房総のむらを歩いてきました
昨日,お正月の二日はちょっと遠出をして,千葉県安食にある "房総のむら" を訪ねてきました.元々 "房総風土記の丘" という名前で博物館的展示があったのは成田空港に行く道すがら知っていたのですが,実際に行ってみるのは初めてでした.
行ってみてのうれしい驚きは,単なる博物館的展示だけではなく,往時の房総の村々の暮らしの一端を体験できるような工夫が随所に凝らされていることでした.ちょうどお正月の人出に合わせた各種イベントが行われており,様々な手仕事の体験教室や土地の食べ物の販売などもあって,園内は大勢の家族連れで賑わっていました.
園内は想像以上に広く,これは旧房総風土記の丘と房総のむらが統合されたからのようですが,往時の佐原の街並みを再現してあったり,房総各地の農家を再現してあったり,非常にまじめに,お金と手間をかけて展示物が作られていることに感心しました.
また建築物だけではなく,例えばお正月のしめ縄飾りも房総各地のものを再現してあったり,村の境界に張られていた結界の藁の飾り物,安産祈願の逆又(さかまた)など,かつては当たり前のものだったのが今はその存在すら忘れ去られようとしている風物なども各所に再現され,大変興味深く観覧することが出来ました.
フォトジェニックな建物や道具類が多いので,気候の良い時にじっくりと写真を撮りに来ようと思います.数多くの映画やテレビドラマのロケも行われているようで,まさにそのような景観美,映像美が作り出されている空間です.
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