新しいカメラの試し撮り
年も押し詰まってからメインのカメラを買い換えました.PENTAX K-3 です.このカメラで PENTAX の一眼レフを買うのは5台目です.先代の K-5 を買ったときには,もうこれで打ち止めかなぁと思っていたのですが,間もなく K-5 IIs が出て非常な人気となったのを見て,これはまだまだ進化の途中なんだなと思い直しました.K-5 IIs はスキップして買わなかったので,今年11月に K-3 が出ると直ちに安値のモニタを始め,初期の底値と言えるような価格で買うことができました.
私が PENTAX の一眼レフに毎回期待しているのはオートフォーカスの精度です.毎回期待しているというのは,要するにそこが不満だということです.だいぶ老眼が進んでマニュアルでのフォーカシングが難しくなってきたこともあり,フォーカシングはぜひカメラの知能に任せたいところですが,PENTAX のオートフォーカスは NIKON や CANON に比べるとどうしても今一つのところがあって,それが長年の不満でした.今回の K-3 は AF ユニットが全く新しくなり,測距点の数が増え,またかなり暗くても測距ができるというのが売りの一つ.ここに期待したのです.
カメラが到着して初めての休日となる本日,猫を被写体に試し撮りをしてみます.肝心のオートフォーカスは・・・うーん,K-5 よりはましかなぁという程度で,劇的な進化があったという実感はありません.コントラストの強い被写体で暗い部分にフォーカスさせてみると,あまり精度が良くありません.やはりこういう場合にはマニュアルでの追い込みが必要なことを実感.
一方,意外な発見がありました.わが家の猫は背側が黒っぽく腹側が白い模様をしているので,露出が大変難しい被写体です.直射日光が当たっていると,これまでのどんなカメラも白トビや黒ツブレの少なくとも片方は免れなかったのですが,この K3 は違いました.レタッチしている時に確認したのですが,白トビも黒ツブレもギリギリのところで回避するように露出をコントロールしています.これは見事!意外さとあまりの見事さに感激してしまいました.これは新しい多画素の RGB 測光センサーのおかげなのかなぁ?
もう一つ気が付いたことは,撮って出しの JPEG のピクセル密度の設定が,350 dpi ではなく 300 dpi になっていること.わたしもどちらが標準なのかは知らないのですが,印刷業界では写真のピクセル密度は 350 dpi が標準のはず.一方,家庭用のインクジェットプリンタは 300 dpi のほうが相性がいい.このあたりの考え方を知りたいと思いました..
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