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2012年7月

2012/07/29

夏本番

先週,東北地方の梅雨も明け(まだ明けていなかったのですね),いよいよ夏本番です.各地で35度以上の最高気温が聞かれるようになり,熱中症の予防をまじめにやらなければならなくなりました.

天気図を見ると,太平洋高気圧が日本の東南海上から日本を広く覆っていますが,小笠原の東には台風が発生しており,またフィリピンにも台風があって北上しています.これら二つの台風がどのように動いてくるのかで,今週の天気は変わりそうな気もします.

Summerhome_jul2012007m

こういう日に仕事で外出するのは苦行以外の何物でもありません.先週,昼過ぎに東京都内を電車で移動したのですが,駅のプラットフォームに上がった途端,強烈な暑さが襲ってきたので驚きました.体感気温は40度以上.

熱源は何?どこから?電車が停まっているわけでもなく,柱の陰に隠れても感じる暑さはさほど変わりませんので,周囲のビルからの照り返しでもなさそう.これは一体?と悩んでいて思いついたのがプラットフォームの屋根からの輻射熱.薄いスレート葺きの屋根は相当の温度に上がっているはずで,そこから下方に熱が輻射されていると推測しました.

プラットフォームから階段を下りてコンコースに入るとこの暑さは和らぎますので,おそらく正解なのでしょう.それにしても,殺人的な暑さ.屋根の断熱改修が必要ですね.遮熱塗料を塗るのもよいと思います.

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2012/07/22

涼しかった週末も終わり

Nonta_2012143m

オホーツク海高気圧のおかげで非常に涼しい思いをさせてもらっていたここ4,5日でしたが,いよいよ明日からは太平洋高気圧が本来の勢力で日本列島を覆うそうです.ということは,涼しさも今日で終わり,明日からは徐々に真夏の暑さが戻ってくるということのようです.

暑くならないと作物が十分に育たないのですが,一方でやはり暑いのは嫌だ,電力もひっ迫しているし,ということで,個人的には涼しい夏を歓迎します.アメリカは記録的な旱魃で,トウモロコシや春蒔きコムギが心配ですね.

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高画質で堪能できたクレオパトラ

クレオパトラ 製作50周年記念版ブルーレイ・コレクターズBOX〔初回生産限定〕 [Blu-ray] - エリザベス・テイラー(出演),リチャード・バートン(出演),ジョセフ・L・マンキーウィッツ(監督)

いろいろといわくが付いた映画はたくさんありますが,この "クレオパトラ" は横綱格かもしれません.何しろ,計画が次々に変更されて,監督が代わるは出演者が代わるはロケ地が代わるは,ということで制作費がかかりすぎて20世紀フォックスの経営が傾き,同社はビバリーヒルズの広大な撮影所の土地を売却しなければならなくなった,とか,後半の主演であるリチャード・バートンエリザベス・テイラーの不倫スキャンダルが世間を騒がせているさ中の公開となったとか,制作期間中にエリザベス・テイラーがジフテリアにかかって気管切開をしたため胸に手術跡が残ったとか,映画は当初 "シーザークレオパトラ" の3時間ものと, "アンソニーとクレオパトラ" の3時間の合計6時間の超大作だったものが,むりやり4時間5分にカットされてプレミア上映が行われ,一般公開版ではさらに3時間14分にカットされたので,話のつながりがわからない部分が多くできてしまったとか,とにかくエピソード満載.

この Blu-ray 版はプレミア上映と同じ4時間5分版で,それと同じものが NHK-BS プレミアムで放映されたので録画して観た,というのが私の鑑賞動機です.ファンの間では幾度となく幻の6時間版が見つかったのでは?と期待されているのですが,現在でも発掘されていないそうです.

その代りと言っては何ですが,おそらく最新のリマスター技術を駆使したのでしょう,プリントの質は驚くべきものです.つい昨年にでも撮影したのでは?と思わせるほどの高画質.特に出演者が身につけた衣装の色合いや質感の表現は素晴らしいものです.布地のテクスチャまで見事に映し出され,この映画の衣装にいったいどれだけ巨額の費用がかかったのかと計算したくなるほど.エリザベス・テイラーのメイキャップが完璧すぎて,かえって大理石のようなのっぺりとした肌のテクスチャになっているのがわかるくらい.

