WiMAXを導入しました
諸般の事情で自宅以外の場所でも自由にインターネットにアクセスする環境を構築する必要に迫られました.以前だと,携帯電話のデータ通信サービスくらいしか手が無く,特定の場所であれば公衆無線 LAN のサービスを使うこともできたくらいでした.しかし,昨年くらいから状況が大きく変わってきました.一つは E-Mobile,もう一つは WiMAX です.
E-Mobile はもともとは携帯電話事業者としてサービスを始めたようで,現在でも音声通話サービスを提供しているようですが,主なサービスはむしろ HSPA データ通信サービスです.二年縛り契約ながら月額固定で,サービスエリアも広くて評判も良いようです.下り最大速度 42Mbps のデータ通信サービス "EMOBILE G4" が現在の最主力.無線 LAN ルータと一体となったデータ通信端末の使い勝手の良さで,ユーザ数を伸ばしています.
一方,WiMAX は新しい通信規格である IEEE 802.16e 通称 Mobile WiMAX を事業化したものです.もともとは親会社の KDDI が開発した WiMAX の技術を子会社として事業化したもので,こちらは E-Mobile と異なり無線データ通信専業です.まだ新しいサービスであり,現状での人口カバー率は十分に高くはないのですが,2012 年度末には人口カバー率 93% を目指すそうです.また WiMAX は自らの通信網を MVNO に提供するサービスも行っており,この販促効果はかなり大きいのではないかと思います.
私が今回契約したのは後者の Mobile WiMAX です.それをこれまで契約してきた ISP が行う MVNO サービスとして契約しました.導入キャンペーンにより機器購入が非常に割安になったり,キャッシュバックサービスがあったりとかなりお得なようにも見えますが,しかし契約は一年縛りでかつ月額で約 3,600 円もするので,かなり高額の固定費負担となります.
ISP の Web ページから申し込むと,翌日には同時に購入した無線モデム兼 WiFi ルータが発送され,翌々日の本日午前中に機器が到着.早速パソコンにつないで回線開通の手続きを行うと同時に,機器の細かな設定を行います.ISP の MVNO 契約なので特に面倒な入力は必要なく,ほぼ自動的に回線は開通.その後は,WiFi ルータを兼ねたモデムにより,快適に各種インターネットサービスが使えます.実は私の自宅は大都市圏とは言えない所で,モデムが表示する電波強度は弱めなのですが,これが実際に活躍するのは都市圏に持ち出す場合がほとんどなので,あまり気にしないことにしています.
今後は,ノート PC を外に持ち出すときには必ずお供することになりますが,すでに自宅内で使用している WiFi のみを備えた iPad2 も,このモバイルルータと共に外に持ち出せば,外出先でインターネット接続ができるようになるはずです.スマートフォンでも WiFi 接続は当たり前ですから,今後も活躍する機会は増えそうです.
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