ホッピー飲んだ
昨晩は居酒屋で家人と飲み会.暑い一日だったので,飲み物はプレミアム・モルツで始めたのですが,二杯目には非常に久しぶりにホッピーを飲みました.私がホッピーを初めて飲んだのは,まだ学生の頃だったと思うので,おそらく1970年代末の頃だと思います.そのすこし後,五反田の大きな焼き鳥屋でホッピーが定番の飲み物としてガンガン飲まれている様を見て,庶民にはこういう飲み物があったのかと改めて認識しました.
このときのホッピーの注ぎ方が素晴らしかったので紹介しましょう.ジョッキには透明な焼酎(ホッピー用語ではナカ)が入って来ます.ホッピーの栓をスポンと抜き,いきなりホッピーのビンを逆さにしてジョッキに突っ込むのです.ホッピー(ホッピー用語ではソト)は泡立ちながらジョッキに入っていき,泡がジョッキからこぼれそうになる寸前で見事にこぼれずに注ぎ終わる,という仕掛けでした.店によっては,焼酎の量が多くてソトが残る場合があり,そのときにはナカだけ注文して残ったソトで埋めるということもするようです.ラーメンの替え玉のようで,実に合理的・経済的なやり方です.
ホッピーの現在の経営者は家業を継いだ三代目のまだ若い女性.彼女がこの業界としては斬新なマーケティングを打ち出し,低迷していた業績を引っ張り上げたことで,メディアでも取り上げられて有名になりました.特にこの会社の Web サイトは,マスマーケティングの実験場として,一見の価値があります.
ホッピーそのものはすっきりとした味わいで,甲類焼酎とよく合います.家人はハイボールを頼んだので,飲み比べてみましたが,どちらもいけます.アジの姿作りもなかなか良い味.デジカメのオートホワイトバランスが実に賢く,暗い白熱電球の下で何の調整もせずにこのような色調が出せました.
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