後はまだ未熟なオナモミ.この程度だと,服がこすれてもまだ "ひっつき虫" にはなりませんが,あと一月もすると,こういう草むらを歩くとえらいことになります.
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昨日は大変涼しい秋の一日となりました.まあまあの日差しがあったので近所をお散歩.後半はどんどん雲が多くなってきて日差しが少なくなってきたのですが,何枚か秋らしい写真が撮れましたので紹介します.
まずはススキ.ススキは住宅地の土手にも多いので,自宅の窓からでもススキが風にそよぐさまを楽しむことができます.
次はタンキリマメ(痰切豆)の実.つる性の植物で花は黄色.このように枝豆のような実ができて熟すに従って赤くなっていき,最期は紫色の実がはじけます.川崎大師の参道は痰切飴と招き猫で埋め尽くされていますが,その原料がこのタンキリマメ?かどうかはわかりません.多分違う.
そしてまだまだ青々と繁っているクズの葉を見ると,まだ成虫になっていないカマキリ.だいぶ気温は下がってきたので,大人になるまで生きていけるのでしょうか?
まだまだあるので,次の記事で紹介します.
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PC-BSD をインストールしたばかりなのですが,gcc-4.3.2 のビルドに失敗するという症状は FreeBSD をしっかり受け継いでいたりするので,また浮気心を起こして今度は Debian GNU/Linux の分派である Ubuntu 8.04.1-J をインストールしてみました.
実は Debian 系をインストールするのは初めてだったので少し不安だったのですが,実際には実に簡単,お気楽でした.インストール CD イメージをダウンロードして CD-R に焼き,それでブートすると簡単にインストールできます.特に,日本語化のためのパッケージが収められた CD イメージがありますので,これを使うと簡単に日本語化されたシステムが構築できます.日本語フォントや仮名漢字変換フロントエンドなども含む本格的なものです.ログイン直後の画面は下のように大変簡素なものです.芸術的なサギの絵が大変印象的ですね.
インストール時に気をつけることは,Ubuntu は Boot Loader である GRUB をハードディスクにインストールしようとしますが,Windows との Dual Boot を目指すのであれば,GRUB をフロッピー・ディスクにインストールしておくのが無難です.これには,インストール・ダイアログの最後近くに出てくるやや小さくてわかりにくいボタン "拡張" だったか "詳細" だったかを押すと,GRUB のインストール先を選ぶことが出来ますので,そのときに表示される HDD のパーティションを選ぶのではなく,キーボードから /dev/fd0 と入力すれば Okay です.インストール後,Ubuntu をブートしたければそのフロッピーを挿入します.フロッピーを挿入しなければこれまでと全く同様に Windows がブートされますので,Windows 側には何の影響も与えません.
様々なシステムの設定がデフォルトでなされているのが実に親切.光学ドライブへのアクセスや音源デバイスの駆動も特に問題無さそうです.またソフトウェア・パッケージ管理システムである "APT" が良く出来ており,その GUI インターフェースである "Synaptic" を使うと非常に簡単でわかりやすいパッケージ管理が出来ます.インストール済みのパッケージが更新されていると,それを自動的に検知・通知してくれる仕組みが大変便利.これはとても重宝します.
Ubuntu は初期設定では何と C shell や tcsh がインストールされていないのでこれをインストール.GNU Fortran や Ruby もインストールしておきます.そうそう,Emacs もインストールしておきましょう.
少し触っているところですが,とりあえず gcc-4.3.2 はすんなりとビルドできましたし,LAPACK も何とかビルドできました.しかしいくつかテストで引っかかるものが出ているのが気になります.Fortran 77 と Fortran 90 の違いが出ているのでしょうか?
しばらくはこれを使ってみることにしましょう.ひょっとしてすでにファンになっちゃったかも・・・
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ススキの穂がだいぶ伸びてきて,秋らしくなってきました.当地では稲刈りはほとんど終盤に近づきましたので,もう今後は冬枯れの田んぼにススキが映える,というにはまだ少々早く,実際には稲刈り後の田んぼからは二番穂が力強く生えてきます.
