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2013年12月

2013/12/31

年末寒波

この冬は年末になってから猛烈に強い低気圧が千島列島付近で発達し,その影響で日本海側は吹雪が何日も続きました.最も強い時では中心気圧が 950 hPa 程度にまで下がったようですから,中心近くに位置した千島の島々はさぞ強い嵐に見舞われたことでしょう.

Aroundhome_dec2013020m

当地,関東地方は雪とは無縁で,冬型が強まると雲一つなく能天気に晴れるのですが,それでも朝の冷え込みは厳しくなってきます.特に西風が収まった翌朝くらいが最も強い冷え込みになります.私の自宅でもここ二日ばかりは毎朝マイナス5度程度まで気温が下がりました.

Aroundhome_dec2013011m

自宅前の空き地に生えている植物たちも,葉の上に大粒の氷の結晶をびっしりと乗せながらも寒さに耐えて冬を越そうとしています.

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2013/12/28

祝!Ruby 2.1.0 リリース

毎年恒例となっていますが,ことしもクリスマス当日の夜も押し詰まって日本時間では実は26日になってから,プログラミング言語 Ruby の最新系列である 2.1.0 がリリースされました.今回のリリースの目玉は,ガベージ・コレクタの刷新という,その道のプロやこのようなインタープリタ言語を実装する人たち以外にはあまり関係のない内容なのですが,これが実はインタープリタ言語の基本性能に深く影響するため,とにかく歓迎しておきたいと思います.

早速 Ubuntu 13.10 Saucy Salamander x86_64 上でソースファイルからビルドしてみましたが,わたし自身が作った Ruby スクリプトを走らせてみると 2.0.0 系列に比べて実行速度が10%程度上がっています.これは非常にうれしいですね.使いでのある系列になったと思います.

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新しいカメラの試し撮り

年も押し詰まってからメインのカメラを買い換えました.PENTAX K-3 です.このカメラで PENTAX の一眼レフを買うのは5台目です.先代の K-5 を買ったときには,もうこれで打ち止めかなぁと思っていたのですが,間もなく K-5 IIs が出て非常な人気となったのを見て,これはまだまだ進化の途中なんだなと思い直しました.K-5 IIs はスキップして買わなかったので,今年11月に K-3 が出ると直ちに安値のモニタを始め,初期の底値と言えるような価格で買うことができました.

私が PENTAX の一眼レフに毎回期待しているのはオートフォーカスの精度です.毎回期待しているというのは,要するにそこが不満だということです.だいぶ老眼が進んでマニュアルでのフォーカシングが難しくなってきたこともあり,フォーカシングはぜひカメラの知能に任せたいところですが,PENTAX のオートフォーカスは NIKON や CANON に比べるとどうしても今一つのところがあって,それが長年の不満でした.今回の K-3 は AF ユニットが全く新しくなり,測距点の数が増え,またかなり暗くても測距ができるというのが売りの一つ.ここに期待したのです.

Misc_2013001m
カメラが到着して初めての休日となる本日,猫を被写体に試し撮りをしてみます.肝心のオートフォーカスは・・・うーん,K-5 よりはましかなぁという程度で,劇的な進化があったという実感はありません.コントラストの強い被写体で暗い部分にフォーカスさせてみると,あまり精度が良くありません.やはりこういう場合にはマニュアルでの追い込みが必要なことを実感.

Nonta_2013137m

一方,意外な発見がありました.わが家の猫は背側が黒っぽく腹側が白い模様をしているので,露出が大変難しい被写体です.直射日光が当たっていると,これまでのどんなカメラも白トビや黒ツブレの少なくとも片方は免れなかったのですが,この K3 は違いました.レタッチしている時に確認したのですが,白トビも黒ツブレもギリギリのところで回避するように露出をコントロールしています.これは見事!意外さとあまりの見事さに感激してしまいました.これは新しい多画素の RGB 測光センサーのおかげなのかなぁ?

