デジタル一眼レフのゴミ問題
ゴミ問題とは言っても,捨てられたカメラがゴミになって困るという話ではありません.デジタル一眼レフの撮像素子の表面にゴミがへばりついて,それが写真に映り込んで困る,というお話です.これはデジタル一眼レフが開発された当初からの問題で,いまだに完全に解決されたとは言えないデジタル一眼レフの欠点の一つ.これまでの取り組みとしては,オリンパスのように,撮像素子の表面(光学ローパスフィルタなるものが被さっています)を超音波で振動させてゴミをふるい落とすもの,ペンタックスのように撮像素子全体を手ブレ防止機構を流用してカタカタと振動させてゴミをふるい落とすもの,特に何も動かしたりはせず,撮像素子表面にゴミが付きにくい表面処理をしたもの,などがあります.
私のカメラ,ペンタックス K10D は撮像素子全体をカタカタと振動させてゴミを取るタイプなのですが,昨日の朝,レンズ交換をして散歩に持ち出して帰ってきたところ,大きなゴミが写り込んでいるのを発見してショックを受けました.これまでこのようなゴミに悩まされたことはなく,高をくくっていたのですが,とうとうやって来たか!という感じです.下の写真がそれ.
パソコンに画像を取り込んでチェックしていたら気が付いたので,すぐにレンズを外し,カメラをクリーニング・モードにして撮像素子をむき出しの状態にし,ブロワでゴミを吹き飛ばしてみます.再びレンズを付けて最小に絞り込んだ状態で空など一様に明るいものを撮り,再生してゴミチェックです.何とかゴミは取れたようで一安心.
ゴミが映りこんだ写真はレタッチして修正するしかありませんが,枚数が多いとそれもなかなか面倒なもの.しかし,Photoshop の修正ブラシツールは大変優秀なので,ほとんどそれとわからずに修正できてしまいます.やれやれ.ゴミフリーのカメラは出来ないものでしょうか?常時撮像素子がむき出しとなるマイクロフォーサーズシステムのカメラは本当に大丈夫なのでしょうか?
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