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2009年5月

2009/05/31

Susan Boyle 準優勝

先日このブログで紹介し,日本のテレビや新聞でも取り上げられて話題になったアマチュア歌手の Susan Boyle さんですが,日本時間の本日未明に,話題のきっかけを作ったイギリスのオーディション番組 Britain's Got Talent3rd Series の決勝戦が行われ,彼女は残念ながら優勝は逃したものの,第二位という栄冠を勝ち取りました.これに先立つ準決勝での歌唱が,緊張のあまりか良い出来ではなかったので心配していましたが,決勝戦では大変見事な歌いっぷり.予選から決勝までの詳細な星取表はこちら.それぞれのステージでの彼女のパフォーマンスは以下の通り,それぞれのダイジェスト版です.

Show 1(話題になった予選)

Show 8 (準決勝)

Show 13 (決勝)

優勝したダンスグループ Diversity のパフォーマンス

優勝発表シーン

彼女自身については Wikipedia の詳細な解説をご覧ください.特筆すべきはこの社会現象を分析している点.ここでは主として彼女の見かけと実力のギャップが大いに受けた点が強調されています.しかし深層では,Web 2.0 の時代の新しいスター創生システムが生まれつつあること,それが既存のシステムにとって脅威になりうることを,メディア関係者は敏感に感じ取っていることでしょう.

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2009/05/30

Alison KraussファンサービスのDVD

Hundred Miles Or More: Live From the Tracking [DVD] [Import] (2008) - 出演:Alison Krauss

Alison Krauss のスタジオ録音の DVD です.曲はほとんどが2007年のアルバム "A Hundred Miles or More: A Collection" から採られていますが,第5曲の "Shadows" のみはアルバム未収録のものです.このアルバムのレビューはこちら.曲と共演アーティストへのインタビューが交互に繰り返されますが,DVD のトップメニューで演奏のみ,インタビューのみと選択できるので,色々な楽しみ方が可能です.

Alison のファンを喜ばせるための構成であることは見え見えなのですが,もうちょっと深みが欲しかったと思うのは私だけでしょうか?例えばそれぞれの曲のパフォーマンスでは,もう少し共演者の手元をアップするとかカメラアングルに工夫が欲しい.またスタジオ録音の光景にしても,あまりに取り澄まして抑制的な態度のアーティストが映っているのが非常に不自然.もっと互いが目配せし合いながらリズムを取るとか,笑顔を見せるなどの自然さがあってしかるべきです.さらに言うと,スタジオにしては照明がヘン.まるで高級ホテルのスイートルームのような照明や調度品.いちおうマイクスタンドの下にはラグが敷いてはありますが,スタジオらしからぬ演出が過度だと感じました.

なお,録音とミキシングはお約束どおり Gary Paczosa でした.相変わらず完璧です.

全体としては大変楽しめるアルバム.豪華な共演者のパフォーマンスだけでも観る価値があります.Region Free の DVD なので,日本の DVD プレイヤーでも問題なく再生できます.

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2009/05/26

実力有り余るプロの新バンド

The Steeldrivers [Import] [from US] - The Steeldrivers(アーティスト)

The Steeldrivers は非常に新しいバンドです.デビューは2008年なのでつい昨年のこと.しかしメンバーのキャリアが若いかというとまるで正反対.彼らはSession Musicianあるいはスタジオ・ミュージシャンと呼ばれるアーティスト達で,Nashville のステージや録音スタジオで十分に経験を積んだ実力派ぞろい.彼らは声がかかるとステージやスタジオに出かけて行って請け負い仕事を行うプロ中のプロ.弁護士や会計士と同じです.

十分すぎる実力の割には顔や名前が売れるチャンスが少ないハンディキャップを負っていますが,しかし,彼らの顧客は一般リスナーではなくてプロデューサーや同業のミュージシャンたちなので,狭い業界では評判は十分に知れ渡ることでしょう.一方,演奏技術に高度なものが求められる割には,ルックス,立ち居振る舞い,個性,スターとしての華を求められることは無いため,それらを持ち合わせたミュージシャンは少ないのではないかと想像しています.この点で彼らがどのような位置にあるのか興味のあるところ.

