Country GoldにAlison Brownが来た!
今年の Country Gold に Alison Brown Quartet が来ました!本日14時からの NHK の番組を見て,初めて知りました.Alison Brown はインテリのカントリー,というかブルーグラス,というかジャズ.というか,とにかく既存の音楽ジャンルの枠をはみ出た音楽を作ってきた,ナイロン弦のバンジョー奏者です.このブログで何度も(*1, *2, *3, *4, *5)取り上げたことがあります.そう,ファンなのです.
今回は,彼女のヒット曲 "The Wonderful Sea Voyage" を演奏してくれました.以前から気になっていたピアニストの John Burr もキーボードを弾いていて,いやぁ,やっぱりすごいなと思いました.アコースティック・ピアノを持ち込んでほしかったくらいです.
下の映像は,彼女の同じ曲のパフォーマンスです.
次に紹介しているのは,今となってはお宝映像,Country Gold 1991 での Alison Krauss & Union Station に出演してる Alison Brown です.なんと AKUS も阿蘇に来たことがあるのですね!この頃の AKUS はまだまだ洗練されていなかったことがよくわかります.Alison Brown のルックスたるや,まるで田舎のお姉ちゃんです.パフォーマンスはすでにそれなりの域に達してはいますが.一方,Alison Brown は全く目立ちません.うつむいています.
次も Country Gold 1991 での映像.いやあ,もう20年前なのですね!
Harvard 出身で,しかも MBA Holder で,金融系キャリアを持ったブルーグラス系のアーティストというのは,本当に稀な存在ですが,その彼女は,実は日本に思いを寄せてくれる人だった,というのが今回改めてわかって,私は本当に涙が出るくらいに心を揺さぶられられました.もともと,彼女のアルバムのライナー・ノーツを読んでいて,やけに日本人への謝辞が多いな,と気づいていたのですが,それがどういう理由に拠るのかはわかりませんでした.しかし,この番組を観て,彼女との日本との縁を知ることが出来ました.
番組中,鹿児島在住の鹿倉さんという人と再会し,言葉を交わして子供たちを紹介する場面がありましたが,これは本当にカントリー系のフェスティバルならではの光景です.このような設定が,日本の,それも九州の阿蘇で20年以上もずっと続いてきたというのは本当に驚嘆すべきことで,昨年,駐日アメリカ大使の John Roos が Charlie 永谷に表彰状を渡したのもむべなるかな,という感じです.
鹿倉さんが彼女のカルテットを屋久島に招請してコンサートを行ったのが10年前ということです.ご本人も感激の至りだったようです.素晴らしいことです.私も,一生のうちで一度は,このフェスティバルに参加したいと思っています.この会場についても,過去に紹介していますので,ご参照ください.
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