演出自体はこの時代のハリウッドでは正統だった舞台劇をベースにした演出です.俳優たちが次々と大声でセリフを述べ合う,そのような演出.俳優たちも学校でそのように教育され,舞台演劇で経験を積んでいるので,舞台劇を映画化したような映画になるのは当然のことです.同じエリザベス・テイラーが出演している舞台劇 "熱いトタン屋根の猫" に通じるものがあります.こちらはクレオパトラに先立つこと5年前の作品.

スタジオ内での場面がほとんどなので照明もそれなりですが,後半,アクティウムの海戦の部分の撮影はきわめて秀逸.どの程度の規模のセットと船を用意したのかまでは見て取れませんでしたが,非常によくできた戦闘シーンです.やはり黄金期のハリウッドはすごいですね.こんなことをいくつもやったら,大きな映画会社もつぶれるわけです.

個人的には,アンソニー役はリチャード・バートンよりは,当初起用されるはずだったステーヴン・ボイドのほうが良かったのでは?と思います. "ベン・ハー" では宿敵メッサラを演じた好漢で,アンソニー役にはぴったりなのになぁと思いました.

しかし,さすがに4時間5分は長い.一回の週末だけでは観終わることが出来ず,2週間かけてようやく観終わりました.それでも無理にカットしたので,カエサルの殺害シーンは中途半端だし,話がうまくつながらないカット割りに随所で気が付かされます.やはり当初の3時間ずつ2本というバージョンの復活が強く望まれます.ハリウッドのどこかの倉庫に眠っていないものでしょうか?

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2012/07/21

オホーツク海高気圧の威力

一昨日,7月19日の午後あたりからオホーツク海高気圧が勢力を強め,日本の東北海上から冷湿な空気が流れ込んできました.いわゆる "やませ" です.これに伴って東北から北関東までが一気にクールダウン.さらに夜になるとこの冷気は南関東にまで達し,首都圏全体がすっぽりと冷湿な空気に覆われました.

翌7月20日は首都圏は一日中涼しく,半袖で外を歩くと寒いくらい.21日もこの傾向が続いています.

オホーツク海高気圧は,冷害をもたらす冷気として恐れられてきましたので,あまり長く続くのも困ります.予報では来週にはこのやませもおさまり,再び暑い夏が訪れるようです.

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2012/07/14

案の定,集中豪雨

梅雨前線が下がったという記事を先週書きましたが,同時に週後半からは再び北上して梅雨が明けるのではないか,とも書きました.この,梅雨明け直前の前線北上はしばしば集中豪雨を発生させている厄介な現象です.今年は特に九州で前線の活動が活発で,観測史上最高を記録するような集中豪雨が観測され,被害も増えています.観測網が発達してきたからとはいえ,時間雨量 100mm を超える雨(*)が 3 時間以上も降り続くというのはすごい.

梅雨明けが近くなると太平洋高気圧が強まって南からの風の温度が上がり,海上で大量の水蒸気が補給されます.風が陸地にぶつかって上昇気流が起き,積乱雲が次々に発達.今年は北方の寒気が強いらしくて積乱雲の発達がすさまじく,雨雲レーダー画像で観ても前線に沿って幅の狭い領域に直線状に積乱雲群が発達しているのがわかります.これは典型的な Back Building Type のマルチセル降雨であるように見えます.

ここで重要なことは,積乱雲群に向かって次々に温位の高い水蒸気が補給され続けることで,ある積乱雲が豪雨を降らせて急速に霧消してしまったとしても(**),すぐに次の積乱雲が次の豪雨を降らせるという連続したプロセスが数時間以上も継続していることです.激しい上昇気流で積乱雲が高空に向かって発達するときには,水蒸気は急速に凝結して莫大な量の潜熱を放出します.この潜熱が上昇気流の温位を上げるので上昇・凝結のプロセスが連続して起こりますが,これが次の積乱雲の発達を促すようにつながっているらしい.