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BSD の系譜をひく PC-UNIX はそれほど数がありません.最も主流なのは FreeBSD ですが,これはデスクトップで使うというよりはむしろサーバ OS としての使用が主流でしょう.システムの安定性やネットワーク周りの洗練度は昔から定評がありますが,インストーラが初心者向きではない,インストール直後の状態では大変そっけない素の設定のままで,様々な専門的な設定を手動で行わなければならないなど,専門家にとっては使い出のある "プロの道具" ではあっても,素人には近づきがたい壁がそびえています.
これに対して,最近の Linux 系の PC-UNIX の大部分は PC ユーザに配慮した GUI ベースのインストーラや,インストール直後からほとんどの標準的な設定が済んでいて安心して使い始められる点など,初心者に配慮したディストリビューションに進化しており,FreeBSD の凋落の原因はここにあるといっても過言ではありません.
それに対抗すべく開発が進められているのが PC-BSD という FreeBSD のディストリビューションです.公式サイトはこちら.今回私がインストールしたのは,リリースされたばかりの PC-BSD 7 です.名前が凝っていて "Fibonacci Edition." 元になっているシステムは最新の安定板で私もインストールしたことのある FreeBSD 7.0 ではなく,7.1-Prerelease というちょっと変則的なもの.FreeBSD 7.1 のリリースが10月に予定されており,コードのほとんどはフリーズされていますので,事実上の 7.1 と思って良いでしょう.
まず インストール用 DVD イメージをダウンロードして DVD-R に焼き,これを使ってブートします.すると FreeBSD のブートシーケンスが始まり,KDE ベースらしい GUI のインストーラが立ち上がります.ここでキーボード選び,インストールするディスクドライブやパーティションを選び,root のパスワードやユーザ設定を行うと,あとはほとんど自動でインストールが進みます.困ったことは,私のキーボードはテンキーの無い104キーボードなのですが,テンキー有りのフルキーボードしか想定されていないようで,KDE が立ち上がると同時に勝手に NumLock をかけてしまい,しかもキー操作でロックを解除できません.これは PC-BSD 1.5.1 でもそうでしたので,まだ改善されていないようです.仕方が無いので,荒業?ですが,キーボードの PS/2 コネクタを引っこ抜いてまた挿すことで NumLock を解除し,インストーラへの入力を進めました.
インストールが済んでリブートします.最初に KDE の解像度の設定画面が出てきますので,それを変更すると,上のような画面が現れます.なかなか凝っていますね.一通り触ってみましたが,プログラミング言語の取り込みが貧弱だったり,相変わらず GCC のビルドに失敗する(GCJ ライブラリ構築時)など,私の想定している用途(科学技術系のデータ解析)には向かないかなぁ?などと思案しています.どんなもんですかねぇ?
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ようやく私の手元にも "ねんきん特別便" が届きました.早速開封して内容を確認してみましたが,特に間違いは無さそうです.実は,私はすでに社会保険庁の自分の年金記録をオンラインで確認できるサービスに加入しており,事前にそのサービスで間違いが無いことを確認してあったのでした.従って "ねんきん特別便" に間違いが無いのは当然なのです.
第3号被保険者である妻の分の "ねんきん特別便" がまだ届かないのですが,こちらもオンラインで確認済みなので,特に心配は要らないでしょう.
それにしても日本人は不幸です.自分たちの政府を信じられないという体験を明治維新以来何度も経ています.日中戦争から第二次世界大戦にかけて激しく裏切られた(騙された)経験以降は,高度経済成長のお陰もあって強い政府不信は起きなかったのですが,年金記録のいい加減な扱いは久々の大型政府不信です.この政府不信は政権を交代させるに足る水準にまで高まる恐れもあり,官僚機構に対する政治のガバナンスが問われるところでもあります.
