« 2009年10月 | トップページ | 2009年12月 »

2009年11月

2009/11/29

阿蘇にしはらウィンドファーム

さらに阿蘇南郷谷の続きです.阿蘇外輪山の中に俵山という山があります.外輪山南側に位置する山なのですが,ここにウィンドファームが設置されています."阿蘇にしはらウィンドファーム" と呼ばれているようです.風車は,見たところ 1.5MW 級.俵山の斜面に沿って10基がずらりと並んでいます.

Aso_nov2009076m

後で調べたところ,タービンはデンマークの Vestas 社製で,定格 1.75MW とのことです.ずいぶんと丸っこいナセルが可愛らしく感じました.旧 Micon 社製の系統かな?

ここは恐らく斜面に沿った風の通り道になっており,吹き上げ,吹き降ろしの両方を享受できる風況なのでしょう.事業を行っているのは,Jパワーアサヒビールの共同出資会社である "(株)グリーンパワー阿蘇" です.道理でナセルの部分にアサヒビールのロゴが書いてあったわけです.

アサヒビールが出資したのはどういう理由からなのでしょうね?調べてみると,アサヒビールは CSR 活動の一環ととらえているようです.これから CO2 規制が厳しくなってくると,製造事業社がウィンドファームを持ったり出資したりすることが増えてくるのでしょう.

Aso_nov2009081m

熊本空港の待合室から,この山の斜面に沿って並び立つ風車群を見ることができます.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/11/28

カントリー音楽の聖地アスペクタ

Aso_nov2009050m

阿蘇南郷谷の続きです.年金運用資金で建てられた大規模保養施設にグリーンピアというものがありました.ずさんな計画と管理運用が露呈してその全てが廃止され,今では自治体や民間に払い下げられています.その一つが阿蘇南郷谷にあるグリーンピア南阿蘇です.敷地は大変広大で,阿蘇外輪山の斜面を利用したロケーションは最高にすばらしく,その中に散らばるようにホテル,レストランなどが点在していますが,ここには巨大な野外ステージ "アスペクタ" があります.ホームページはこちら

Aso_nov2009045m

毎年10月に行われるカントリー音楽の祭典カントリー・ゴールドの会場として日本中のカントリーファンには知られています.しかしホテルと同様この野外劇場も存続が危ぶまれています.国がグリーンピアを廃止し,県も不採算の施設を引き取る意思の無いことを表明したためです.このまま行くと,間もなくアスペクタも廃止となりそうです.もう20年以上も続いているカントリー・ゴールドはどうなるのでしょうね?チャーリー永谷さんたちが運動をしていますが,県も地元自治体も財政は苦しいはず.予断を許さない状況が続いています.ロケーションは世界的に見ても抜群なのになぁ・・・

| | コメント (0) | トラックバック (1)

根子岳

Aso_nov2009029m

このところ晩秋には九州に出かけることが多いのですが,今回も阿蘇山までドライブ.特に今年は,阿蘇カルデラの南側の谷,南郷谷をドライブ.こちら側のほうが昼間の太陽は順光になるので,きれいな阿蘇五岳と呼ばれる中央火口丘群を楽しむことができました.特に根子岳の雄姿は特筆モノ.そのぎざぎざとした岩場のスカイラインは大変特異なものです.

Aso_nov2009030m

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/11/23

ツバキ

Fallhome_nov2009054m

もうだいぶ前からですが,ツバキが花を咲かせています.結構花期が長いので,どの季節の花とはなかなか言い難いのですが,それでもやはり冬の花とすべきなのでしょう.この写真の花は侘助(わびすけ)と呼ばれる品種.ハチが来ている花びらはくたびれ気味ですが,これは前日に冷たい雨が終日降ったからかもしれません.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/11/21

世界の都市計画の歴史を俯瞰

都市計画の世界史(講談社現代新書) - 日端 康雄(著)

古代メソポタミアの都市の成り立ちから始まって,古代ギリシアのポリス,ローマ時代の都市,中世,近代,現代というぐあいに時代を下りながら,都市の構造と,そこに込められた意思や希望を網羅的に俯瞰することがこの本の目的のようで,その意味では十分に成功を収めていると言えると思います.小さく不鮮明ながらも多数の都市のプラン(平面図)が掲載されているのも親切だと言えます.

新書にしてはかなり厚い本で,お値段も1,000円を超えています.通勤電車の中で読むにはちょっと堅苦しくて教科書的な無味乾燥さを感じます.そのため,それほどすらすらとは読み進めないのですが,それでも近代以降の都市計画についての記述は詳細で,大変興味深いものがあります.

私が特に興味を引かれたのは,バロック以降のヨーロッパとアメリカの都市計画です.私はこれまで,都市計画の歴史をかなり誤解をしていたようで,実はアメリカの都市計画の歴史が意外に古いこと,またバロック都市計画がどのような特徴を持ち,どのような時代背景と意図の下に進められたのか,大変勉強になりました.パリのことを思い出しながら,この部分を読んだのですが,パリは世界で最も典型的なバロック都市なのですね.私がかつて,"いかにも過剰装飾" とか "政治権力の舞台装置" と感じたシャンゼリゼ大通りコンコルド広場は,ジョルジュ・オスマンのパリ改造計画(明治維新のころです)によるもので,全てバロックの特徴そのものだったのです.また,有名な広場でも,ヴァンドーム広場は中世的で,コンコルド広場がバロック,というのも眼から鱗です.

