真冬の林に美を探す(木肌編)
今年のお正月は風は強いものの暖かだったので,日差しに誘われて近所の自然公園の中をお散歩してきました.新調したばかりのカメラの試し撮りも兼ねています.
この公園には落葉樹あり常緑樹あり,針葉樹あり広葉樹ありなので,非常に多様な植生と林の様相を見ることが出来ますが,今は落葉が完了して冬芽もまだまだ膨らんでいない状態.従って頭上を見上げてもあまり賑やかではなく,葉の落ちた枝が白く輝いているのが目立って見える程度.一方青々とした葉を付けている照葉樹も多く,そのコントラストが大変面白く感じられます.
今回特に意識して写真を撮ったのは大きな木の樹皮.最も美しいと思ったのはスズカケノキ,正確にはモミジバスズカケノキの木肌です.古い樹皮がまだらに剥げて落ちていくのですが,枯れた部分の茶色と,まだ生きている緑の部分とのモザイク模様が非常に美しい.またこの木の梢の部分は大変白く見えるので,高木であることも手伝って冬の林の中では大変目立ちます.
一方こちらは常緑のシイの木の仲間やコナラやクヌギの仲間の樹皮.表面に地衣類や着生植物が付いていて真冬にもかかわらず緑の木肌が見られます.中には青々としたツタに覆われている木もあって実に様々.林の中の生態系の複雑さの一端を覗き見る思いです.
色々撮って帰宅して改めて写真を見てみたのですが,今回使用したレンズ,以前から使っていたズームレンズなのですが,こんなに良く撮れていたかなぁ?ひょっとして途中でマイナーチェンジして良くなったのか,それともボディが進化したのか,はたまたレンズと撮像素子と画像処理の組み合わせが絶妙なのか,とにかく中級のお手頃価格のレンズにも関わらず良く撮れます.これは良い買い物をしたかも!とほくそ笑んでいる次第です.
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