私は,この年金問題はもとより,数々の薬害問題や道路行政も政府への不信を増大させる統治不良の一種だと思います.発展途上国や独裁国家ではこの統治不良は非常にしばしば見られる現象であり,内乱やテロリズムや亡命・国外移住のきっかけとなります.このような国の国民は本当に気の毒です.自らの国の政府もエリートたちも信じられない,そういう国々がまだ世界には沢山あります.そういう国々のまっとうな統治を助けるのはもちろんのこと,日本もそのような国に転げ落ちないようにしたいものです.
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未明に北寄りの風に乗って雨が降っていましたが,明け方にはそれも止み,今日の朝は曇り空.大雨を心配していたのですが,大したことが無くてほっとしています.
今は所々に青空がのぞいていますが,台風一過のドピーカンという具合には行きませんでした.台風がもたらした高温・多湿の空気が満ちています.
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フィリピン東海上で9月8日に発生した台風,アジア名 "Sinlaku-08" ですが,最盛時にはシンプソン・スケールで Category 4 にまで発達し,先島諸島や台湾に暴風雨をもたらして,そのまま中国大陸に行ってくれるのかと思いきや,くるりと向きを変えて日本列島に沿ってその南岸のヘリを北上しています.現在の勢力は Category 1 です.
関東地方に最も接近するのは明日の未明.現在ほとんど風は無く,雨も止んでいますが,これからどうなるのかは良くわかりません.台風が十分に南側を通ってくれれば,あまり大したことにはならないでしょう.
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今日はひょっとすると歴史的な一日になるかもしれません.9月15日月曜日,アメリカの代表的な投資銀行であるリーマン・ブラザーズが Chapter 11 を申請・経営破たんし,アメリカの証券市場で株価が急落したのを受けて,翌日16日火曜日は東京市場をはじめアジア各国の証券市場が急落しました.私は朝6時のテレビニュースで,NYSE が500ドルの下げという事態を知っていましたので,ひょっとすると日経平均は1,000円を超える下げになるのではないかと心配していたのですが,朝の寄り付きで500円ほど下げ,その後600円まで下げましたがそれからは下げ渋って後場を終わりましたので,東京市場はかなり冷静な動きだったと評価しています.
それでも街には号外が出ました.見出しはなんとも扇情的で,株価の急落を一大事と伝えるものです.世界的にも著名な経済新聞がこのような事で良いのだろうかと思います.
ちょっと冷静になって考えてみると,そもそも新聞社はなぜ号外を出すのでしょう?号外には広告の類は一切ありません.新聞社は自腹で記事を編集し,輪転機を回し,路上でただで配布していますので,これは完全に新聞社の持ち出しです.考えられる理由としては,
(1) 社会的義務を装った宣伝行為で,経費は最小限に抑えている
(2) 本気で社会的義務と思い,最低限の経費を負担している
(3) 単なる心意気で,採算など考えない,ある種のお祭り
などが考えられますが,本当はどのようなものなのでしょうか?
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一月ほど前にポストした記事 "黄金色の予感" で述べたとおり,このあたりでも稲刈りが進みつつあります.黄金色とまではいきませんが,それでも黄色く色づいた稲穂が風に揺れるさまは,収穫の季節を印象付けます.すでに稲刈りが終わった田んぼからは二番穂が伸びつつあります.
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ニホンアマガエルは,体の色素細胞を拡張させたり収縮させたりして体表面の色を変えることで知られています.上の写真はわが家の玄関のドアにへばりついて灰褐色に変身しているニホンアマガエルです.普段良く見かける薄緑色の体色に比べると,これはそれこそ大変身!猫だったら,キジトラが三毛になるようなものでしょうし,人間だったら白人が黒人になるようなものかもしれません.
