稲刈りがほぼ終わりました
当地の稲刈りはほぼ終わり.まだわずかに刈り終えていない田んぼも残っているのですが,ほとんどの田んぼでは稲刈りが終わりました.この辺りでは,5月の連休中に田植えをしてしまうので,稲刈りも8月の月末から9月の中旬くらいまで,というのが順当なところです.
夏にヨーロッパに行くと,広大な麦畑が黄金色に輝き,そこに大型のコンバインが入って収穫をしているさまを見ることができます.それに対して日本の稲刈りを見ていると,ヨーロッパの麦の収穫に比べて,稲にまだ緑味が残っているころに稲刈りを済ませてしまうのが大きく異なると感じます.日本では稲を十分に枯らしてしまう前に刈り取りを済ませてしまうので,特に当地のように早場米の産地では,稲刈り後の切り株から二番穂がすくすくと育ってしまう,ということが起こります.この二番穂は結局は11月に訪れる霜で完全に枯れてしまうのですが,しかし実は十分に入っているので,それが初頭の野鳥の餌になるというご利益がありますので,一概にどちらが良いと言うわけにはいきません.
しかし,稲刈り後の田んぼが二番穂で青々としているというのも変な感じです.どうせだったら,稲刈り後は田んぼに水を張って冬期湛水をしてくれないかなぁと毎年思っています.これは農家の人にどれだけの付加労力を強いることになるのでしょうね?
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