このアルバムを聴くとまず非常に安定感のあるパフォーマンスを印象付けられます.スタジオ・ミュージシャンなので当たり前と言ってしまえばそれまでですが,まずは安心して聴いていられるところがポイントです.スカは一曲も無く,大変お買い得なアルバムと言ってよいでしょう.

次のポイントはヴォーカルの実力でしょう.これはメンバーの一人でギター弾きの Chris Stapleton という人が歌っているらしいのですが,ちょっとしゃがれた声質を張り上げる唱法が目立ちます.好みが分かれるところでしょうが,アルバム第一曲の "Blue Side of the Mountain" でいきなりこの唱法を印象付けられます.この曲で2009年の Grammy にノミネートされたそうですから,なるほどと頷くのも当然でしょうか.

最後のポイントは,先に述べた華の部分の有る無し.これは何とも難しい判断ですが,やはりそれほど強い個性は感じられません.華も・・・今はあまり感じられません.しかしこれから一つのバンドとして個性を磨いていけば,やがてリスナーの心を揺さぶる音楽を創ってくれそうな潜在力に満ちたバンドであることは間違いありません.あの Eagles も最初は Linda Ronstadt のバックバンドでした.

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2009/05/24

毎年おなじみニシキウツギ

Springhome_may2009115m

このブログで毎年のようにお目にかけている(*1 *2 *3)田植え直後の水田をバックにしたニシキウツギの開花です.毎年写真映りが変化するのは,年ごとの花つきの良否と,たまたま写真を撮る週末のお天気の良し悪しかなぁ?

Springhome_may2009107m

昨日は午後から日差しが出て,夕方一杯良いお天気だったので戸外でビールを楽しみました.今日の未明にはホトトギスの鳴き声を初認.ようやく初夏の三点セット(卯の花,ホトトギス,カツオのたたき)を全て味わったことになります.しかし今日のお天気は雨.時々強い雨がサーっと降ってきます.気温は低めなので蒸し暑さはありません.梅雨に入る前の寒気と暖気のせめぎ合いですかね?

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2009/05/23

Windows 7とJPEG XRに期待します

Microsoft Windows の次期バージョン Windows 7 は,製品版の直前の Release Candidate が5月にリリースされ,11月の感謝祭シーズンの発売が公言されましたので,今年中の発売は間違いないものと思われます.この RC 版は大変完成度が高く,すでに実用レベルだとの評価が多いのも心強いです.さて,私がこの Windows 7 に最も期待するのは,新しい画像フォーマット JPEG XR の大々的なサポートです.

実は,このフォーマットは現行の Windows である Windows Vista でもサポートされているのですが,それは大変控えめなもので,その存在はほとんど知られていませんし,各種のデジタルカメラや画像処理ソフトウェアでのサポートはこれからです.

現在最も標準的な画像フォーマットは JPEG と呼ばれるもので,見た目の画質をさほど落とさずにファイルサイズを 1/10 程度にまで圧縮できるために,ここ10数年ほどは専ら標準フォーマットとして君臨してきました.しかし,最近のダイナミックレンジの広いデジタル一眼レフの画像を格納するフォーマットとしては,1色あたりのダイナミックレンジがたったの 8bit,すなわち 256 階調しかないことが致命的となってきました.現在のデジタル一眼レフの撮像素子は 12bit から 14bit 程度のダイナミックレンジを持っていますので,この階調を生かせるフォーマットが望まれます.これによってより滑らかな階調が得られるだけではなく,撮像素子の感度の上下限での白とびや黒つぶれを大幅に防ぐことが出来るはずです.私の期待はまさにここにあります.

