雪国の飛行機旅
アメリカ中西部のような地域を真冬に旅行するのはリスクが伴います.寒波による積雪や道路の凍結により,交通が乱れるからです.
今回の旅行では,経由地の Minneapolis/St. Paul の気温がマイナス13度,到着地の Milwaukee がマイナス10度くらいでしたが,出発時にはそれがちょうど0度くらいにまで上がっていました.それでも,テレビのニュースでは頻繁に気温や降雪,そして道路の状態を報道し,通勤や旅行に注意を促していました.
空港は多数の巨大な除雪車によって十分に除雪が行われているので,飛行機の離発着には何の障害もない・・・はずなのですが,集中的に降雪があると除雪が追い付かずに滑走路が閉鎖,という事態があり得ます.実は私が帰国する前日がそのような状況で,いくつかの国際便がキャンセルされたらしく,空席待ちの多くの旅行者で出発ゲートが混乱していました.
私がこれまでに見た最も雪深い空港は,今から25年ほど前の真冬のモスクワ空港です.真昼なのに暗い空からは激しく雪が降っており,駐機している飛行機の翼の上には何と40cmほどの積雪がありました.それを作業員が黙々と人手で除雪している姿は,今でも記憶に染みついています.
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コメント
アメリカ大リーグ・ツインズへの入団が決まった西岡剛選手が,どうやらキャンセル待ちをして私と同じ便で帰国した模様です.私が書いた通りの災難に遭ってしまったわけで,同様の目に遭った方々を含め,大変お疲れ様でした.かくいう私も他人事では済まされません.
なんと所要40時間…西岡“疲労困ぱい帰国”
道理で,到着ロビーにはたくさんのテレビカメラが待ち受けていたわけです.
投稿: 俊 | 2010/12/23 09:37