三重塔のあるお不動さん
あまりに天気が良かったので,カメラを持って近くのお不動さんを訪ねてみました.ここはかなり古い時代に開かれたお寺なのですが,江戸時代に大変立派な三重塔が建てられ,今日に至っています.
遠妙寺のホームページに掲載されているらしい文献によれば以下の通りです.
摩訶僧祇律という戒律によれば,塔(サンスクリットの stupa)のうち仏舎利のあるものを塔と名づけ,仏舎利が無いものを支堤(枝堤,制多,制底)と名づけたのだそうです.支堤はサンスクリットのチャイトヤ (caitya) の訳で意訳される場合は塔廟,霊廟,廟とされています.私たちが見慣れている卒塔婆には,こういう起源があったのですね.
制底という文字を見ただけでは到底その意味はわかりませんね.そして,このお不動さんの三重塔はこの制底です.その証拠にわざわざ制底と書かれています.
第二日曜日に当たる今日は,境内で骨董市が開かれており,10数軒の露店が店を広げていました.古道具系が多かったのですが,中には良い器を売っているお店もあります.江戸末期と思われる染付けの蕎麦猪口でなかなかの掘り出し物があったので,買い求めてきました.今日の収穫は写真と蕎麦猪口です.
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