どうしてこのような場所にじっとしているのか,餌となる昆虫が飛んでくるのを待っているのでしょうが,それにしても朝から夕方までじっとしているのは驚異的です.近づいて良く見てみると,のどの辺りを一秒間に数回もヒクヒクと震えさせており,呼吸は人間のそれに比べるとかなり速いのがわかります.いくら変身しているとは言え,これだけコントラストがはっきりしていては,捕食者の鳥にすぐに見つかってしまいそうなのですが,人間の至近距離にいる事で捕食者を遠ざけているのかもしれません.これはツバメの巣が人家の軒先に作られる理由としても推測されており,そのような行動が適応進化してくることは十分にありえることです.
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今からちょうど2年前に丸の内でカウ・パレードが開催されこのブログでも紹介しましたが,今年も2年ぶりに開催されています.2年前は丸の内街区のあちこちに牛のオブジェが置かれ,それは全体で60頭もありました.今年私が確認したのは,いわゆる Oazo の裏手にあるちょっと広めの空間に置かれた全部で12頭の牛のオブジェです.このエリアのイベントは "日本オランダ年 2008-2009" というイベントに協賛されており,駐プラハ・オランダ大使館が企画して2004年からヨーロッパとアジアを巡回中の "オランダ COW アート" の28頭の牛の中から,選りすぐりの12頭が丸の内にやって来た,ということになっています.これ以外にも丸ビル,新丸ビル,東京ビル TOKIA などにもオブジェが置かれていますので,皆さんがご覧になる機会もあると思います.
ただし,そのデザインは相変わらず奇抜さを競っており,何頭かの写真を紹介しますが,いずれもかなり強烈です.
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今週月曜日から9月が始まりましたが,少しはさわやかな天気になるかと思いきや,相変わらず日本の南に停滞している低気圧(中心部に上昇気流を持つ反時計回りの巨大な渦)から暑く湿った空気が日本列島に流し込まれ,ジェット気流の蛇行で大陸から押し出された寒気と反応して各地で集中豪雨を降らせています.
最近では,1時間に100mmを超える雨量と聞いてもさほど驚かなくなったのが,本当は驚きです.バケツをひっくり返したような,と表現されることが多いのですが,こういうときに車に乗っていると,ワイパーをフルスピードで動かしていても視界は極めて悪く,できることならばハザードランプをつけて路肩に停車しているほうが安全かもしれません.でもかえって追突されるか?それで思い出しました・・・
私がこれまでの人生で最もすごい気象現象!と感じたのは,1996年7月15日に茨城県はつくば市から下館市にかけて発生した "ダウンバースト "です.このとき私は筑波の某国立研究所の人とともに車に乗ってつくば市から下妻市に向かって移動中でしたが,途中から急に空が暗くなり,猛烈な下降気流とともに雹が滝のように降ってきました.雹はピンポン玉よりもやや小さいくらいですが量がものすごく,それこそ視界は真っ白になり前は全く見えません.車の屋根を恐ろしい音を立てて大量の雹が叩くので,生きた心地はしませんでした.街路樹の葉が雹でちぎられ,それが猛烈な風に吹き飛ばされてあたり中を舞っています.
このときに観測された最大風速は47m/s程度だったそうですから,やはり猛烈な風だったわけです.雹の降り方は,降るというよりは,強烈な下降気流によって地面に叩きつけられるというほうが正確で,かなりの自動車がボディを傷つけられる被害を受けたはずです.多くの自動車は,ハザードランプをつけて路肩に停車していました.10分ほどでダウンバーストは去り,しばらくすると何事も無かったかのように空には虹がかかっていました.しかし,路面には無数のちぎり取られた街路樹の葉が散乱し,なかなか異様な光景でした.
このときにダウンバーストは,大変幸運なことに,つくば市の気象研究所や成田空港,羽田空港などの近くだったので,最新のドップラー・レーダなどで詳しく観測されており,これらのデータがダウンバーストの発生メカニズムを解明する研究に大いに役立てられています.
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