九州では梅雨末期の集中豪雨は年中行事なので,ある程度は慣れているというか,諦めてもいるのですが,それでも時間雨量 100mm が 1 時間以上続くと何らかの災害が発生します.しかも,日本の急峻な地形を流れる河川は短時間で増水氾濫するので,河川管理や避難誘導などの対策も時間との戦いになります.X バンドレーダが都市部には配置されてきました.国土交通省が試験運用中の X バンド MP レーダのリアルタイム画像 XRAIN はこちら.これで観ても,九州の積乱雲群はすごい.100mm/h 以上の雨域がまだあって,まるで衰えません.より広域を観るための C バンドで観ても,湿舌が衰えずに継続して流入してきている様子がわかります.気象庁も,このような事態に際しては 10 分おきに降雨情報や雲の動きを言葉で通報するとか,きめ細かい情報提供をしていくべきでしょう.レーダー・ナウキャスト(下の画像)は良いサービスですが,PC が無いと見ることはできません.日本は自然災害の国なのですから.

Jmanowcast20120714094500

(*) ちなみに,時間雨量 100mm の雨とはどのようなものかというと,アスファルトの道路上には水深 10mm 程度以上の水膜ができ,そこに大粒の雨滴が衝突して直径数 10mm のミルククラウンが発生し,そこから微細な水滴が大量に発生して,地上 30cm 程度までは水煙で覆われ見えにくくなります.車に乗っている場合には,上から降ってくる太くて白い水の矢がびっしりと視界を覆い尽くして前方が見えなくなります.ワイパーはまるで役に立ちません.

(**) 夏の夕立だと,一つの巨大な積乱雲が発達はしますが,それが豪雨を降らせることが出来る時間はせいぜい 10 分間程度です.それが終わった時には積乱雲は消えて無くなっています.私が高校生の時分に,学校のプールサイドに座っている間に,はるかかなたの積乱雲があれよあれよという間に崩壊して無くなっていく様を観察したことがありますが,その雲の下では豪雨が降っていたはずです.しかしその時間はわずか 10 分間でした.

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2012/07/08

猫の目星雲

Nonta_2012125m

猫の顔をクローズアップして撮った写真を載せようと思って調べてみると "猫の目星雲 Cat's Eye Nebula" という惑星状星雲があるのですね.カタログ番号は NGC 6543 です.非常に幻惑的な色と形状をしています.どうやってこのような形状が生まれたのか,まだよくわかっていないようです.何らかのショックフロントのようにも見えるのですが.

Ngc6543

X-ray/optical composite image of NGC 6543, the Cat's Eye Nebula (X-ray: NASA/UIUC/Y.Chu et al., Optical: NASA/HST).

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梅雨の晴れ間

先週は蒸し暑い日が多く,また日本の西側では梅雨前線が大きく北上して朝鮮半島中部にまで上って行ったので,もうこのまま西側から順次梅雨が明けるのではないかと思っていたのですが,さにあらず.今日は梅雨前線は日本の南海上にまで南下し,日本全体が比較的涼しい空気に包まれて梅雨の中休みとなりました.

しかし,今週後半は再び梅雨前線が北上してくるそうで,もう梅雨明けは時間の問題ではないかと思います.テレビの気象情報では小笠原気団がまだ弱いと言っていましたが,フィリピン東海上の雲量が減って日射量が増えれば,太平洋高気圧も強まっていくはずです.あー,暑い夏がやって来そうで気が滅入ります.

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2012/07/01

いよいよ7月

今日からいよいよ7月.当地ではこれまでのところ例年に比べると梅雨時の蒸し暑い思いは少な目.思いのほかオホーツク海高気圧からの冷たい北東気流が強く入り,涼しくて快適な日が多かったように思います.典型的だったのは昨日.抜けるような青空のもと,夏至直後の強烈な日差しが照りつけてはいたのですが,気温は低めでまるで真夏のパリのよう.おかげで,帽子にサングラスは必須だったのですが庭仕事ははかどりました.

Nonta_2012123m

しかし,今日の夕方からはしとしとと雨が降り出しました.気温と湿度の両方が高くなってきて,東アジアのモンスーン特有の空気が入ってきたことを実感します.これからが当地にとっては梅雨本番なのかもしれません.

今年の梅雨明けはいつごろかな?夏が厳しくなければよいのですが.

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