デジタルカメラ撮像素子は,銀塩フィルムと比べると,低輝度側では非常に粘って階調を残してくれるのですが,高輝度側はかなりあっさりと飽和して白とびしてしまいます.ガンマを調整すればもうちょっと何とかなると思うのですが,とにかく現状はこうなっているのです.

画像処理ソフトへの実装は簡単に行われるでしょうが,問題はデジタルカメラの実装です.組み込みシステムだけで対応できる程度の低負荷のアルゴリズムであれば,ファームウェアのバージョンアップだけで済むのですが,搭載されているプロセッサが非力だとハードウェアの演算回路による実装が必要になり,普及するにはある程度の期間が必要になります.

Springhome_may2009089m

上の写真はバイカウツギの白い花.このような被写体はしばしば白とびを起こす大変厄介な被写体です.上の写真はデジタル一眼レフでアンダーの露出補正をかけて RAW フォーマットで撮影したものを,そのまま Adobe Photoshop の PSD フォーマットに 16bit で書き出し,それからサイズを縮小して 8bit の JPEG に書き出したものです.花びらの白い部分は実はほとんど白とびしていません.ちゃんと階調が残っています.このような素直なダイナミックレンジの保存がカメラ本体から画像処理ソフトまで一貫して行えるようになってくれないかなぁと期待しています.

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2009/05/19

パンデミックへの備え

前回に引き続き新型インフルエンザの話題ですが,問題はウィルスの検査法に留まりません.インフルエンザのワクチンを作るには非常に長い期間がかかります.日本ではワクチン接種が政策の影響で抑制気味であり,インフルエンザ・ワクチンの生産は商業ベースに乗らないほど少量です.すなわち生産設備の容量はわずかなものでしかありません.従って,いざ豚や鳥のインフルエンザのワクチンを大量に作ろうと思っても,全国民に行き渡るだけの量を迅速に生産することは出来ません.これで国家安全保障が成り立つのだろうかと思われるほど心もとない体制です.

アメリカでは鳥インフルエンザに備えて,プレパンデミック・ワクチンだけではなく,重症患者向けに多数の人工呼吸器が用意され,しかもそれを使用する優先順位が国民的議論を経て決定されているなど,パンデミックへの備えが進んでいます.それに比べると日本の対応は先進国とは思えないほど遅れています.鳥インフルエンザのパンデミックは確実に起こり,人口の 1% 以上が死亡するという恐ろしい警告もあります.そうなると今の経済危機とは比較にならないほどの大恐慌を世界にもたらします.

私が危惧するのは,今回の豚インフルエンザの比較的軽い症例によって,鳥インフルエンザへの対処がおろそかになってしまうということです.今回の豚インフルエンザは H1N1 亜型という型で,私たちの体の免疫機構にとってある程度馴染みがあります.しかし鳥インフルエンザは H5N1 亜型という未知の型.特に高病原性のままヒトに感染するよう変異すると,私たちの知っているインフルエンザとはかなり異なる症状となり,内臓から出血したり,重度の呼吸器障害を起こしたりと,よく誤解される "風邪の一種" では済まされません.特に若年健常者がサイトカイン・ストームというヒト免疫系の変調により重症化することが指摘されています.

そうなる前に,考えられるあらゆる備えが必要です.社会インフラを預かる電力会社やガス会社では,パンデミック時の対応計画の策定が既に始まっています.例えば社員の通勤手段の確保や会社への篭城の準備など.さすがですね.一方,わが家では昨年秋にはマスク一か月分を確保しましたが,自宅篭城に備えての食料は備蓄が全く足りません.パンデミック時には8週間の自宅篭城が必要で,しかもパンデミックの波は3回ほど起きるということです.本当にそんなことが出来るのだろうかと思いますが,マスコミが騒ぎ出してからでは売り切れて間に合わないのも確か.どの程度の備えをしておいたものか悩むところです.