Nonta_2013143m

もう一つ気が付いたことは,撮って出しの JPEG のピクセル密度の設定が,350 dpi ではなく 300 dpi になっていること.わたしもどちらが標準なのかは知らないのですが,印刷業界では写真のピクセル密度は 350 dpi が標準のはず.一方,家庭用のインクジェットプリンタは 300 dpi のほうが相性がいい.このあたりの考え方を知りたいと思いました..

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2013/12/22

3年ぶりのマンハッタン

先週前半に約3年ぶり(*1 *2 *3)で冬のマンハッタンを訪れました.前回訪問した時には,大雪に見舞われ,空港が閉鎖されて一日余分に滞在を余儀なくされ,そのおかげで博物館に入り浸ることが出来たのですが,今回雪は降ったものの,交通機関の乱れはなく,予定通りに行って帰ってきました.

午後早目に到着して,車ですぐにホテルに向かったのですが,夕暮れまでにはまだ時間があるので,ミッドタウンの東側を中心に歩き回りました.ただし,前日から当日朝まで雪が降ったようで路上には雪が残っており,気温も摂氏0度近くなので,あまり長時間歩きまわることはできず,夕暮れ時で切り上げてホテルの自室に戻りました.

Newyork_dec2013009m

時あたかもクリスマスセールの真っただ中だったのですが,日本に比べると人出の集中度は少なく,ミッドタウンの高級店の中もさほど多くの人は見られず,ほどほどの景気の良さという感じでした.

Newyork_dec2013018m

Newyork_dec2013028m

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ミッドタウンを歩き回って改めて感じたのは,ランドマークとしてのクライスラービルの存在感の大きさです.どこに行ってもまずこの華麗なビルがスカイラインの最上位を占め,ミッドタウンの盟主としての輝きを誇っています.勢い,写真を撮る場合にもこのビルをどう構図に入れるのかを考えざるを得なくなります.そういう意味で,何度でも訪れて挑戦しなければいけない被写体であることを改めて実感させられました.

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2013/12/21

Delta航空のSafety Presentation

Delta航空は世界でも最大級の航空会社ですが,もともといくつかの航空会社が合併して出来上がった巨大会社なので,米国内にたくさんのハブ空港があります.私は仕事でその中のいくつかに出かける機会が多かったので,2-3年前は頻繁に利用していました.そのころから気が付いていたのですが,離陸前のSafety Presentationのビデオが非常にジョークが効いていて面白いのです.

今週,約2年ぶりにDelta航空を利用してアメリカまで往復してきたのですが,このSafety Presentationはさらに磨きがかかってジョーク満載の作品に仕上がっていました.実際には路線や時期によって多くのバージョンがあるようなのですが,私が見たものに非常に近いものをYouTubeで見つけましたので,下に張り付けておきます.

私が傑作だと思ったのは,ロボットが自分で自分の電源を切るところと,緊急時の補助が義務付けられたドア前の座席に三つ子が揃うところかな?日本の航空会社はいずれもお堅いか,当局の指導を恐れてお堅いふりをしているので,このようなビデオを見ることはできませんが,海外の,とくにブティック系と呼ばれる航空会社のビデオはなかなか面白いものがあります.例えばこれ.

今回の機体は昔ながらのB747-400だったのですが,キャビンは新しくなっていて,全席にパナソニックのタッチパネル式液晶ディスプレイが備えられており,オンデマンド・エンターテイメント・システムにより非常に多くの映画を選んでみることが出来ます.またこのタッチパネルが照明灯のスイッチやキャビン・アテンダントを呼ぶためのボタンも兼ねているのですが,これはさすがに独立したもののほうが使いやすいと感じました.

最新式のB787にも何度か乗りましたが,私はB777くらいの機体が最も自分に合っているような気がします.長時間を過ごす空間なので,単にハイテク満載がいいというわけでもありません.

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