実力派の新作アルバム
Call Me Crazy [Import] [from US] - Lee Ann Womack(アーティスト)
Lee Ann Womack はカントリー女性歌手の中でも安定した実力を持った叙情派の一人に数えられます.私のお気に入りの歌手の一人なので,この望湖庵日記でも過去に2度ほど(*1 *2)取り上げており,特に私は彼女のデビューアルバムである "Lee Ann Womack" が大好き.彼女の唱法は,わずかにざらついた声の質の良さもさることながら,声の転がし方というのでしょうか,声を自在に操れるところがすごい.しかもその声を叙情たっぷりに歌い上げてくれるものですから,たいていの人は好感を持って聴くことができるでしょう.彼女の歌にはスティールがよく似合いますね.
このアルバムは彼女にとってはほぼ3年ぶりのアルバムとのことなので,待ち焦がれていたファンも多いことでしょう.内容は大変充実しており,全曲を安心して聴いていられます.叙情感たっぷりの情感表現はこの人ならではのもの.思わずうっとり聴き入ったりすることも多いと思います.私のお勧めは,第1曲の "Last Call".聴感神経にまとわり付くようなねちっこさの無いさらさらした情感表現が見事.第9曲の "If These Walls Could Talk" はいかにも彼女らしい素晴らしく叙情的な名曲."King of Country" ことGeorge Strait とのデュエットの第10曲 "Everything But Quits" もヴォーカルのハーモニーが美しい曲です.最終第12曲の "The Story of My Life" も大変素晴らしい締めの一曲.
ふだんカントリーを聴かないという人にも自信を持ってお勧めできます.
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