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2009/05/17

PCR法が有名になった

ついに日本国内でも2009年新型インフルエンザのヒト-ヒト感染が始まったようです.これで WHOPhase 6 の発動を真剣に考えざるを得ないでしょう.今のところ鳴りを潜めている中国や東南アジアではどうなっているのでしょう?パンデミックの中心になりそうな地域なのですが,情報が出てくるのが遅いのでしょうか?メキシコみたいになってからでは手遅れなのですが.

成田空港での水際検査や,今回の神戸や大阪での確定診断で一躍有名になったのがいわゆる "遺伝子検査" です.これはウィルスの遺伝子が,確かに新型インフルエンザのものであると判断するために無くてはならない方法.これまで一般にはあまり知られていなかった検査方法です.

まず,インフルエンザウィルスの遺伝子は RNA という高分子です.これが環境中では大変分解されやすいことはあまり知られていません.私たちの唾液や汗には RNA 分解酵素が含まれており,RNA と見るとこれをウィルスと見なして攻撃・分解するよう私たちは進化してきました.この RNA を注意深く採取し,分解されないように保存して,さらに RNA の特定部位の断片について "PCR 法"や類似の方法で数桁倍ものコピーを作ります.これを遺伝子を "増幅する" と言いますが,こうやって十分に濃度を高めた遺伝子について,その配列が想定したものに合致しているかどうかを蛍光標識で調べるのです.

PCR 法は数回にわたって温度を上下させて遺伝子を増幅するのですが,これには結構な時間がかかります.また相手が RNA なので,安定な分子である DNA の遺伝子検査とは異なり,RNA を想定したバイオ・クリーンルーム,RNA を想定した機材,そして RNA に熟練した技能が要求されます.これらを全て備えた施設はそう多くは無く,市町村の保健所で RNA の遺伝子検査が出来るところは限られているはずです.そんなわけで,インフルエンザの確定診断には手間取るのです.もっと迅速に確定できる診断法の開発が望まれますね.

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2009/05/16

サラサドウダン

Springhome_may2009064m

これも年によって紹介する場合がある(*1サラサドウダンの花.ドウダンツツジは可憐な白い花が沢山付いて,大変美しいのですが,このサラサドウダンは色付きです.まるで小さな釣り鐘のような花が沢山付いているよう.色筋の付き方が大変微妙で,これはこれでなかなか味わい深いものがあります.

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2009/05/15

エゴノキ開花

SpringHome_may2009057m

わが家の庭のエゴノキがようやく開花しました.このブログの過去記事(*1 *2)を当たると,時期としては例年通りのようです.エゴノキは自然の状態ではかなりの大木になる落葉樹.以前の記事にも書きましたが,もう30年ほど前,1983年の噴火の前の三宅島は大路池(たいろいけ)のほとりで,白い花が頭上からシャワーのように降ってくるエゴノキの大木を見つけ,感動した覚えがあります.

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2009/05/14

ナルコユリ

これもついでですが,雑木林の林床ではナルコユリが花をつけていました.アマドコロとの識別が難しい植物ですが,茎の断面形が異なるのが識別ポイントの一つであるようです.

Takasakiforest_may2009051m

露出の補正が難しく,ちょっと白トビ気味.白や黄色の花を撮るのはなかなか難しいです.フォーカスも甘かったと反省.足場が悪くて体が揺れたのかも.まだ経験が足りませんね.

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2009/05/12

ケシも満開です

この季節はケシの花も満開です.ケシにはたくさんの園芸種がありますし,こぼれ種でどんどん増えて雑種やら変種やらも出来るでしょうから,同定はなかなか難しそうです.さて,ヒナゲシ (poppy) ではない ケシ (Opium poppy)アヘンの原料になるので,日本では栽培が禁止されています.時々アヘンが取れるケシの種が間違ってか故意にか混入して撒かれ,栽培禁止種が育っていたりすることがあり,茨城県小貝川フラワーフェスティバルのお花畑での事件は有名です.しかし,ヨーロッパではあたり一面のケシ畑という光景も珍しくはありません.ヨーロッパでは観賞用や食用(パンの上にまぶしたりしています)にするためならば,ケシを栽培してよいようです.厳格な日本とはかなり違います.

