ライダーの聖地,大観峰
突然ですが,九州は阿蘇山の外輪山の一角にある大観峰に行ってきました.ここは外輪山の最高地点であり,阿蘇の中央火口丘である "阿蘇五岳" を眺めるには最も良いとされているところですが,実は外輪山自体を眺める場所としても第一級の場所です.この辺りの外輪山は,阿蘇カルデラの内側に向かって大変な急勾配で落ち込んでいるので,まるでグランドキャニオンのようだと言うアメリカ人がいるくらい.日本離れしたスケールの大きな景観を楽しむことが出来るということで昔から名勝の誉れ高く,かの徳富蘇峰がここを訪れて大観峰と命名したことを記念する石碑まで立っています.ただし下の写真はその石碑ではありません,悪しからず.
さて昔はさほど交通の便も良くなかったのですが,今では周辺に大変良い道路ネットワークが整備されたため,大観峰は九州のモーターサイクリストにとっての "聖地" の一つになっています.それ以外にも RC グライダー(ラジコングライダー)にとっての聖地の一つでもあります.
ちょうど私が訪れた日は,お天気はまあまあだったのですが,薄いもやがかかって遠目が利かず,阿蘇五岳はヴェイルの向こう側でしたが,近くの外輪山は十分によく見ることができました.本当に久しぶり,数十年ぶりの大観峰の大観望に感激しました.
そして聖地に相応しく,駐車場には沢山のライダーたちがやって来ていました.オフロードタイプはほとんど無く,オンロードの長距離ツーリングに適した大型バイクがずらり.ほとんどは九州内のナンバープレートでしたが,中には本州のものもちらほら.航空会社の中には,バイクを預かって空輸または陸送し,人間は飛行機で移動して九州内のツーリングを楽しむというパッケージを提供しているところもありますので,本州のライダーが多かったとしても不思議ではありません.
そして,やはりいました RC グライダーのおじさん.大観峰のまさに突端から少し下がったところに陣取り,翼長 1.5 m 程度のグライダーを自由自在に操っています.いわゆる Ridge Soaring という飛び方をベースに,アクロバティックな旋回も交えたマヌーバです.風は強く,しかも複雑に乱れているため,相当の腕がないとこれほど見事に飛ばせることは出来ないと思いますが,最後はちゃんとふわりと着地させて無事回収.すごいですねぇ.
その後はミルクロードを辿って外輪山を下り,江戸時代の参勤交代路があった二重峠(ふたえのとうげ)を見学.阿蘇山は五岳もいいけど外輪山もいいですよ.
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