Facebookから完全に退会しました
ちょうど一年ほど前に Facebook の利用を開始し,学生時代の友人などの動静を知るには良いツールだと思っていたのですが,むやみに友達リクエストを送り付ける人たちの気が知れず,距離を置いて利用してきました.しかし,利用する機会が次第に減り,自分の経歴などのプライバシーを公開しておくのも危ないと思い,思い切って利用を完全に解除することにしました.
利用を解除するのは実に簡単なのですが,解除には二段階あって,一つ目は軽い解除.すなわち,一時的にアカウントの利用を中止してプロフィールなどの情報はそのまま保持し後日の再開に備えるというもの.二つ目は完全な解除で,アカウントを削除しプロフィールなどの情報も削除.私が今回採ったのは後者のほうです.
これで Facebook から私の情報はすべて消し去られた・・・はずですが,まだどこかに痕跡は残っているかもしれません.インターネット上の情報は時とともに風化するのかしないのか?風化するとすればどのようなメカニズムに拠るのか?研究してみる価値がありそうです.
Facebook についてはこれまで膨大な論考が発表されていて,いずれも一理あるように思えるのですが,私が最も腑に落ちたのは, "自分のキャリアを人前に晒して誇れる階層の人たちのための SNS" という要約です.確かに,ハーバードなどの東部アイビー・リーグで生まれ発展してきた SNS なので,これは確かに当てはまるような気がします.
匿名性のある SNS のほうが大衆性があることは当然ですが,重要なことは,そのサービスの中でどれほど活発に,かつ高質の情報がやり取りされているかだと思います.その点,かつてのパソコン通信時代のフォーラムは質が高かったと思います.まあ,Early Adopter だけがユーザだったのですから,それは必然だったのでしょう.
今年は NIFTY-Serve 25周年だそうで,そのための復刻サービスが開始されました.私自身もかなり年季を入れて参加していたほうなので,昔の友人にも会えるかと思ってそのサービスを申し込んだのですが,これが何と Facebook 上に構築されたプライベートなアプリケーションだったのです,何とも皮肉なものですね.
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