後半は,近代以降の過密都市の劣悪な環境から人々をいかに救うかということがテーマになります.ヨーロッパでの様々な田園都市の試みが紹介され,それらは現代的な都市計画論,都市計画行政につながっていきます.最終段でメガロポリスやメガシティの話が出てくるのですが,ここまで来ると,現代と近未来の都市はいかにあるべきかという著者の見識が紹介されてもよかったと思いますが,この本は教科書に徹しているらしく,著者の思いを紹介していないところが大変残念でした.

余談ですが,巨大宇宙ステーションの居住区の設計とか,月面基地の都市計画の話があってもよいし,ラリー・ニーヴンの壮大な SF 小説 "リングワールド" を都市計画ならぬ惑星計画として紹介することも面白いと思います.

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2009/11/20

タチバナモドキ

街路樹や庭木によく使われているピラカンサ属の一種.ご近所の生垣になっています.オレンジ色の実が沢山なっているのですが,初冬のヒヨドリの餌になることでしょう.そろそろ毎日霜が降りるようになります.

Fallaroundhome_nov2009078m

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/11/16

ネギが旬

昨日散歩したときに通りかかったネギ畑.いつでも収穫できそうなネギが繁っていました.もうこの地方では霜が降り始めるころなのですが,そうなると鍋料理用に需要も増えるのでしょう.

Fallaroundhome_nov2009108m

東日本と西日本では,ネギのどの部分を食べるのかが異なります.東日本では土の中に埋まった太く白い部分が好まれるのに対して,西日本では土の外で日光を浴びた細い緑色の部分が好まれます.私は子供時代は西日本で育ちましたので,ネギは青いものだと思っていたら,関東に来てからは白い部分が多いので面食らったことがあります.今はどちらでも特にこだわりなく食べています.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/11/15

秋の林床

昨日の荒天が嘘のように,日曜日の今日は朝から快晴.風も穏やかで気温も高め.晩秋とは思えないような小春日和です.こういうときは雑木林を歩くのが良いでしょう.

Fallaroundhome_nov2009097m

自宅から歩ける範囲の農地やその周辺の雑木林をしばらく散歩.落葉樹はほとんど葉を落としましたが,まだ緑の葉を付けたものも残っていて,かなりまだら模様です.しかし,秋は確実に深まってきたと実感できます.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

低気圧やら寒気やら

ここ一週間ほどはお天気が不順です.大雨が降ったかと思うと,大陸から寒気が入ってきて気温が急降下.それからまた低気圧が通過して大荒れの天気になったと思ったら,今度は気温が上昇.さらに明日からは再び寒気が入ってくるそうです.

秋から真冬への遷移の途中なのでしょうが,今年はちょっとお湿りが多いような気がします.これは気温が高めであることの反映なのでしょうか?気温や海水温が高いと,蒸発量が多くなって雨量も増えるというのは,まあ分かりやすい理屈ではあります.

Fallhome_nov2009038m

上の写真は昨日の夕焼け.上空ではまだ乱れが強いようで,複雑な気流だったのでしょうか,乳房雲になりかけの雲が夕日に映えていました.

Fallhome_nov2009050m

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/11/14

Ubuntu9.10をインストールしました

最近人気が出てきた Linuxディストリビューションの一つ Ubuntu の最新版 9.10 (Karmic Koala) がリリースされたので,早速インストールしてみました.

例によって,インストール CD のイメージをダウンロードして CD-R に焼き,それを使ってブートすることでインストーラが起動します.後はいくつかの質問に答えたり,必要であればパーティションを編集したりするだけでインストールは進行します.

Ubuntu910scrn_2

一つだけ注意を要するのはブートローダーである GRUB についてです.Ubuntu 9.04 までは GRUB-Lagacy と呼ばれる 0.9x 系の GRUB が使われており,これはこれで十分便利だったのですが,9.10 からは GRUB2 と呼ばれる 1.9x 系が使われるようになり,実装が大きく変わりました.私が最もつまづいたのは,GRUB2 をフロッピーディスクにインストールできなくなったことです.同一 HDD の Windows-XP と共存させるために,従来はインストーラーのオプションで GRUB のインストール先をフロッピーにインストールすることができたのですが,これができなくなったのです.

仕方なく,サポートフォーラムに助けを求め,CD-R に GRUB2 をインストールすることで暫定的に解決しています.

