IOC List v3.5 和名追加版
オリジナル版の辞書ファイルをアップロードしたばかりですが,今回は集中して作業をしたおかげで短期間で和名追加版をアップすることが出来ました.今回の v3.4 から v3.5 への改訂でも,少なくない異動があったのですが,さほど遅れずに和名追加版を編集することが出来たのでほっとしています.
相変わらず,種の分割や合併,そして大規模な属レベルの移動が含まれています.今回ショックだったのは,ヤマガラの仲間がこれまで属していた "Poecile コガラ属 ("Kaup, 1829")" から "Sittiparus "Sélys-Longchamps, 1884"" へと異動したことです.しかもしばらく前までは "Parus シジュウカラ属 "Linnaeus, 1758"" だったことを考えるとやりきれないものが残りますね.もう年寄りはついていけなくなるような気がします.
また,和名に関していうと,新たな種に対しては当然和名が未定義なので,暫定的ながら泥縄で和名を創作しています.これは本当に冷や汗もので,あくまで "Recommended jname by TOT (v3.5)" としているのですが,名称創作のセンスが無いので,英名の逐語訳に近いものになることが多くなっています.もっとも,新しく分割された種は特定の地域に生息するものであることが多く,そのため英名もその地名を使っているため,和名もそのまま英名の逐語訳にならざるを得ないという事情があります.アマゾン南部の,Google Map で見ても出てこないような川の流域だけに住む種とか・・・
また,オリジナル版に収録されていないが日本鳥類目録 改訂第7版には収録されている亜種はできる限り追加して収録しました.このため,収録されている和名は亜種も含めて 11,159 種となりました.種の英名はオリジナル版と同じく 10,657 種です.亜種を含めた全体では 31,623 種という数になります.
| 固定リンク | 0
「自然」カテゴリの記事
- 暑い夕方の月(2024.09.06)
- IOC List v14.2 Released(2024.08.27)
- 田んぼの近況(2024.06.07)
- ジューンベリーも実った(2024.05.24)
- クワの実がなった(2024.05.23)
「IT関連情報」カテゴリの記事
- IOC List v14.2 Released(2024.08.27)
- Ruby を自力ビルドしてみた(2024.07.25)
- Excel上でPythonが使える(2024.07.15)
- WSL2 をインストールして使っています(2024.06.19)
- Windows 再インストール時に VMD でハマる(2024.04.13)
コメント