Takasakiforest_may2009004m

この写真のケシは何と言うのでしょうね?公的に管理されている公園なので,まさか栽培禁止種ではないと思いますが.

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2009/05/10

スイレンも咲いたよ

昨日から高めの気温が続いていますが,今日はいよいよ真夏日!関東の内陸部では最高気温が32度程度まで上がったようです.当地でも自宅の二階にいると暑くてたまらなかったので,おそらく28度から29度まで上がったのではないでしょうか?

Takasakiforest_may2009045m

まだ涼しい午前中に近所の自然公園を散歩.小さな池が造成してあって木道が水面にかかっています.ここを歩きながら水面を眺めるのですが,ちょうどスイレンの花が満開でした.スイレンは園芸種が大変多いらしいので,どのような品種なのかはよくわかりませんが,白い花びらのものは日本産のヒツジグサでしょうか?ピンクの花びらのものは熱帯産の園芸種なのでしょうか?

Takasakiforest_may2009046m

水中ではメダカが目立っていましたが,オタマジャクシの姿は見えず.ここなら絶対にカエルが産卵しているはずなのですが.何か平べったい水生昆虫がいたのですが,よくわかりませんでした.タガメではなかったなぁ.

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2009/05/09

田植え終盤

当地では田植えは5月の連休の前後に行われます.それはこのブログで毎年報告している通りです(*1 *2 *3 *4).本来の歳時記と比べるとかなり早めだと思いますが,早稲の栽培が定着しているのでしょう,梅雨にはいる一ヶ月以上前に田植えを行い,残暑厳しい8月末から9月上旬には稲刈りを済ませてしまいます.私の子供の頃の記憶だと,田植えは6月の梅雨の最中,稲刈りは10月中旬頃だったと思うのですが,それよりは一ヶ月以上前倒しの日程です.

_may2009015m

それでも,田んぼの所有者ごとに色々な事情があるのでしょう,田植えの時期はかなりばらばらで,同じ場所でも2週間ほどのばらつきがあります.私が毎年田植えと稲刈りを見守っている田んぼでは,今年は連休中に田起こし代掻きをやっただけで田植えは行っていませんでした.いつ田植えをするのだろうと気を揉んでいたのですが,やはり兼業農家なのでしょうか,週末の土曜日の午後遅く,あっという間に田植えを済ませてしまいました.ちょっと見ている間に田んぼ一枚の田植えが済んでしまいますから,昔の手植えに比べると桁違いの速さです.

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それでも田植えのあと二週間ほどは,お婆ちゃんが一人で黙々と丁寧に補植を続ける姿が毎年見られ,これには全く頭が下がる思いです.今年も豊作だと良いですね.

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2009/05/06

巨大クジラが北上中

ついに台風シーズンがやってきました.フィリピン東海上のいわゆる台風の揺りかごで発生したアジア名 "KUJIRA-09" こと台風1号の勢力は現在シンプソン・スケールカテゴリー3です.この強い勢力を保ったまま,小笠原群島(小笠原諸島ではありません)を通過中です.近海は猛烈な時化に見舞われているはずなので,船舶の航行には細心の注意が必要です.

Kujira09_satelliteimage

もう一つの台風 "CHAN-HOM-09" は南シナ海にあって東北東に進行中.こちらはフィリピン・ルソン島に上陸しそうです.