これ以外に気がついたことは,当然のことながら カーネルGNOMEFirefox などの基本的なソフトウェアが更新されていることと,GCCRuby が新版になっていることです.特に,Ruby の 1.9 系列の採用は喜ばしいことながら,古いスクリプトが動かなくなるリスクも残っているので,判断が難しいところです.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/11/05

コガマの穂

Fallaroundhome_nov2009060m

これも先日近所を散歩したときに撮ったコガマの小さな群落.もとは田んぼだったところなのですが,もう数年間休耕田になっており,そうするとこのように単なる湿った野原になってしまいます.ここは谷津田で,むかし開墾して田を開いたところなのでしょうが,耕作が行われなくなると,このように急速に自然に帰っていきます.中国の退耕還林という言葉を思い出します.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/11/04

カラスウリ熟す

Fallaroundhome_nov2009036m

このブログでは定番のカラスウリ (*1 *2 *3 *4),今年はどうやら当たり年のようで,そこここの雑木林の林縁部にはオレンジ色の実が沢山ぶら下がっています.まだ瓜坊状態のものもありますが,大半はすでにオレンジや赤色に熟しています.

種子はカマキリの頭部そっくりだということで,上記の Wikipedia の記事の中にも写真がありますが,確かにそっくり.上記の *4 の記事にコメントを付けくださった方がおっしゃっていた通りですね.

Fallaroundhome_nov2009030m

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/11/03

日本産鳥類辞書ファイル jbird300.ref, jbird204.ref Released

Refsort/Ruby で用いるための日本産鳥類辞書ファイルの最新版です.この版では,従来無視していた迷鳥や飼育種の篭抜け,また多数の亜種を収録しています.また,鳥類分類学の最新の成果を反映させて,属名の変更,種や亜種の格上げや格下げ,いまだに分類が混乱中の種への対応を行っています.

これまでも鳥類や種子植物の辞書ファイルをリリースしてきました (*1 *2 *3 *4 *5) が,鳥類に関しては今回の版から新しい辞書系列に切り替わります.

この版の編集は,Sibley-Ahlquist 世界鳥類辞書 wbird_sa_09a.ref の編集と同時にスタートしたのですが,大変長い時間がかかってしまいました.参照しなければならない資料が多く,またここ数年で属が変わったり,亜種から種への格上げが行われた種が少なくなかったので,その確認と対応に追われてしまったためです.ようやくリリースできてほっとしています.

併せて,これまでの jbird200.ref 系列のバグフィックス版である jbird204.ref もリリースしています.

| | コメント (0) | トラックバック (2)

Refsort/Ruby v2.10 Released

2009年に入って,Ruby が 1.9 系列に変わってから,それに合わせて改版を繰り返している Refsort/Ruby (*1 *2 *3 *4 *5 *6 *7 *8) ですが,その最新版をリリースしました.

今回の改訂は,見かけはマイナーなものですが,仕様や実装としてはかなり大きな考え方の変更を伴っています.具体的には,辞書ファイル中の空のフィールドや実質名は記憶格納せずに単に無視するように変更しました.従来の版では,辞書ファイル中の実質名が空であってもそれを記憶格納していましたので,再び空の実質名に出会うと重複した実質名があるといってエラーになっていました.

これは,新しい日本産鳥類辞書である jbird300.ref を編集していて,大量の英名を持たない亜種に遭遇してしまったため,Refsort/Ruby の仕様のほうを変更したものです.詳しくは Refsort/Ruby パッケージの中の readme_v210.txt をお読みください.

もうこの辺で改版も打ち止めかな?

| | コメント (0) | トラックバック (6)

2009/11/01

万聖節 Toussaint

今日から11月.いよいよ寒くなってくるかと思って灯油を買いに行ったのですが,どうもポカポカと暖かい.天気予報によれば今日の最高気温は24度くらいまで上がるらしいです.これは Indian Summer を通り越して異常ですね.一方,発達した低気圧が2,000kmを超える長大な寒冷前線を引き連れて日本列島に襲い掛かっているので,北海道はすでに雨,のち雪.本州でも高山では雪になるとのことです.突風や落雷などの災害が心配されます.

さて,ブルターニュに関するブログ "うるわしのブルターニュ" によれば,11月1日はケルトの暦では新年.しかし,現在のフランスではアメリカから商業的に輸入された Halloween が流行っているのだとか.日本と同じですね.しかし,Halloween は元々は11月1日の大晦日という意味のお祭りだったのです.

Fallhome_nov2009022m

私が11月1日として思い出すのは,カトリックの国フランスの万聖節 Toussaint です.私がフランスにいるときに覚えた言われ(たぶん俗説)は,フランスでは一年の毎日に聖人が割り当てられているのだが,それではまだ日数が足りず,その他全ての聖人を11月1日に割り当てたのだというものでした.諸聖人の日とも言うようです.フランス語の "Toussaint" は, "全て" を意味する "Tous" と "聖人" を意味する "Saint" の組み合わせなので,"全聖節" としたほうが良いような気もします.

どうも日本のお彼岸に近い風習があるようで,家族で墓参りをしたり,そのために花屋さんに菊の花が売られていたりしました.元々すでに7世紀頃には,この日に殉教者に祈る行事が教会で行われており,それが信徒の間にも広がったと解釈できるように思います.

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2009年10月 | トップページ | 2009年12月 »