Refsort/Ruby 2.14 Released
つい先週 Refsort/Ruby のアップデートをお届けしたばかりなのですが,その直後にエラーメッセージの誤植に気付いたのと,実行速度を画期的に上げる改良を加えましたので,新しい版を急遽リリースします.
実行速度の向上に関して言うと,Ubuntu 10.10 上でビルドした Ruby 1.9.2-p136 を用いると,約 10,000 種が掲載されている wbird_091a.ref を辞書ファイルとして,ほぼ同一の 10,000 種を並べ替えたファイルを -m オプション付きでソートして,従来の約 2 倍の 0.8 秒程度で終了します.これは従来に比べると非常に速い!自分でも感激しています.
ミソは,辞書ファイルと入力ファイルの両方に関して,各行のフィールド分割を行う際に用いる正規表現の評価回数を必要最小限にしたこと.正規表現の中で,変数に格納してあるフィールド・セパレータのリテラルを式展開して呼び出し,正規表現式全体を毎回再評価しているのですが,これでは実行速度は上がりません.変数の内容が変化したときのみ正規表現を再評価するよう改良しました.これにより正規表現の評価回数が激減し,実行速度が上がったものと思います.
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