エコノミークラスの過酷な旅
アメリカ中西部まで3泊5日の旅をしてきましたが,飛行機は往復ともエコノミークラスの座席だったので,疲れてしまいました.
日本からアメリカ中西部までだと,大体片道12時間ほどの時間がかかるのですが,その間,エコノミークラスの前後も左右も狭い席に押し込められて,本を読むか,ビデオを見るか,音楽を聴くか,ひたすら眠るか,という時間を過ごさなければなりません.
最近の国際線の座席は,ファーストクラスとビジネスクラスまでは従来同様ですが,さすがにエコノミークラスは嫌だがビジネスクラスの金額を払う余裕はない人たちのために,プレミアム・エコノミークラスというような名称で,やや広い間隔の快適な座席が機体の中ほどに位置するブロックに割り当てられています.この新しい中間クラスに押しやられるようにして,エコノミークラスは従来通り機体最後部の難民船区画に割り当てられています.
そしてこれが相変わらず狭い.お手洗いに立つのも一苦労で,通路側の人がお手洗いに立つのを見計らって,こちらもそれと同時に立ち上がるようなことをしないといけません.約12時間の飛行の間には2,3回はお手洗いに行きたくなりますから,それを繰り返すことになります.通路側の人が気が利く人ならば,中側の人に声をかけてくれたりするのですが,大型犬のように寝たままの人が通路側を占めていたりすると,これはもう悲惨です.エコノミークラス症候群の発生は現実の問題です.
これを往復で味わうので,肉体的にも精神的にも良いはずがありません.今回の旅では,往路は運良く通路側の席で,しかも隣は空席だったので,かなり楽な思いをすることができたのですが,復路は飛行機全体が満席で,しかも真ん中の列の,そのまた真ん中だったので,大変窮屈な思いをして帰ってきました.
そういえば,最近の飛行機はジャンボが少なくなりかつ減便した影響か,満席に近いことが多いように感じます.航空会社にとっては大変良いことなのでしょうが,エコノミークラスの乗客にとっては満席は大変悪い印です.次に行くときには空いていそうな航空会社に代えてみましょう.でも人気の無さには理由があるからなぁ.
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