Refsort/Rubyの手引きをアップデートしました
一か月ほど前に,辞書参照型ソーティングフィルタ Refsort/Ruby を v2.46 にアップデートしましたが,この版に準拠した Refsort/Ruby の使用の手引きを pLaTeX で書き直し,PDF ファイルにしてアップロードしました.
これまでは,使用の手引きはテキストエディタで書いたものをほぼそのままの形で添付させていたのですが,そのメンテナンスを行っているうちに,HTML や TeX で書き直すべきではないだろうかと悩んでいました.一時は HTML 版を作ったこともあるのですが,あまり表現力が無く,特にコンソール画面を紙面に表示して説明したいときに,等幅フォントの扱いが非常に難しくて私の知識ではどうにもうまく行かなかったため断念.それから数年たった今年,TeX Live が UTF-8 を扱えるようになったので,それを機に TeX で書き直す決心をしました.
私自身は TeX との付き合いは長く,現在の TeX の前身である TeX 78 の頃からのユーザーなので,年季だけは相当入れこんでいるのですが,現在のデファクト・スタンダードであるマクロパッケージ LaTeX はほとんど使ったことがなく,ましてやその日本語化版である pLaTeX は触ったことすらありませんでした.
しかし,サブマシンの Ubuntu 13.04 に最新の TeX LiVe 2013 をインストールしてどうにかこうにか動くようにシステムを整え,またコンソール画面を紙面に表示するための tabbing 環境や tabular 環境などを勉強し,ようやく一応の体裁を整えることが出来ました.
出来上がってみると,pLaTeX の jarticle 環境で51ページにもなる文書として仕上がりました.段落やページ区切りなどは全て TeX が高度に処理してくれるので何の心配もいらないのですが,やはりフォント,特に日本語フォントのバリエーションが不足するというのが実感です.それでも,全体としては非常に美しい仕上がりで,ワードプロセッサより一段レベルが上という感じがします.
この仕様の手引きは,Refsort/Ruby 本体のアーカイブファイルに同梱し,差し替え版としてアップロードされています.
| 固定リンク | 0
「自然」カテゴリの記事
- 暑い夕方の月(2024.09.06)
- IOC List v14.2 Released(2024.08.27)
- 田んぼの近況(2024.06.07)
- ジューンベリーも実った(2024.05.24)
- クワの実がなった(2024.05.23)
「IT関連情報」カテゴリの記事
- IOC List v14.2 Released(2024.08.27)
- Ruby を自力ビルドしてみた(2024.07.25)
- Excel上でPythonが使える(2024.07.15)
- WSL2 をインストールして使っています(2024.06.19)
- Windows 再インストール時に VMD でハマる(2024.04.13)
コメント