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2009/01/01

謹賀新年 2009

Nengat2009

明けましておめでとうございます.

昨年は私にとっても色々なことが起こり,経済の世界でも100年に一度あるかないかという大変動が起きた年でもありました.例年通り,昨年を振り返り,今年の展望や希望を書いてみたいと思います.

まず昨年の新年は病室の父を見舞うことから始まりました.私の父は一昨年の年末に脳梗塞の発作で倒れたものの,ただちに専門医のいる救急病院に運ばれて最新の治療を受けることが出来たため,身体機能は急速に回復しました.残念ながら言語機能と短期記憶には障害が残り,それを治療するためにリハビリ病院へ転院.そこで数ヶ月を過ごして今ではほぼ復活しました.現代医療の素晴らしさを実感すると共に,関係してくださった救急隊員,医師看護士療法士の方々に深く感謝したいと思います.

父が転院した矢先,今度は大学の恩師が脳梗塞で入院.しばらく経ってから病院に見舞いに行きました.春になり,父がリハビリ病院から退院した直後に,今度は母が骨折して1ヶ月も入院.親の近くに子供が住んでいないとまずいなと思わされる出来事が続きました.私たち夫婦自身も短期間帰省しましたが,継続的に力を貸してくれたのは地元に住む父の兄弟姉妹でした.本当にありがたいことです.

一般に,年をとり体が弱くなって他人の助けを必要とするようになっても,金を払って赤の他人の世話になることを嫌う傾向が私たちにはあります.それは無理からぬこととはいえ,人間の流動性が高まった今日では,子供や近親者以外の人の世話になることも覚悟しなければなりません.それにはまず他人との善意の契約を信じる必要があります.これを超えられずに孤独で苦労している老人は多いように思います.もちろん最後の砦としての近親者の存在があってのことかもしれませんが,老人は社会全体で見守り世話をするという意識を持てるように,制度や仕組みを整えていく必要があると感じました.本来,介護保険はそのための制度のはずなのですが,なかなか使いづらいのが実感です.もう少し北欧の国々の福祉政策を見習えないものかと思います.


4月,きっと転勤になるだろうと思っていたところ,同じ職場でより責任の重い立場へ就くことになり,これは全くの想定外.まさに青天の霹靂.お気楽社員のつもりだったのが,とんだ事になってきました.会社のエライ人たちとのお付き合いの時間がさらに増えて,お気楽どころではありません.今年はこの経済危機を乗り切るために,さらに仕事が増えてきそうで今から憂鬱です.都心への長時間通勤も4年目に入りました.立ちっぱなしの電車通勤はさすがに体に応えるようになってきて,可能な限り片道だけでも椅子に座るように努めています.体の各部の関節をいたわらないと,いつ不調に見舞われないとも限らない予感があるからです.

と言うのも,昨年後半から五十肩に悩まされ続けているのです.夏頃から右肩が痛むようになり,秋に入って痛みが激しくなってきました.着替え,入浴,つり革につかまるなどの行為が痛みでうまく出来ません.師走に入ってからは,就寝時に肩が自重で下に引っ張られるだけで痛みが続くようになり,これはもうかなりの重症です.10年ほど前,反対側の肩が同じような症状になり,直るのに1年くらいかかりましたので,今回も少なくとも今後半年は悩まされ続けるのでしょう.ひどいものです.整体鍼灸に行くべきでしょうか?行ったことがないので何となく怖い.針を体に突き刺すなんて・・・なお,五十肩は鍼灸ならば健康保険が利くそうです.


サブプライムローン問題以降の世界金融危機がいよいよその正体を現してきました.アメリカの連邦準備制度理事会(FRB)リーマンブラザーズを破綻させたショックは大変大きく,それ以来アメリカ金融当局の危機管理能力と一貫性には疑問符が付きまとっています.アメリカでは新年早々,政府が新しい政権へ移行しますが,今度はその新政権が,アメリカ三大自動車メーカーの経営危機を救済するのか破綻させるのか,目が離せない状況です.つい先日投稿した書評にも書きましたが,これら一連の事件は経済パラダイムの大きな転換点となる潜在力を秘めています.アメリカのドルが基軸通貨の地位を失い,アメリカを初めとする先進国の中産階級が没落し,これからは新興国の経済成長に投資するしか良いリターンを得られるものは無くなる,というご託宣が本当かどうか.いずれにせよ,ここ2年から5年程度は世界的な不況が続くことは間違いないようです.これによって世の中はどのように変わるのでしょうか?

不況になって工業生産が落ち込み,資源とエネルギーの消費が減少するのであれば,それはその部分においては地球温暖化には有効です.しかしながら不況の需要減のために,再生可能エネルギーや,省エネ・省資源・リサイクルなどの技術の開発も同時に遅れるのであれば,痛し痒しというところ.こういうところにこそ公的な投資を期待したいものです.