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ブルーグラス女性ヴォーカルの星

Catch Tomorrow [Import] [from US] - Dale Ann Bradley(アーティスト)

いやぁ,驚きました.あまりぱっとしないおばさんが写っているジャケット写真.それなのに値段は他のカントリーの CD に比べるとずいぶんと高め.しかし評点は大変高い.どういうものかと思って Amazon.com でクリックして買い求めたものを聴いてみてビックリ.Dale Ann Bradley って素晴らしいヴォーカリストではありませんか!声質だけを取れば,好みもありますが,Alison Krauss よりも上かもしれません.なにせ Alison 自身が裏ジャケットで彼女に対して "Dale Ann Bradley is one of the most gifted vocalists bluegrass and country music has ever heard. She is a dream." と最大級の賛辞を贈っているくらいです.しかも,このアルバムのプロデューサーはかの Alison Brown,このブログで何度も取り上げた(*1 *2 *3 *4)インテリ女性バンジョーイスト.彼女のレーベル "Compass Records" からのリリースです.このような女性歌手がいたことを知らなかった自らの不明を恥じるばかりです.長年実績を積んだヴォーカリストのようで,ライナーノーツに自ら書いた文章の冒頭には "当年とって41歳,歌を歌って26年" というフレーズがあるくらいです.もう相当のベテランなのですね.2007年と2008年の "IBMA Female Vocalist of the Year" に選ばれていますので,これはもう最大級のお墨付きを得たということでしょう.

実に良い曲が多いです.フォークとブルーグラスで構成されたアルバムですが,ジャケット写真の通り,草原を風が寂しげに吹き渡っていくという風情の曲が中心です.このような哀愁を含んだ短調の曲に彼女の声は非常によく合います.唱法はテクニックを弄するわけでもなく淡々としたものですが,旋律を渡り歩くときにわずかに小節を効かせているのが特徴でしょうか.

第2曲の "Live Forever" は珠玉の一品.素晴らしいメロディーラインの一言に尽きます.第3曲の "Holding on to Nothing" は Marty Raybon との美しいデュエット.第6曲の "Memories, Miles and Tears" も素晴らしい曲ですが,これは彼女自身の作曲.曲作りの才能もなかなかのものですね.第9曲の "Grandma's Gift" も彼女自身が作曲の佳作です.有名ミュージシャンも伴奏やハーモニー・ヴォーカルで参加しています.私は特に第11曲の "When the Mist Comes Again" で Irish Folk のバンド LúnasaTim O'Brien らとの競演をしているのが非常に気に入りました.Lúnasa は日本での Tim O'Brien のコンサートで競演しているのを聴いたことがあります

とにかくお勧め!また素晴らしい女性ヴォーカリストにめぐり逢えて私は大変幸せです.

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2009/05/05

実力派の新作アルバム

Call Me Crazy [Import] [from US] - Lee Ann Womack(アーティスト)

Lee Ann Womack はカントリー女性歌手の中でも安定した実力を持った叙情派の一人に数えられます.私のお気に入りの歌手の一人なので,この望湖庵日記でも過去に2度ほど(*1 *2)取り上げており,特に私は彼女のデビューアルバムである "Lee Ann Womack" が大好き.彼女の唱法は,わずかにざらついた声の質の良さもさることながら,声の転がし方というのでしょうか,声を自在に操れるところがすごい.しかもその声を叙情たっぷりに歌い上げてくれるものですから,たいていの人は好感を持って聴くことができるでしょう.彼女の歌にはスティールがよく似合いますね.

このアルバムは彼女にとってはほぼ3年ぶりのアルバムとのことなので,待ち焦がれていたファンも多いことでしょう.内容は大変充実しており,全曲を安心して聴いていられます.叙情感たっぷりの情感表現はこの人ならではのもの.思わずうっとり聴き入ったりすることも多いと思います.私のお勧めは,第1曲の "Last Call".聴感神経にまとわり付くようなねちっこさの無いさらさらした情感表現が見事.第9曲の "If These Walls Could Talk" はいかにも彼女らしい素晴らしく叙情的な名曲."King of Country" ことGeorge Strait とのデュエットの第10曲 "Everything But Quits" もヴォーカルのハーモニーが美しい曲です.最終第12曲の "The Story of My Life" も大変素晴らしい締めの一曲.

ふだんカントリーを聴かないという人にも自信を持ってお勧めできます.

