王宮とその城下町の迷路めぐり
昨日ポストした記事の続きです.まず目指したのは最大の観光スポットである王宮.この国は王国なので,今でも王室が存在します.立派な王宮もあります.
しかし本当に面白いのは,王宮の周囲に発達したいわゆる城下町である旧市街.これが迷路のようになっていて,狭い路地の宝庫.路地マニアとしてはまさに千載一遇のチャンスとばかりに写真を撮りまくりました.魅力的な路地,透明度の高い真っ青な空に強い光,そしてその光の照り返しに照らされる路地の建物の外壁,かつてはガス燈だったであろう街燈,これらのものが組み合わさって,独特の雰囲気を醸し出します.いやー,たまりませんなぁ!ちなみに,Wikipedia日本語版の "路地" の項に出ている路地の写真は,まさにこの街の路地です.
構図を決めるのが最も重要なのは言うまでもありませんが,これらの路地を撮る際のポイントは露出補正.路地は暗いので,カメラの自動露出に任せてしまうと,暗い路地に自動的に露出が合わされてしまい,目で見た時の印象とは異なり随分と明るい路地になってしまいます.また建物の上部には直射日光が当たり,また必ず空があるので,それらはシロ飛びしてしまいます.これらのことを避けるために,大胆な露出補正をかける必要があります.今回はだいたい -1 EV から -2 EV の間で露出補正をかけながら撮影していきました.
そうすることによって,目で見た印象に近い暗めの路地を画像上に再現することができます.ただし,どの補正値が適正かは試行錯誤によって決めなければならず,そのために補正値を変えて何枚か撮っておくという保険をかけておく必要があり,おのずとショット数が増えてしまいますし,撮影後にそれらのショットから最適なものを選ぶという作業が必要になります.しかし,その選ぶ作業の中で,どの補正値が最適だったか学習することができますので,無駄なショットというものはありません.
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