からりとした梅雨明け
一昨日に梅雨明けしたので,さぞや蒸し暑い週末になるのかとひやひやしていたのですが,昨日の土曜日は午前中こそ湿度が高かったものの,午後になると湿度が下がっていくのが肌に感じられ,また適度な強さの南風が吹いていたこともあって,実際にはなかなか快適な高温・乾燥の一日となりました.また日没後は気温が順調に下がっていくのがよくわかりました.
翌日の本日,日曜日は,明け方にはかなり気温が下がり,窓を開けていると寒いくらいでしたが,日が昇るとともに強烈な日差しで気温が上がり始め,各地で35度を超える高温になりました.それでも湿度は低めだったので,恐れていたほどの不快な天気ではありませんでした.
この乾燥した高温の原因を天気図から探ってみると,太平洋高気圧の中心が比較的日本の近くにあることによるのではないかと思っています.平年だと,太平洋高気圧のうち,日本の南海上付近の小笠原気団は,文字通り日本のはるか南海上,小笠原諸島から南にかけて中心があり,そこから吹き下ろす風が太平洋を渡っていくうちに高温多湿になって日本列島に到達するのですが,中心が日本に近い分,湿度の吸収が少なくて済んだのではないかと想像しています.
あまり高温・乾燥状態が続くと,旱魃の心配が出てくるので,それもまた考え物ですが,時々大陸から寒気が入って雷雨にでもなれば,適度な雨量が確保できるのではないかと期待しています.
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