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2009/05/04

ネモフィラの丘

昨日の記事に続いて,国営ひたち海浜公園の第二弾.昨日アップしたチューリップに続いて,今日は丘をひと山埋め尽くすネモフィラの花.一体どうやって植えたのか?それとも種を機械でまいたのか?このような広大な斜面をネモフィラで埋め尽くし,それらを同時に咲かせるのは容易なことではないと思いますが,どんなものでしょう?

Hitachiseasidepark_may2009045m

このネモフィラはここ数年国内観光市場で注目されるようになり,首都圏各地から観光バスで団体旅行客が押し寄せてきます.小高い丘へはジグザグの登山道が作ってあるのですが,その登山道が人で一杯になっている様は,ネモフィラと同じくらい壮観!です.入り口ゲート付近の売店では "特製ネモフィラ饅頭" まで売られていて,もう大騒ぎ.

Hitachiseasidepark_may2009048m

画面のほとんど全てが薄青色のネモフィラで占められていると,かえってコントラストに乏しい眠たい絵になってきます.こういうときには,青以外の濃い色の被写体を持ってきて画面を引き締めるというのが画作りの常套手段なのですが,あいにくそういうものが視界に入りません.途中に赤茶色の大きな岩でも座っていればよいのですが,あるものはせいぜい人物のシルエットくらい.丘の頂上はそのまま青空に溶け込んでいくので,ますますコントラストが乏しくなってくるのですが,この斜面と空が混然一体になっているところが良い,という人もいて,まあ感じ方は様々ですね.

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2009/05/03

松林の中のチューリップ

昨日訪れた "国営ひたち海浜公園" の中でのスナップ.ここは第二次大戦中は旧日本軍の水戸飛行場,戦後は米軍の水戸射爆撃場として使用されてきましたが,後に返還.総面積350haという広大な面積に公園を今なお造成中で,そのうちの135haが開業中,という日本には類を見ないゆったりとした国営の公園.公園の海側には茨城港(旧常陸那珂港)という巨大な貨物港が建設中で,沖に延長5kmもある長大な防波堤を見ることができます.

入場料金は低廉で,園内にはシャトルバスが走り,レンタルサイクルもあり,かつまた,自転車やペットの持ち込みも可能という,なかなかゆったりと大らかな運営です.あまりに広いので一日ではとても回りきれませんが,季節の花がそこここに植えられており,これがなかなかの見もの.相当量の園芸作業が投入されており,これだけでもあの料金は安すぎです.

Hitachiseasidepark_may2009023m

私が特に好きなのは,"たまごの森" と名付けられた,アカマツの林の中のチューリップ畑.チューリップ百数十品種が,松林の木漏れ日の光と影に映えて大変フォトジェニック.このようなチューリップの見せ方は大変斬新で,他には無いものです.光と影と色彩のまだら模様は写真心を大変刺激してくれます.

Hitachiseasidepark_may2009020m

最近有名になったのは "みはらしの丘" 全体を埋め尽くすネモフィラの群落.これは次の記事に回します.それ以外に,複数の野外ステージで三日間行われる真夏の "Rock In Japan Festival" は大変有名.

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2009/05/02

ミツバチ入るかな?

近年,北米から始まって世界中でミツバチが急減しているらしいのですが,原因はいまだ謎.ミツバチは蜂蜜を採るために必要なだけではなく,むしろ農作物の受粉にこそ重要だとも言われています.地球上からミツバチが消え去ると人類は4年以内に絶滅するという物騒な説もあるくらいです.

Aroundhome_apr2009113m

上の写真は近所においてあったミツバチの巣箱というか巣柱?丸太をくり抜いて作ったもののようです.狭い範囲に同じようなものがたくさん置いてあったので,このあたりで急に養蜂を始める人が増えたということのようです.農協が指導でもしたのでしょうか?ミツバチの減少を巣箱を増やすことで食い止めようということなのかもしれません.ただし,この巣柱にはまだミツバチは入っていないようでした.分蜂した群れが入ってくれないと,そもそも巣箱にはなりません.

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