不況の期間中,日本を含む先進国の暮らしぶりはほとんど変わらないのではないでしょうか?ただし日本は高齢化がさらに進みますので,年金制度の改革はますます避けて通れない政治課題になるでしょう.これは厚労省という一つの政府機関の能力・責任を超えた課題であることを国全体が認識し,政府が国民から信頼される統治を行うという国民国家の根本を死守する発想で臨まなければなりません.その過程で府省の再編やリストラが必要であれば,当然それも断行していくべきでしょう.これが守られなければ,これは明らかに統治不良であり,能力ある若い日本人は国を捨て始めるのではないかと危惧しています.国民が統治者から裏切られるのは,先の大戦でもう十分です.


昨年2月下旬のある日,突然 PC が起動しなくなりました.電源投入時の BIOS 表示画面すら出てきません.重症ですが,症状だけからは原因を特定できません.まずは電源の故障を疑い,どうせ買い換えても良いと思っていたので,新しい電源を買ってきて交換します.しかし症状は変わらず.次にマザーボード上のバックアップ電池を疑い,これも新品と交換しますが症状は変わらず.となると CPU そのものの重大な障害か,マザーボード上のチップセット部品の重大な障害と考えざるを得ません.この時点で突然死から3日ほど経っており,もうこれ以上は待てないと判断,週末に秋葉原に出かけて,すぐに手に入る部品一式を買ってきました.

それから PC 全体を換装です.そう言えば,前回の換装からもう5年近くも同じハードウェアを使ってきたのでした.マザーボードもメモリも CPU も HDDビデオカードも全部新品.気分が高揚してきます.何箇所か建てつけ上の難関はあったものの,ケース内部の古い臓物を全て取り出し,新しい臓物と入れ替えました.ただし,HDD だけは古い物をつないだままです.これは Windows の再インストールを避けるためです.Windows を再インストールするとなると,多数のアプリケーションも全て再インストールして設定をやり直す必要があり,その手間は膨大.もしも古い HDD が健全で Windows を立ち上げることが出来れば,それをそのまま使えば良いので手間が大幅に省けます.そう思って電源を入れてみると,見事 Windows が立ち上がるではありませんか!もちろん,新しい CPU,新しいチップセット,新しいビデオカードなので,それぞれのドライバは更新する必要がありますが,最低限のシステムが立ち上がるのであとは非常に楽.古い HDD のままで新しいシステムが動き始めました.

ここでさらに裏ワザを使います.せっかく最新の大容量 HDD を買ってきたのです.それを使わない手はありません.あらかじめ CD に Linux の起動システムを焼いておき,それで Linux を立ち上げた状態で,古い HDD の中味をそっくりそのまま新しい HDD にコピーします.そうして出来た新しい HDD から Windows を立ち上げて換装の完成です.この新しいシステムを半年以上使用していますが,新しいだけに快適です.Adobe Photoshop の起動やフィルタ処理が速くなったような気もします.


写真の趣味は少しずつ続けています.特に最近心がけているのが,昔住んでいたところを再訪する散歩.私はこれまで東京都内や周辺の地域を何度も転居してきましたが,街並みや街の風情が大きく変わったところもあります.そういうところを自分の足で歩いて再訪し,また写真にも収めて思い出として取っておくことを進めています.

もう30年前に住んでいた木造アパートがいまだに路地に建っているのを見て複雑な気分になったり,マンションに建て換わって昔日の面影はどこにも残っていない場所があったり,さまざまです.それらを写真の収めては昔住んでいた頃を思い出し,しばし感傷に浸ります.

また一方では,東京の下町を散歩して目に付いたものを片っ端からカメラに収めるということもやっています.おかげで江東区の地理には少し詳しくなりました.どの地方のどの町でもそれなりの歴史の古さはあるのでしょうが,古いものがちゃんと大切にされ残されているかどうかは,町によって大差があります.この点,東京の下町にはまだ何とか古いものが残されているところが多く,神社仏閣,お屋敷跡,街並みそのものなどを訪ね歩いて楽しんでいます.古くて良質のものの質感や,生活空間としての風情には貴重なものを感じることが多く,この趣味は当分続けていこうと思います.

そんな私の気持ちとは無関係にデジタルカメラの進歩はまだまだ続いています.昨年は 35mm フルサイズの一眼レフが3機種も発売され,気分が落ち着かなくなっているカメラファンも多いことでしょう.私もフルサイズ欲しい派の一人なのですが,大きさや重さを考えると,今のまま APS-C サイズでもいいかなとも思ったりします.味のある単焦点レンズにも目が行ってしまうので,独り言をつぶやきながら財布と相談することが増えました.これはかなりまずい.

私が以前予言したクイックリターンミラーの無いレンズ交換式カメラは,昨年マイクロフォーサーズとして製品化されましたもう一つの予言,補償光学は,すでに部分的ですがビネッティングの補正として高級一眼レフの一部で使われ始めています.まだまだ進化できる余地はありますね.私が一生を終わる頃にはどこまで進化しているかな?


今シーズンの冬はこれまでのところ暖冬気味.加えて原油価格が数年前の水準に戻ったので,ガソリンも灯油も順調に値下がりしています.昨シーズンのような灯油が100円/リットルを超えるような事態から比べると,だいぶ気が楽な冬になりそうです.一方でこの暖冬傾向は地球温暖化との関連が心配なところでもあります.

さて,長いおしゃべりにお付き合いくださいまして,ありがとうございました.今年が皆様にとって良い年でありますように.お体に気をつけてお過ごしください.

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