女性フォーク歌手のクリスマスアルバム
My Holiday [Import] [from US] - Mindy Smith
このところ数ヶ月間は主として写真の撮影とそれを掲載した記事のアップに忙しくて,書籍や音楽の紹介をサボっていましたが,この週末は二日間ともお天気が悪くて在宅していたので,買い溜めていた CD の封を切り何枚かを聴いてみたうちの一枚がこれ.
Mindy Smith というフォーク歌手は以前にも紹介していますが,非常に繊細な感じでフォークやブルーグラスを歌う人です.声はややハスキーなメゾソプラノ.口に弱音器を付けたような発声をします.Norah Jones と比較されることが多いのもうなずけます.デビューは2003年なので,まだまだこれからの人ですが,ちょっと厳しい目に言うと,アメリカのカントリー界にはこの程度の歌唱力の歌手はゴロゴロいるはずなので,これから本当に伸していけるのか心配な面もあります.これについては前回の記事でも書いた通りなので,これ以上は言いますまい.
さて,このアルバムは昨年発売されたクリスマスアルバム.曲の半分弱を彼女自身が書き下ろしています.そう,彼女は歌手というよりもソングライターとしての才能が目立ちます.アルバム全体としては,初雪がちらちらと降っている曇り空の午後に,熱い紅茶でも飲みながら静かなひと時を過ごすときにぴったり!という感じでしょうか.そういう時のバックグラウンド・ミュージックとしてはなかなか良いのではないかと思います.
第6曲の賛美歌 "Away in a Manger" には Alison Krauss がハーモニー・ヴォーカルで加わっているのがわかります.また第7曲の "I Know the Reason" は Thad Cockrell とのデュエット曲で,これはなかなか素晴らしい出来.最終トラックには20秒ほどのおふざけの歌としゃべりが入っています.
アルバムジャケットやライナーノーツの写真は大変良い出来で,これならジャケ買いする人も多いのではないでしょうか?録音やミキシングは前作同様かの "Gary Paczosa" なので,音質的には全く安心して聴いていられます.
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