A350 XWBを目撃しました
11月20日(木),羽田空港に行ったおり,搭乗ゲートからふと外を見ると,何やら見慣れない機体が駐機しています.おぅ!あれは前日日本に飛来したエアバスの最新型 A350-900 XWB ではありませんか.ガラス越しではありますが,撮った写真が以下のものです.胴体にでかでかと XWB (eXtra Wide Body) と書かれているのが目立ちます.
デモフライトのために世界中を飛び回っているらしいのですが,ちょうどこの時,デモフライトのための離陸準備中でした.しばらくするとタクシーされて滑走路のほうへ消えていきました.
B787 対抗機種ということですが,私の見るところ目玉は低騒音のエンジン.全日空向けの B787 のエンジンは Rolls Royce の新型 Trent 1000 なのですが,これに対して A350-900 XWB に搭載されているのは Trent XWB-84 という機種のはず.試乗後のインタビューで元パイロットで現在は評論家の某氏が “こんな静かなエンジンは初めて„ と語っていたのがとても印象的でした.
B777-300ER や B787 に乗ってみるとわかるのですが,キャビンはさほど静かではありません.また軽量のボディのせいか,エンジンや各種機構が発する振動や騒音がキャビンによく伝わってきます.特に B787 ではこの傾向が強く,フラップの出し入れ時のモータ駆動の振動と音は大変耳障りです.このように航空機の NVH (Noise Vibration Harshness) の課題は山積しており,乗用車に比べると工学的な認識もまだまだこれからという感じがします.従来は空港周辺の騒音をいかに減らすかが航空機エンジン開発の一つの課題だったのですが,これからはキャビンの NVH についても開発が進むことを期待したいと思います.
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